超時空要塞マクロス #29 ロンリー・ソング

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ミンメイちゃんとカイフン(マネージャーというより・・・)は各都市を巡業してまわって生計をたてていましたが、さすがにその人気にかげりが見えはじめていました。カイフンは、現実を受け入れられず、集客・収益が思いどおりに得られない原因を軍隊や軍人に転嫁するばかりです。イライラする感情を抑えきれずアルコールに頼るばかりの彼にミンメイちゃんもしだいに心が離れていくのでした。同時にみずからの歌う意味や目的に悩む彼女は、たびたび一条君のことを思いだすのでした。そして思い悩んだ末、ミンメイちゃんは一夜だけマクロス・シティの「娘娘」を訪れるのでした。

現状に不満を抱いているのはカイフンのような輩だけではありません。「闘い」を忘れられないゼントラーディ人たちも同様です。そのの数は日ましに増えつづけていました。雪と氷に囲まれた地に埋もれ、一見放棄されたかのように見える戦艦のなかに潜伏していたカムジンは部下たちに号令をかけ、地球人との生活を放棄した同胞を呼び集めていました。

ミンメイちゃんが帰省した翌早朝、ジョギングをかねてマクロス・シティの見まわりをしていた輝は、同様に街の不穏な空気を心配して散歩していた早瀬少佐と出会います。そんな二人を街の散策に出ていたミンメイちゃんが目撃してしまいます。親しげに連れだって歩く二人の姿に、彼女はその場をから走りさる。ミンメイちゃんに気づいた一条君は彼女のあとを追いますが、街路の角で行方を見失うのでした。

ちょうどそのとき街から出ていこうとするゼントラーディ人2名が騒ぎを起こし、デストロイド隊が出動。輝はゼントラーディ人に話しあおうと呼びかけるとともに、デストロイド隊にたいしては身をはって発砲を制止します。しかし闘いを欲するゼントラーディ人と一条君は妥協点を見いだすことはありませんでした。

エキセドルを中心とした研究チームは、地球人とゼントラーディ人がプロトカルチャーの子孫であることにまちがいないと結論づけた。両者が共有する特徴である「好戦性」は、地球人の戦闘種族化する可能性を示すものでした。この事実に憂慮しながらも、グローバル総司令はいつまた外敵の脅威にさらされるかもしれない地球の防衛強化のためゼントラーディ軍の自動宇宙船製造工場衛星を奪取計画承認し、早瀬少佐と一条君らを招集するのでした。

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