地球統合軍首脳部を和平交渉に向かわせるため、早瀬大尉は連絡シャトルでアラスカにむけて発進します。それを見越していたのか、カムジン率いる戦闘ポッド部隊60機が襲撃します。マックス麾下の護衛中隊が応戦しますが多勢に無勢、連絡シャトルに危険が迫る。
ここで投入されたのがファースト・パック付バルキリー(スーパー・バルキリー)。そして、定番となったミサイルの乱舞が描かれます。
スーパー・バルキリーのパイロットは一条中尉。彼の活躍で、カムジン部隊は排除されます。シャトルが大気圏に突入するまでのみじかいひと時、早瀬大尉と一条中尉は通信機をつうじて言葉を交わすのですが、任務と感情の間の何とも切ない会話です。
そして大気圏突入を前に、一条中尉は発行信号で、説得の成功とマクロスへの無事帰艦を祈る旨、早瀬大尉に伝えます。涙ぐむ大尉。本話の早瀬大尉は、いつもより美しく描かれているきがします。
彼女がもたらした資料によって、地球人とゼントラーディ人がほとんど同一種族であることが確認され、早瀬提督はじめ地球統合軍首脳部は和平をすすめる方向に傾いたかにみえました。
しかし首脳部の考えるシナリオはグランド・キャノン(マクロスの主砲の拡大版)でゼントラーディ軍に打撃を与え、優位な状態で交渉につくことでした。これを知った彼女は愕然とします。
一方、一条中尉の方といえば早瀬大尉が地球に降りてから元気がありません。見かねたマックスは気晴らしに一条中尉をゲーム・センターへ誘います。そこで賞金稼ぎをしていたミリアに出会ったマックスは、対戦型ゲームで勝負をします。
宿敵と目していた相手に再度の敗北を喫し呆然とするミリア。彼女が立ち去ろうとする間際、手を掴みデートの約束を取り付けたマックス。
好みの女性とデートの約束を取り付けて浮かれるマックスとは対照的に、一条中尉は、テレビの芸能ニュースが告げたカイフンの「ミンメイとの結婚を前提として接している」発言と、ミンメイの「(一条君は)たんなるお友だち」発言に打ちのめされるのでした。
本話で早瀬大尉の乗るシャトルは被弾しますが、大気圏に突入・着陸します。多少の損傷を受けても帰還できるような技術が実現したら、宇宙旅行がより安全になりますね。
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