ミキシングエルボの熱流体解析

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数少ないOpenFOAMの参考書。今回は、この本の記述に沿って解析(練習)を行いました。

解析に使用するデータは26ページのURLからzip形式のものをダウンロードしました。
その中で、of2306のフォルダにあるmixing_elbowをcopyして使用しました。

流速のコンター。本のとおりに作業すれば問題なく結果を見ることができました。

次に、参考書の付録Dに書いてある方法を参考に、salomeでSTLファイルを作成して解析してみました。

エルボの3Dをgeometry機能で作成しました。
これをexplosionでfaceに分解します。

流体の入り口と出口の面をそれぞれ名前を付けてSTL形式で出力します。
各ファイルの先頭行の”solid”を”solid 領域名”に修正します。
例 out.stlなら”solid”→”solid out”

他の部分も同様に出力しました。(4つのファイル)

ばらばらのファイルを合体させます。

$cat out.stl in1.stl in2.stl Face_4.stl Face_5.stl Face_7.stl Face_8.stl > mixing_elbow-mm.stl

そして単位系をmmからmに変換します。

surfaceConvert -scale 0.001 mixing_elbow-mm.stl mixing_elbow.stl

このあと、mixing_elbow.stl内のブロック名”solid solid”を”solid side”に変更しました。(これを忘れて、solverで解析時にエラーとなってしまいました。)

後は参考書に記載されている手順のとおりに進みます。

残差のグラフ。

流速の結果です。左がダウンロードしたSTLを使った計算結果、右はsalome製STLを使った結果です。

オリジナルのSTLを使用
salome製STLを使用

同じかんじになりました。salomeのファイルは次のとおりです。

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