salome_meca2021はSingularityのsifファイルとなっています。ですから、singularityのインストールが主な作業になります。Singularityのbuildに必要なGoの導入とSingularityのbuildです。
>sudo apt-get update
続いて、必要なものをインストールします。
>sudo apt-get install -y build-essential libseccomp-dev pkg-config squashfs-tools cryptsetup
他に２つ追加しました。
>sudo apt install curl >sudo apt install git
Goの使用に必要なパスを設定します。
>echo 'export GOPATH=${HOME}/go' >> ~/.bashrc
>echo 'export PATH=/usr/local/go/bin:${PATH}:${GOPATH}/bin' >> ~/.bashrc
>source ~/.bashrc
Goをダウンロードして展開します。
>cd $HOME >wget https://golang.org/dl/go1.15.5.linux-amd64.tar.gz >tar -C ./ -xzf go1.15.5.linux-amd64.tar.gz
Goのversionを確認してみます。
>go version
結果は次のようになりました。
go version go1.15.5 linux/amd64
golangci-lintが必要なのでダウンロードします。
>curl -sSfL https://raw.githubusercontent.com/golangci/golangci-lint/master/install.sh | sh -s -- -b $(go env GOPATH)/bin v1.32.2
Singularityのソースをダウンロードします。
>mkdir $HOME/dev && cd $HOME/dev >sudo apt install git >git clone https://github.com/sylabs/singularity.git && cd singularity
Gitを使ってSingularityのversionを確認します。
>git checkout v3.7.0
ようやくSingularityのbuildです。
>./mconfig >cd ./builddir >make >sudo make install
完了したら、確認です。
>singularity version 3.7.0
次に、salome_mecaのsifファイルをダウンロードします。Code asterのダウンロードページからでもよいですが、新しいものは、https://www.code-aster.org/FICHIERS/singularity/にあります。
sifファイルは＄HOMEに置いて、次のように起動します。
>singularity run --app install salome_meca-lgpl-2021.0.0-0-20210601-scibian-9.sif ./salome_meca-lgpl-2021.0.0-0-20210601-scibian-9
断面特性の計算を試してみました。
OKでした。
Code Asterの仕様は次のようになっていました。
以上です。手順は多いように感じますが、作業はさくさく進みました。
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