薄板筒の線形座屈解析 COQUE_3Dの場合

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前回は1次要素(DKT要素)を使いました。今回は高次要素(COQUE_3D)で解析を行いました。

Code_Asterの説明書U3.12.03によると次のようになります。

頂点と辺の中間の節点(〇印)では6自由度、要素中央(十文字)の節点は回転の3自由度を持っています。

高次要素を使ったmeshの作成は簡単。
Salomeで1次要素のmeshを作成したのち、
Convert to from/quadratic を選択して
Convert to bi-quadraticを選んでApplyすれば完了です。

解析結果は次の様になります。

なんか、コンターがおろし金のように見えませんか?
他の節点と比べて自由度が少ない要素中央の節点の表示が上手く行かないようです。

そこで、結果表示用に1次要素のmeshを作成し、そこに結果を投影します。commファイルに次のコマンドを追加しました。

読み込んだmeshデータmeshinitから、1次要素のmeshであるmeshlinを作成します。

meshlin=CREA_MAILLAGE(MAILLAGE=meshinit,
QUAD_LINE=_F(GROUP_MA=('t50','lower','upper',),),);

解析終了後、結果をmeshlinに投影する部分です。結果はbucklinに収納されます。

bucklin=PROJ_CHAMP(RESULTAT=buckle,MAILLAGE_1=meshinit,MAILLAGE_2=meshlin)

投影した結果です。

要素中央の節点の表示がなくなり、滑らかなコンター図となりました。

サイズの都合で結果ファイルは入っていません。皆さんで計算してみてください。

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