いまさら聖戦士ダンバイン 第1話 聖戦士たち

オーラロードが開かれた。光に包まれたショウ・ザマが見る世界、バイストン・ウェル。オーラバトラーが飛び、舞い、走り、戦士たちの生か死か、それは知らない。ただ、剣を抜く。新番組「聖戦士ダンバイン」、オーラの光が君を呼ぶ。

番組 予告より

才能と資本の2つを持っていると羨望と嫉妬の視線を浴びることになるのは世の常です。モトクロスの世界に入ったばかりの少年、座間祥(ショウ・ザマ)も、仲間からの嫌がらせに辟易していました。

恵まれている者がやっかまれるのは世の常。

その日も嫌がらせは、ショウの帰宅途中で起きました。スポーツカーと車輛輸送の大型トラックで前後を挟んでの進路妨害でした。脅しをかければレースから手を引くと考えたのだろうが、それはショウを見くびっていました。

スポーツカーの上を飛び越そうと車間距離とスピードを調整し、バイクをジャンプさせた瞬間―ショウは虚空に消えたのでした。

ショウは事故ったのかと思ったが、それはオーラロード、地上の世界とバイストン・ウェルをつなぐ唯一の道を通過していたのでした。落下の感覚が消失したとき、ショウは見慣れぬ風体の人々に囲まれていました。そこはバイストン・ウェルの地方領主、ドレイク・ルフトの屋敷でした。ショウは、野心を抱いて禁忌を破るドレイクがシルキーを使ってトッド・ギネス、トカマク・ロブスキーtろ共に召還されたのでした。

ショウたちの召還の鍵、シルキー。

声のする方を振り返ると、髪の長い長身の男が立っていた。周囲にも同じような屈強そうな男たちが居並び、鎧のようなものを付けている。鎧・・・?腰には分厚い剣、手には槍まで持っている。どこだここは?
「ようこそバイストン・ウェルへ、地上の方・・・」 男は唐突にそう言った。

男(バーン)の指示に逆らうショウ。空手の技量に自信があったものの、バーンの正拳突きで倒されてしまいました。

ショウがバイストン・ウェルに召喚された翌日、地上人たちはドレイクの居城から離れた屋敷へと連れて行かれた。彼らは一様に機械の操縦に長けていた。ショウはバイクを乗りこなし、トッドとトカマクは軍属であった。そこで彼らは、オーラバトラーと呼ばれる、人型の巨大ロボットと対面する。

その日の夜は、ドレイクの居城で宴会が催されました。そこでドレイクは語り掛けます。バイストン・ウェルは、海と大地の狭間にある世界であり、人の魂の安息の世界。だが、ここ100年ほどは争いが絶えず世界=バイストン・ウェルは乱れている、と。

彼は自らが世界を治めるとしていたのでした。

そしてアトラクションとして、オーラバトラーと強獣の闘いが行われ、オーラバトラーの威力が誇示されたのでした。

バーンが操るドラムロは、軽快な動きで強獣を倒します。

しかし宴はドレイクと領土を接するギブン家の嫡男、ニー・ギブンの乱入で混乱の場と変わります。一撃を加えニー達はドレイクの居城を離脱していきました。

さらに、寝ている所をチャムに襲われたショウ。

翌日、ショウたち3人は、ショットの命令でオーラバトラー・ダンバインに乗ることに。

パイロットスーツ?姿の3人。

ダンバイン3機でいきなり実戦です。

そして、昨晩のお返しとばかりにがラリア率いるドロ編隊とともにギブン領に侵攻します。が、その攻撃をニー達は待伏せていました。モーターグライダーの攻撃でトカマクは墜落。

ショウは相手のオーラバトラー、ダーナ・オシーと空中で格闘になりました。

地上に降り、ダーナ・オシーと対峙するショウのダンバイン。

その最中、ダーナ・オシーのパイロット、マーベル・フローズンは、聖戦士として利用されていると告げ、ドレイクに加担しないように忠告するのでした。

「善悪の見境もなしにドレイクに手を貸すバカな男」

ショウは、混乱を隠せなかった。

帰還後、バーンはショウの奮闘を讃え「若き地上人、期待する」と労った。

しかし、マーベルの言葉が気になるショウは、彼女の言葉の反芻しながら呟くのでした。
「一体・・・ここは、どこなんだ?」

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いまさら太陽の牙 ダグラム 第75話 燃えつきたあとに

大いなる巌のような人は笑顔を残して 海のような豊かな人は志を託して 炎のように熱き人は叫びを残して 昨日までの時代を動かした人たちは去っていった
いま立ち止まり 静かに そして熱く振り返る時

第74話予告より

ラコックの命で出動した第6軍は圧倒的な火力をもって反動分子を抹殺せんとします。対して「太陽の牙」たちはサマリン博士の死を無駄に終わらせないため、生き延びるために戦いを挑みます。

同じようにカーディナルでも、新政府が生き残るための戦いが幕を開けていました。ラコックがデロイアに断りもなく軍を動かしたことに対し、カルメルはこちらもそれ相応の対抗処置、つまり実力による連邦軍の排除を行わざるを得ないと告げる。だが新政府指導部を侮るラコックは「お好きなように」と慇懃無礼に返答するのでした。

「実力による排除」を行った場合、一歩間違えば地球との全面戦争になりかねません。だがもはや事態は「太陽の牙」の処遇の問題ではなく、デロイアの主権を賭けた政治闘争となっていました。

ここに至り、ようやくカルメルもサマリン博士の「目先のまやかしの和平に目が眩み、どれだけ過去の歴史の中で真の独立が失われていったか。君たち後悔するぞ」という忠告を理解します。そしてこれまでの妥協的姿勢を捨てさり、万が一の覚悟のもとに治安軍出動を命じるのでした。

力がなければ対等な立場に立てないことを理解したカルメル。
主権を貫くため、連邦軍の行動を掣肘するため、行動を起こします。

増援が加わった連邦軍の攻撃は、より一層に苛烈さを増していった。もはや弾薬も底を尽き逃げ場もなく、「太陽の牙」たちに終焉の時が来ようとしていました。だがそこに治安軍が登場し、連邦軍に撤退を要求します。だが連邦軍も弁務官であるラコックの命令で出張ってきた以上、おいそれと退くことはできません。

両軍はクリンたちの潜む岩場を挟み、一触即発の睨み合いになる。しかしこの状態も長くは続かなかった。カルメルとの会見に向かう途中、ラコックが議事堂の正面玄関前でデスタンに射殺されたのでした。

何らかの役職を求めるデスタン

それを「寄生虫め!」と邪見にあしらうラコック。
ここで感情を抑えられなかったことが悲劇に繋がります。

ラコックは逆上したデスタンの銃撃を受け、亡き人になりました。上り詰めようとした階段を頭から滑り落ちていく・・・。

警備の兵士に身柄を拘束されるデスタン。最後は歴史に名を残すような事を成し遂げたのでした。

情勢の変化を受けた連邦軍は撤退し、J・ロックもバックスとともに何処かへと去っていきました。

サマリン博士と部下を弔うといって、バックスと共にJ・ロックは去っていきました。

「終わったな」「くそったれ」と自分たちの牙(武器)を手放していく「太陽の牙」のメンバーたち。

「このダグラムは僕の全部だ!僕の身体で、僕の牙で、僕の心で、一緒に泣いて、一緒に走って、一緒に歩いてきた!デロイアでの、僕のすべてなんだ!!」 と叫ぶクリン。

そしてダグラムに乗り、皆から離れた場所で自らの手で処分するのでした。

「太陽の牙」はこれまで一緒に戦ってきたダグラムやEガンを野火にふすことで自らの牙の落とし前とし、その戦いを終えた。

デイジーは孤児院のために、ラルターフは新政府の行方を見守るためにデロイアに残った。クリンは「半年経ったら戻ってくる」という言葉と共に、地球のフィナの元へ一時揮帰郷した。

物語が始まった頃の「良家のお嬢さん」とは違い、 自分の進むべき道を見出したデイジー。

「もう、どこにも行かないでおくれ」と言う母に抱かれながら、クリンは亡き父の「自分の信じる道を、まっしぐらに生きろ」という言葉を思い返していました。

鉄の腕は萎え、鉄の脚は力を失い、埋もれた砲は二度と火を噴くことはない。狼も死んだ、獅子も死んだ。だが砂漠の太陽に晒されながら巨人は確信していた。若者は今日も生き、若者は今日も走っていると。巨人は、若者の声と聞いた。吹き渡る砂漠の風の中に。確かに、聞いた・・・。

第75話より

高橋監督は「ダグラムは続編が可能な作品だ」という主旨の言葉を発していたとかいないとか。できることならこの独立戦争の結末とその後を見てみたいfですね。

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いまさら太陽の牙 ダグラム 第74話 大いなる説得

現実というものが こんなにも味気ないものか 時には絶望という情念の落差が 方向性を持たぬ疾走と生む 暴走 止めなければならぬ 命をかけても それが残された我が使命

第73話 予告より

ロッキーたち造反組の行動は和平交渉を危うくするものだとして、人民政府側治安軍の攻撃は苛烈を極めました。「太陽の牙」とJ・ロック隊は必死の抵抗を続けていましたが衆寡敵せず、包囲の輪は閉ざされ、徐々に押されていきます。

その様子を沈痛な面持ちで見ていたサマリン博士は、最年少のビリーが負傷するに至りました。

若者たちの助命をカルメルに請うことを決意したサマリン博士は、J・ロックとともに戦場を離脱し、カルメルの下を目指します。

しかし、その行動は高くつくことに・・・。

しかし何も知らないロッキーたちはふたりが命惜しさに逃げ出したと思い、大人という存在への不信感を抱きます。

特にジョルジュは不満たらたら。 サマリン博士とJ・ロックが逃げ出したと非難します。そこに、ふたりの真意を知るバックスが殴り叱りつけます。
「あめえたちがこんなに腑抜けだとは思わなかったぜ。博士たち大人がいねぇとなにもできねぇかい?ぐだぐだいっちょめぇに叫きやがって。おまえたちには愛想が尽きたぜ。いいか、男ひとたび心から信ずるものがあったら、最後の最後までなぜ信じようとしねぇんだ!!」

身が引き締まる台詞です。仕事上で結果がでないとき、不安にかられて不満を垂れ流す輩がいますが、そんな時にはバックスのおっさんの台詞を投げつけたくなります。

議事堂へ辿り着いたサマリンは脱出時に負った傷の手当さえ厭い、カルメルへ攻撃を中止してほしいと懇願します。最初は言下に却下したものの、自分の気持ちを押さえてのサマリンの願いにカルメルは攻撃中止させました。

しかし、ここはカルメルがサマリン博士の説得を受け入れた訳ではなく、サマリン博士に貸しをつくることで、今後の政権運営を有利に運ぶためのものでした。ここでもこの作品の奥深さが描かれています。

カルメルの指示は実行され、ロッキーたち「太陽の牙」やJ・ロック隊は全滅を免れます。しかし、バックスの「博士が戻ってくるまで待て」との言葉を振り切り、「太陽の牙」だけで戦場から離脱してしまうのでした。

その頃カーディナルでは、サマリンからの要請で攻撃を中止させたことを知ったラコックが、いったい政府の代表は誰なのか!?とカルメルを詰問していました。ラコックは彼の計画を破壊しかねない「太陽の牙」を一刻も早く始末したかったのでした。

カルメルは、事はデロイア内部の問題であり、国家の主権を侵す内政干渉は謹んでほしいとはね退けますが、ラコックは主権云々は管理能力を持ってから言って欲しいと嫌味をぶつけ、第6軍に出撃命令を下すのでした。

一方、砂漠の岩場に逃げ込んだロッキーたちを追いかけて、サマリン博士がやって来ました。

頑なな態度を崩さなかった彼らも、サマリン博士が危険を押してカルメルと話をつけたからこそ敵の攻撃が止んだと知るが、すでにサマリンの体力は限界に達していました。

最後の気力を振り絞り、死に急ぐ若者たちを諭すサマリン博士。

そして未来を担うことの大切さを説き、静かにその目と閉じるのでした。

サマリン博士の真意を知り、自分たちの行動を省みて涙するロッキーたち。

しかし、サマリンの死に涙する太陽の牙たちには、連邦軍の制圧部隊が迫りつつあるのでした・・・。

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いまさら太陽の牙 ダグラム 第73話 沈黙する指導者

大樹のような人だった 熱く未来(あす)を語る人だった だがその人の瞳は暗く その唇は黙然として 閉ざされたままだ 若者たちは戸惑う 何がどうなったのだ? 若者たちの声が砂漠に吸いこまれる

第72話 予告より

サマリン博士を造反組に奪取されたことを知ったカルメルたち新政権の面々は、一様に顔を蒼白にしていました。このままではラコックにデロイア政府の治安維持能力に疑問ありとされ、連邦軍の即時撤退を拒絶することが明白だったからです。

カルメルはなんとしても造反組を逮捕せよとの命令を、編成されたばかりの治安軍に下します。昨日の友は今日の敵、ロッキーたちはかつて共に戦った者たちと、これまでにない激しい戦いを繰り広げます。

政府側の追撃はCBアーマーを多数投入する激しいものでした

されど、太陽の牙たちも歴戦の兵士です。押し寄せる治安軍を撃退することに成功します。

逃げおおせたクリンたちに本当の気持ちを質されたサマリン博士は、カルメルによる独立はもはや動かし難い現実であり、ここに至っての造反は無意味だと説きます。

そして北極ポートの戦場に姿を現したときに、政変が起きたことを教えなかった理由については、あの時すでに北極基地には連邦軍の増援が到着しており、万に一つにも勝ち目のない状況であり、真実を喋って若者たちを死に追いやるよりも、嘘をついてでも生き延ばせようとしたのだ、と応えます。

しかしサマリン博士の語りは、潔癖な若者たちには欺瞞めいたものにしか聞こえませんでした。

ここでカルメルを認めたら、独立を認めたら、これまで死んでいった仲間たちに申し訳が立たないと、チコは怒りに身を振るわせながら言い、ジョルジュも呼応します。

そして、二人がカルメル殺害に向かおうとした時、再び治安軍による追手が現れました。ロッキーやクリンたちの継戦の決意も、圧倒的数量に圧されて行くのでした。

多数のCB相手に、歩兵だけではさすがに不利です。
しかし、それでも自分たちの信念のために武器を構える造反組の兵士達。

一方、カーディナルでの独立交渉は、完全にラコックに主導権を握られており、このままでは独立が形骸化させられてしまうことは明白でした。さらに ラコックはスタフェラス太陽系で開発可能な惑星、ミラネード星(デミロスG2)の開発権をも獲ろうとしていました。

対等な立場に立てなければ、力がなければ対等な交渉なぞ望めない、との考えは首肯するところです。そして、本話においてはもう一つ、報道についても語られていました。それがラルターフと上司の会話です。

「なんだと。俺の書く記事はデロイア側に偏り過ぎる?あのな!中立ってのは聞こえはいいが、悪く言えば主体性がないってことだ!要はどれだけ真実の報道が出来るかだ、とな」

全くの不偏不党などはありえないの事実です。問題なのは不偏不党を謳いながら一方に偏ることですよね。玉石混合な情報が飛び交う中で事実を正確にとらえるのは至難の技です。だからこそ日頃から物事を深く考えるようにしたいものです。

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いまさら太陽の牙 ダグラム 第72話 英雄奪回

時代に光をあてた英雄が その光の作り出した影に 塗り込められようとしている 若者たちは願った 光にふさわしき人に輝きを 若者たちはまた走りはじめた 自分が走り行く先がどこかもわからず だからこそ 自分たちの未来を指し示す人を求めて

第71話 予告より

カルメルは旧解放軍のうち、北極戦に参加しなかったために武装解除されなかった元第8軍の兵士からなる部隊を大量に投入して、ダグラムと「太陽の牙」たちの行方を追いましたが完全にその行方を失っていました。

潜伏先の林の中で、凱旋パレードのことを回想するキャナリー。鋭い視線はサマリン博士の無念を見つめていました。

バックスは隠れ家にやって来たナナシとハックルから政変の真相を知らされると、ダグラムの燃料および武器弾薬の調達、そしてサマリンが軟禁されている場所の情報を入手するための行動を開始しました。

一方クリンたち造反組の処理を連邦軍の手を借りることなく、新政権のみで行うと決めたカルメルは、軍部隊にバックスの隠れ家を急襲させるが時すでに遅く、引き払われた後だった。

そしていよいよ本交渉が始まりました。旧主流派の造反というアキレス腱を持つデロイアは立場的に弱く、また武力を背景に持たないため強気に出ることも出来ず、ラコックに翻弄されるままに終始するのでした。

自らの思慮の浅さを思い知らされたカルメル。相談できる相手もおらず、四面楚歌の状態です。

平行して友好を強調するため、夜には地球とデロイアの両政財界の重鎮たちを招いてのパーティーが開催される。サマリン博士も功労者として出席するが、余計なことを言わせないため、すぐに岬の別荘に連れ戻されてしまいます。

パーティーにおけるもう一つのドラマ、デイジーと父の会話。
この親子の絆は不変ですね。

さて、サマリン博士を乗せた車は軟禁場所に戻っていきましたが、陰からそれを尾行する者たちがいました。言うまでもなく、いまや政府の敵となったロッキーたち造反組でした。

サマリン博士の軟禁場所を突き止めた彼らはすぐに行動を開始します。 政府要人の別荘で、海岸に面した切り立った崖の上に立っている別荘です。進入路は一本道しかありません。そこで、地上部隊が陽動をかけている隙に、 ダグラムをハングライダーを用いて空から目標に突入させたのでした。

サマリン博士の軟禁場所には、暴徒鎮圧用のCBサバロフAG9が配備されていました。
十分な火力があれば腕は不要?

今回は、ダグラムにハングライダーを装着しての作戦でした。
こんな装備まで準備する バックス のとっつぁんの手腕には脱帽です。

目論見は図にあたり守備隊は混乱、その隙を突いてロッキーたちはサマリンの奪回に成功します。作戦の成功に「太陽の牙」をはじめ、造反組たちは久しぶりの笑顔を見せるのですが、博士の心は暗い雲に覆われていました・・・。

武力闘争に続く政治折衝。高度な政治的センスや判断力を要する交渉では、安易な妥協・主張を繰り返してきたカルメルに荷が重いようです。「デロイア国民が自国の政府を得られるよう、連邦評議会によって保証された選挙」や「既得権の保護」を謳う連邦側草案に対して、武力なき立場では有効な反論ができません。また、マスコミを使った世論の構築でも先手を獲られ、よいところがありませんね。

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いまさら重戦機エルガイム 第54話 ドリーマーズ・アゲイン

とうとう最終回になるらしい。アマンダラはポセイダルの本領を発揮して信じられないパワーでダバに襲い掛かる。ギワザの奥の手は、メッタのスヴェート落としだ!ダバ、何してるの?もう後がないぜ!スヴェート潰れたら一緒に潰れるぅ~。レッシィ、ミアンにかかわっていていいの!?どうなる?俺達の戦い! SEE YOU AGAIN! “DREAMERS AGAIN”

第53話 予告より

終局が近づく中、各陣営とも持てる戦力の全てを投じ、スヴェートでの戦闘は激しさを増していきます。一方、メッタの落下を知ったポセイダル軍では、一部の兵士が持ち場を放棄しはじめ、混乱が広がっていました。

スヴェートからの逃走を図るアマンダラとそれを阻止しようとするミアン。スヴェート内部での対峙は建物の崩落と共に動き始めます。

アマンダラを捕らえようとして侵入してきたマークⅡの前に、オリジナルオージが立ち塞がります。

ポセイダルに逆らう者には死を!

アマンダラはオージに乗り込み、圧倒的なパワーでもってダバのマークⅡに襲い掛かります。

スヴェート外部に出たアムとクワサンは、ギャブレーに遭遇します。クワサンの引き渡しを要求するギャブレーに、アムはダバの救出を交換条件に出します。

リリスの妨害をものともせずに、クワサンをエルガイムのコクピットから運び出すギャブレー。

アムの出した条件を引き受け、クワサンに対面したギャブレー。なんとも嬉しそうです。

そして約束を果たすべくダバの元へ急ぐのでした。

一方、ミアンはアマンダラの行動を阻止するためバイオリレーションシステムの中枢である「ラキシスの心臓」と呼ばれる場所に急ぎます。

マーハルとハンスに支えながら「ラキシスの心臓」に急ぐミアン。

オージ対マークⅡの戦闘は圧倒的のパワーのため、オージが一方的に押す展開でした。

左腕を落とされ、各部に損傷を負ったマークⅡ。バリアーによってランチャーが効かない中、接近戦を挑みます。

機体からエネルギーを迸らせながら、マークⅡに対するオージ。

踏み込んできたマークⅡの首は、大鎌セイバーであっさり落とされてしまいました。

首は落とされましたが、マークⅡもオージの喉部にセイバーを突き立てるのでした。

無敵を誇っていたオージもバイオリレーションからのエネルギーが断たれれば普通のHMと同じです。2機の戦闘の最中、中枢部では偶然にもレッシィが倒れているミアンを見つけていました。協力を求めるミアンの言葉の真摯さに何かを感じたレッシィは、ミアンをラキシス像の祭壇のシートにミアンを座らせました。するとミアンはバイオリレーションシステムを停止させ、残ったエネルギーでスヴェートを飛翔させメッタを躱しました。

エネルギーを使い果たしたスヴェート。ミアンはレッシィの目の前で老い、朽ち果てて行きました。

同じく、バイオリレーションが停止したことでアマンダラは「若造めが~」怨嗟の声をあげながら、 急速に老いていきます。

ギャブレーの加勢もあって、ダバはアマンダラを討ち果たすことができました。

ミアンとアマンダラが死亡したことで、残る敵はギワザのみ。イレーネ艦長のスレンダー・スカラからのプラネット・ボンバーによって損害を負った艦隊では、ポセイダルを倒したことで意気上がる反乱軍に対抗しきれないと感じたギワザは、部下を捨てて自分だけシャトルで脱出を試みます。

大破したマークⅡをあきらめ、ダバはエルガイムに乗り移ります。

ダバにエルガイムを譲るアム。ダバからのお礼に、ご満悦です。

エルガイム・マークⅠに乗り換えたダバはギワザを追います。

マークⅠのエネルギーを全て注ぎ込んで、ギワザのシャトルを狙います。

戦いを終わらせる一撃!

バスターランチャーの光芒に呑み込まれ、ギワザも散っていきました。

戦いはここに終結しました。新都市ヌベージュ・スヴェートを建設、人々が復興を急ぐ中、ダバは皆に別れを告げていました。

ダバを見送る一同。主要キャラの多くが生き残りました。

クワサンを連れてコアムに帰るダバと、それを見送るセムージュ。

ターナに向かう途中、突然笑い声をあげるクワサン。

その様子をみて、「あれは一生なおらん」と唇を噛み視線を落とすギャブレー。

ダバの後ろ姿を見ながら、ポセイダルの呪いの成就を口にするレッシィ。

正気を取り戻せなかったクワサンと、ダバは残りの人生を共に歩む決意をし、旅立って行った。ダバはクワサンの面倒を見ながら老いて行き、ヤーマンの血は絶えることになるのでしょう。

最初は立身出世を目指す若者たちの物語と思って見ていましたが、流浪の王子の御家再興の物語になり、このラストです。ハッピーエンドを期待する人にはコミックのほうをおすすめします。

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いまさら太陽の牙 ダグラム 第71話 粉飾の凱旋パレード

理想と現実 二筋の流れが交錯し より合わさる 歴史の事実が象られる いまファンファーレが鳴り デロイアの新時代の幕が開けられる だが記された歴史の表に真実はあるのか

第70話 予告より

北極ポートを前にしての突然の和平とそれに伴う武装解除は、一時多くの解放軍兵士を戸惑わせました。しかし、その混乱はすぐに収まり、兵士たちは故郷への帰還の途にへ着きました。カーディナルでは、凱旋式典の用意が進められていました。

終戦・独立達成の華やかさの裏では、ラコックとカルメルの陰謀が着々と進められていました。ザルツェフは軍刑務所に収監される一方、連邦軍兵士は完全武装して空港や市街のあちらこちらに配置され、解放軍兵士たちを威嚇するかのようでした。

解放軍から見たら優れた指揮官ですが、連邦軍から見れば脱走兵です。・・・禁固30年・・・は長いですね。

市民やメディアは歓喜の声を上げていたが、街の中で武器を持って立哨しているのは連邦兵ばかり。和平締結に納得できない一部の兵士たちはパレードに乱入し、サマリン博士を詰問します。得意満面なカルメルとは対照的に、憮然とした表情を浮かべていたサマリン博士は立ち上がり、具体的な和平交渉はこれからだ、と市民たちに語りかけるのでした。

そんな騒動を見た後、 「太陽の牙」のメンバーは バックスと再会しました。そして隠れ家でジョークの死と独立闘争の実質的な敗北を知らされ言葉を失うことに。さらに一同は新政権の企み、ダグラムを革命の象徴として利用してザルツェフを生贄にした恥辱的な事実などを人々の目から逸らす、を知らされ怒りに震えます。

そこでバックスは「太陽の牙」のメンバーに武器弾薬の提供を申し出ます。ダグラムを奪回して、事の真相を掴むために行動を起こします。

ジョルジュの大道芸に合わせてダグラムのコクピットに乗り込んだクリン。表情はにこやかでも、胸の内には闘志がみなぎっていました。

武器と燃料をバックスから得た「太陽の牙」は、議事堂前広場に展示されていたダグラムの強奪に成功します。それも、ラコックの目の前で。

ラコックの対応は素早く、 警備隊に反動分子の検束を命じました。 ほどなく郊外の森で追ってきたブロックヘッド隊と交戦が始まりました。リニアガンの弾がないダグラムは危機的状況に陥りますが、そこにJ・ロックの部隊が現れ死地から脱することができました。

戦闘終了後、「太陽の牙」のメンバーはJ・ロックからカルメルの造反を知らされます。彼がサマリン博士を世間から隔絶し、世の中から忘れさられた存在とすることを目論んでいることも。

J・ロックが語るように、大衆とは熱しやすくて冷めやすく、そして全てを忘却のかなたに流してしまう存在なんですよね。某新聞の問題記事とか一時は騒がれましたが今では殆ど語られません。でもネット上にはしっかり残っていますね。

北極ポート以降の疑問が溶けた「太陽の牙」のメンバー達は、サマリン博士を助け出すことを誓うのでした。

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いまさら重戦機エルガイム 第53話 ザ・ディクテーター

戦況は優位に進んじゃいるが、ポセイダルを倒さなければ反乱軍の勝ちはない。ダバ!ポセイダルをオリビーのバイオセンサーで逆探知しようっての?オリビーと共にスヴェートへ侵入したダバは、アマンダラと戦闘中のポセイダルを発見した。何でアマンダラがポセイダルを追いかけるんだ? SEE YOU AGAIN! “THE DICTATOR”

第52話 予告より

ミアン・クゥ・アッシャーはオルドナ・ポセイダルとしての責務を果たそうとしていました。攻勢を強める反乱軍に対してバイオ・リレーションの制御に余念がありません。そしてクワサンとのコンタクトを試みていました。

そんなミアンをアマンダラが制止するアマンダラ。

アマンダラはスヴェートを自爆させて反乱軍やギワザ部隊を一気に殲滅しようというのでした。しかし、ミアンはこれを拒否します。

一方、ダバ達はポセイダルとコンタクトをとろうとしていました。そのため、クワサンのバイオセンサーを探知機として利用して、ミアンの居所を突き止めようとする。

生けるセンサーとして使われるクワサン。

そしてクワサンにポセイダルが寂しがっていないか?と問うダバ。クワサンの意識をミアンに向けようと仕向けます。

ダバとクワサンはマークⅡでスヴェートに向かいます。

「わかるわ。オルドナ・ポセイダル」と人形のような表情でダバを導くクワサン。

十分に戦えないマークⅡを支援するアムのエルガイム。バッシュとも互角に切り結びます。

アムの活躍と、そしてギャブレーの支援もあって、ダバとクワサンはスヴェート内部への侵入に成功します。

その頃、ミアンとアマンダラはバイオリレーションルームで対峙していました。支配者としての自負からバイオリレーションを操りスヴェート防衛に努めるミアン。ですが、そんなミアンにポセイダルの限界を見たアマンダラは彼女を殺害し。スヴェートを自爆させようとします。

そのときミアンに憑りついていたいたフラットの情念が、ミアンに真のポセイダルであるアマンダラを組み伏せようとします。驚愕するアマンダラ。そこにダバとクワサンが割って入ります。

ダバとクワサンは、アマンダラ達を銃で牽制しつつミアンを連れ去ろうとしますが、後一歩というところでアマンダラの秘書・エイマンに邪魔されてしまいます。引き下がざるをえなくなったダバ。

一方、アマンダラはミアンたちに囲まれ、進退に窮していました。ですが不遜な笑みを浮かべるアマンダラ。

一方、ギワザは衛星メッタをガストガルに落とし、ポセイダル軍と反乱軍を一気に殲滅する策謀を巡らせていました。ミアン(ポセイダル)、アマンダラ(真のポセイダル)、反乱軍そしてギワザ軍と四巴の戦闘の状況は混沌としています。

気の向くままに所属する陣営を取り換えていたギャブレー君は、いよいよというところで支援切れの補給切れで、戦闘を見物するだけになっていました。

それでも、クワサンを乗せたエルガイムをリョクレイのブラッド・テンプルから助けるために参戦しました。

女のために軍を裏切るのか!と憤るリョクレイ。

それに対して、腐敗した軍隊なぞ辞めてやる、と返すギャブレー君でした。第一話の頃の、軍に入って立身出世はどこへ行ったのやら。

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いまさら太陽の牙 ダグラム 第70話 武装解除

歴史とは時の流れの必然 それとも神の気まぐれか 意外や人が仕組むのか 植民の星に妖怪が笑う 笛吹けば人は踊ると 妖怪が己の書いた筋書きに酔う

第69話 予告より

ドナンの亡骸は地球連邦の旗に包まれて、フィナたち家族とともに故郷である地球への帰還の途に着いきました。去りゆく家族を見送りながら、クリンはドナンに出来なかったことをやり遂げてみせると、ひとり誓うのだった。

そしてクリンも「太陽の牙」の仲間たちのもとへ戻りました。

ドガ市の人民政府本部ではカルメルの側近が、ザルツェフたちに武装解除するように説得してほしいとサマリン博士に迫っていました。カルメル派は人民政府内で主導権争いが起きていることを内外に隠しておきたく、となればサマリン博士の軟禁を解き彼に解放軍を説得させるしかないと考えたのでした。その身勝手な物言いに、サマリン博士は自分は道化か、と薄く笑うしかなかった。

そしてサマリン博士は北極基地に連れてこられ、5日ぶりにカルメルとの対面を果たす。北極基地に駐屯する連邦軍の大兵力を背景に、カルメルはサマリンに現実を見るべきだと詰め寄るが、サマリンは説得に応じようとはしません。

そこでラコックは第6軍司令ブレナーに解放軍に対する挑発行動を行うように要請するのでした。解放軍に停戦破りを行わせることでサマリン博士の決断を促し、また交渉において有利な立場を得ようと企んだのだ。

狙い通り戦闘ヘリの挑発に耐えられなくなった解放軍兵士が発砲、口実を得た連邦軍はCBアーマーの大部隊を率いての全面攻撃を開始します。

連邦軍は準備万端。圧倒的な戦力を揃えていました。

戦闘再開を知ったサマリン博士は前線部隊を救うためにラコックに膝を屈したのだった。

解放軍兵士たちはサマリン博士から独立がなったことを知らされ、武装解除を命ぜられました。勝利に実感もなく、いまひとつ納得がいかなかったが結局、武装解除は粛々と進められました。

ただ、ザルツェフは停戦破りの責任を問われて連邦軍に逮捕されてしまいました。

S.C.153、11月18日17時16分、和平のための仮調印が交わされると同時に州政府は撤廃、ここにデロイア独立は達成されたのでした。

社会人になってから本話を見ると、会社での出来事と比べてしまいます。

ひとつは停戦破り。この現場責任者はザルツェフでしょう。しかし、解放軍のトップであるカルメルが何の責任もとらないのは如何でしょう。 往々にしてトップが責任をとらず中間管理職以下に押し付けることがありますが、この展開もそんな実社会の様相を写しているように感じます。

ふたつめは「言葉は美しいものだ」のサマリン博士の言葉でした。「平和」「和平」とは耳触りのよい言葉を並べたてたカルメル派の面々。80年代にもTVや新聞などのマスコミからよく聞いた言葉です。

それはさておき、力なき者の発言はどんなに正しくても無視されてしまうのは、社会でも会社でも同じですね。歳をとるほどに感じます。

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いまさら重戦機エルガイム 第52話 ファイナル・タイム

オリビー奪還の感激も束の間、反乱軍はスヴェートとの全面戦闘に入った。敵はポセイダルただひとり。まともに戦っちゃあ勝ち目は薄いって訳で、海中深くスヴェートへ潜入した俺達。フル・フラット?何でお前がポセイダルと一緒にいるんだ!?ついに明かされるか、ポセイダル誕生の秘密! SEE YOU AGAIN! “FINAL TIIME”

第51話 予告より

反乱軍の本格的なスヴェート攻勢が始まりました。しかしスヴェートの守りは堅く反乱軍はなかなかスヴェートに取り付けません。ディザードで戦闘に参加していたキャオは被弾し、スヴェートを近傍の海に落下します。そこで、キャオは水中に潜むスヴェートの下部構造を発見します。

次第に細ってゆく戦力に焦りを感じているダバはキャオの話をきいて海中からの攻撃を決意。自分のマークⅡとレッシィのヌーベル・ディザードの二機で出撃します。

その頃、ポセイダルはバイオセンサーであるクワサンとリンクしていました。利用価値が乏しくなっていたクワサンに対し、ポセイダルは最終的な司令を下すのでした。

バイオセンサーシステムを使ってクワサンに指示を下すミアン=ポセイダル

ダバ達がスヴェートへの侵入を試みていた頃、フル・フラットはオルドナ・ポセイダルの前にいました。 そしてポセイダルを演じさせられている友人ミアン・クゥ・アッシャーを解放すべく、バイオセンサーの制御盤を滅茶苦茶に操作します。

乱れる制御に苦悶の表情を浮かべるポセイダル=ミアン

ですがフラットは警備の兵士達に捕らえられてしまいます。そして、ポセイダルは自宅の居間でフラットと対峙します。そこで全てを語る二人―アマンダラ・カマンダラが真のポセイダルであること、彼がミアンをポセイダルの影武者に仕立てたことを。

話が核心に触れたところで登場したキャオ。ハンドランチャーを構えてポセイダルを狙います。

ポセイダルの屋敷に到着したダバもマークⅡでポセイダルを追います。そしてランチャーの銃口にポセイダルを捕らえます。

しかし、フル・フラットは、乗り込んできたダバから我が身を投げうってポセイダル=ミアンを守ろうとします。

手を下すまでもなく、ポセイダルは倒れる、とダバを説得するフラット。

と、そこへ今度は戦っていたレッシィとマクトミンがもつれ込んで飛び入こんできました。

転倒するマークⅡ。

そのマークⅡに押し潰されるフラット。南無。

マクトミンの登場による混乱に乗じポセイダルは姿を眩ませます。ダバはポセイダルを討つ好機を逃してしまいました。

ポセイダル打倒よりもダバとの決着を優先させたマクトミン。

アトールV対マークⅡ。

共にポセイダルを討つことに応じないマクトミンに対し、ダバはバスターを使うことに

その威力は絶大です。エネルギーの濁流に呑み込まれていくアトールV

そしてマクトミン。

フラットの犠牲で一生を得たポセイダル=ミアン。 フラットの説得はポセイダルをミアンに戻すことができませんでした 。

ペンタゴナワールドの核心を示すこのシーン。

しかし無意識のうちにイヤリングを弄ぶミアン。自分の存在への疑問・・・自分はポセイダル、それともミアンなのか・・・、が次第に大きくなって行くのでした。

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