デロイア・ゲリラが開発したXネブラ対応型CBアーマー・ダグラムはついにその姿を見せた
第7話 予告より
その性能は その力は
ダグラムがデロイアに新たな風雲を呼ぶ
反乱事件は デロイアに州昇格と自治権確立という果実をもたらしたかのように見えました。ですが、上辺を取り繕った政治取引は独立を望むゲリラ活動と治安の悪化を招きました。
そんな世情と自身の行動について思い悩むクリンは、ラルターフに連れられて元独立正規軍の兵士たちが立て籠もる現場へ赴きます。
同じ頃ロッキーは、軍に同行するキャナリー見つけます。立て籠もっている兵士らのリーダー格がキャリーの兄であり、投降を促すために曳きたてられたのでした。
結局、立て籠もった部隊は全滅し、ロッキーとキャナリーの目前で彼女の兄は亡くなりました。眼前で繰り返される事態に、クリンはゲリラ狩りの中止をドナンに求めますが、もちろん拒絶されてしまいます。

隠れ家で語る2人。指導者であり歴史家でもあるサマリンの語りは、現在の方が首肯できるところが多数あります。
ダグラム完成の報を聞いたサマリンとクリンはゲリラのアジト・工場に向かいます。しかし、この行動は連邦側に監視・尾行されていました。
連邦軍はアジトを破壊しダグラムとサマリンを連れ去りました。密告犯の嫌疑を掛けられたクリンは、汚名を雪ぐためダグラム奪回に向かうのでした。
「多数の繁栄のためには少数は切り捨てざるを得ない」「いつの時代にもひとつの政治に対する不満分子は必ず存在する」というドナン。「デロイアが独立して、デロイアの政府が出来たとして、すべてのデロイア人が幸せになれるかというとこれまた違う。そこにはまた、必ず反対意見が出る」とサマリン。意外なほど似通った見識をもつ二人です。
会社でも身近なグループ内でも、多数派と少数派は存在します。理念やビジョンの共有とか言っても、集団は一枚岩にはなりません。
そして、双方の合意を得るのに日々苦労しているのです。