いまさら機動戦艦ナデシコ 第26話 「いつか会う貴女のために」

すべては火星から始まった。そしてすべてが終わろうとしている、のかな。最後の最後までごちゃごちゃしそうなのが私達らしいというかなんと言うか・・・

イネスからの通信を受け、カキツバタとナデシコの間は一次休戦となりました。天河とアカツキは戦闘を中断し、協力して遺跡の最深部を目指していました。
目的は、イネスが出迎えたアイちゃんに会うためでした。
イネスからの通信を聞いたユリカやルリちゃんそしてエステバリス隊の面々は、イネスの目的に気づきます。彼女・彼らは、以前(第21話の記憶マージャンの時)にイネスさんと意識が繋がった時に彼女の過去を知ったのでした。イネスさんの方も封印されていた記憶を取り戻していました。

合点がいった一同。でも1人仲間外れのエリナさん。

当人(イネスさん)に代わって解説するルリちゃん

イネスさんは成長したアイちゃんの姿。ユートピアコロニーでの戦闘の際、アイちゃんもボソンジャンプしていて、20年前の火星の砂漠に出現したところをネルガルの研究員に拾われていたのでした。

過去の自分を見つめるイネスさん。
未来の自分とは気づかず見上げるアイちゃん。

天河とアカツキのエステバリスが最後のディストーションフィールドの突破にかかった頃、新たなチューリップが火星の大地に打ち込まれました。中からは木星艦隊の艦艇群が登場。ナデシコ、カキツバタへの攻撃を開始します。

木星連合が多用するボソンジャンプは遺跡の活動を活発にします。そして、それはアイちゃんにも影響を及ぼします。徐々に輝きを増すアイちゃんの身体。結局天河たちが到着する前に、アイちゃんは何処かにジャンプさせられてしまいました。

この後、アイちゃんは頼まれていたプレートを残してジャンプしてしまうのでした。


間に合わなかった天河は、イネスにむかい「ゴメン、アイちゃん、助けられなくて……」と、今までの思いを口にしました。イネスさんも「やっと会えたね、お兄ちゃん」と20年間の思いを口にすることができた。

20年間温めてきた想いを伝えられて・・・。

遺跡の奥底で感動の対面が行われていた頃、木星艦隊はナデシコ・カキツバタに猛攻を加えていました。特に与しやすいと評価されたカキツバタに攻撃が集中し、同艦はあえなく撃沈されてしまいました。そして木星側の攻撃部隊を指揮していた月臣は、残るナデシコに対し30分以内に投降するように呼びかけるのでした。

木連の攻撃を一身に受けて撃沈されたエリナと成仏を祈るイズミ。

遺跡の中に退避したナデシコはカキツバタの乗員や天河たちを収容し、この絶体絶命のピンチに対応するための作戦会議が開かれました。
そこでユリカは、自信の手によってナデシコとYユニットの4つの相転移エンジンを暴走させ遺跡を破壊する決意を披露するのでした。遺跡がなくなれば、この戦争の原因がなくなるだけでなく今までのボソンジャンプがご破算になるかもしれないからでした。
全てをやり直すことができる。天河の重荷(アイちゃん)を取り除くことができる。そんな想いからの作戦案でした。
ですがこの案は満場一致、乗組員はおろか、思兼にまで拒否されてしまいました。

「遺跡を壊せば歴史は変る。戦争は起 きない、全てチャラ…でも、大切なものも壊してしまうじ ゃないですか」と説得するルリちゃん

結局、イネスさんの提案で遺跡のコアブロックをナデシコに積んでボソンジャンプでこの場を脱出することにしました。
展望台に集合した天河、ユリカ、イネスさんそしてルリちゃん。しかし、ジャンプの引き金となる天河、ユリカ、イネスさんのうち、ユリカの雑念がジャンプフィールドの発生を妨害していました。天河が、イネスさん=アイちゃんに責任を感じていることにハッキリと気づいてしまったことが理由です。事態を察したイネスさんは、天河とユリカにキスするように求めますが、反発するユリカは、展望台をボソンジャンプで飛び出して行ってしまいました。

イネスさんの提案(キスしろ!)に戸惑う2人。

ユリカが現れたのは、天河のエステバリスのコクピット。ユリカはナデシコから飛び出していってしまいました。天河はボソンジャンプでコクピットにジャンプ。

降機を呼びかける天河と瓜畑に対して「あかんべー」で応じるユリカ

そして始まる痴話げんか。その様子はルリちゃんの機転で敵味方問わずに送られていました。機を見て「ゲキ・ガンガー3」の最終回を見たとユリカに告げる天河。ヒドイ話だったけどゾクゾクしたこと、自分がゲキ・ガンガーを好きだった気持ちと熱血を信じた気持ちを信じたいと続け、ユリカが好きなことを伝えます。ユリカもまた「あたしはアキトが大好き」と気持ちを伝えるのでした。

世紀の痴話げんかの末に素直になった2人。


二人の気持ちが一つになたことでジャンプフィールドが形成され、ナデシコは危機を脱出しました。そして、争いの大元である遺跡のコアブロックは、木星や地球が手出しできないようナデシコの船体に載せて宇宙の彼方にすっ飛ばしてしまうのでした。

演算ユニットを載せた本船から、乗員を乗せて離脱する艦橋部分。

主要メンバーの殆どが揃っていたエンディング。いいですね。

最後は、天河とユリカによる「宇宙分け目の痴話喧嘩」でした。徹頭徹尾、ユリカの中心は天河でした。ですので「ナデシコ」らしい最終回だったと思います。ミナトさんもユキナちゃんも未来に向けて進み始めて、主要メンバーの殆どが生き残りました。(劇場版を見るまでは)ハッピーエンドだったと思えた作品でした。

おつきあいありがとうございました。

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