いまさら機動戦艦ナデシコ 第24話 どこにでもある「正義」

みんながナデシコに帰ってきた ここが自分たちの居場所だってことに気づいて そんなこと最初からわかっていたはずなのに いちいち考えないとわからないみんなって やっぱり バカばっか

第24話は「激動」という表現がぴったりの激しい展開でした。「ゲキガンガー祭(ゲキ祭)」と称したナデシコ艦内でのお祭り騒ぎから、和平交渉の決裂と白鳥九十九の死。終盤に向けて話は急展開です。

今回の舞台はこれ!ゲキガンガー祭り!

木星艦隊のあるところから始まります。そこでは、白鳥九十九が和平交渉の使者としてナデシコを訪れる準備をしていました。そこに現れたのは彼の盟友である臣元一朗。元一朗は、地球の女性ミナト遥へ結婚を申し出ようとしていた九十九を諫めるために来たのでした。説得を試みる月臣に対し、九十九は「所詮二次元の女性だ!」と反論し、結納道具一式をカバンに詰め込んでナデシコへ向かうのでした。

ナデシコへやってきた九十九はなんと「ゲキ・ガンガー3」の特別編集版のビデオを持参していました。早速、ナデシコ乗員たちを交えた鑑賞会が開かれます。見終えたナデシコ乗員一同はこのビデオにいたく感激し、ユリカは自分たちの進む道が「ゲキガンガー」であると言い出す始末。
さらには「ゲキ・ガンガー祭り」と称する艦内祭を開催します。

「そうです。私達の進むべき道はまさ にゲキガンガーだったのですっ!」と感動するユリカ

物品販売からコスプレ、上映会まで様々な催しが行われます。そして天河は、木星との和平が成功することを祈って。今まで見ていなかった「ゲキガンガー」の最終回を見ることを心に決めるのでした。

エステバリス隊のコスプレ

ところで、九十九と遥さんは、誰もいない(実は天河とユリカがいたのですが)食堂で、キスして再会の喜びを噛みしめていました。

この後・・・むふふ

一方、ゲキ祭りで盛り上がるナデシコ側とは反対に、木星艦隊では草壁中将らによる不穏な動きが顕在化してきました。火星で古代文明の「都市」遺跡を発見したのでした。

草壁から特命を受ける月臣

「ゲキガンガー祭り」の最終日。天河は九十九らとともに最終回を見るべく上映会場に来ていました。そして、最終回の上映が始まろうとしていた矢先に、木星艦隊の接近を告げる連絡が入りました。

和平会談のためにやってきた木星連合の草壁中将らとの会談に臨むため、天河は最終回を見ることもなく護衛として九十九やユリカたちとともに、木星戦艦ゆめみづきへ向かいます。

会談の席につき、木星側の要求書を読む九十九やユリカたち。和平へ希望を胸に目を通した要求書に書かれていたのは、無条件降伏を迫るような内容でした。
要求書の白紙撤回を求める九十九でしたが、草壁の命を受けて控えていた月臣によって重傷を負ってしまいます。もちろん交渉は決裂です。

九十九 「正義は、正義はひとつのハズです」
草壁 「……そうだ。君の言う通り、正義はひとつだ」
草壁 「(TB後)悪の帝国は正義によって滅ぼされる。それがゲキガンガーの結末でもある」
草壁 「悪の帝国は滅んで当然。それがあの作品に貫かれていたテーマだ。すなわち、我々を弾圧し木星に追い遣った地球は滅んで当然!」
アキト 「そんな……」「俺達が悪の帝国だって言うのか!」
草壁 「そうだ! 正義は常にたったひとつ。我々の側にある!」

ここの九十九と草壁のやりとり。自らの側の正義のみが本当の正義、とどこかで聞いたことがある話です。

ユリカや天河たちは負傷した九十九を連れてゆめみづきを離脱しますが、艦の外でも、木星艦隊とナデシコとの間で激しい戦闘が繰り広げられていました。
多勢に無勢で被害が増えていくナデシコ。脱出してきたヒナギクの回収もままならず、万事休すかと思われたそのとき、カキツバタが現れました。
カキツバタの援護でヒナギクはナデシコに帰還することができましたが、九十九はすでに手遅れの状態でした。

ヒナギクでの退避行。

ユリカ 「相転移砲、使えますか?」
プロスペクター 「か、艦長、そんなもの使ったら和平の道は完全に断たれて…」
ユリカ 「いいんです!」
ルリ 「いいんですか?」 「本当にいいんですか」

冷静な対応とは何か?有効な対応とは?アンガーマネジメントではありませんが、仕事においても非常識な相手には一発ぶちかましたくなります。

医療ベッドの上に横たわる九十九は、和平が成功したあかつきのプロポーズでと考えていた指輪をハルカに渡し、天河には「正義を信じる心を忘れるな」と言い残し息を引き取るのでした。

「俺、何も見えてなかったんだ。好きだったから、すげえ好きだったから、都合のいいとこしか見てなかったんだ」とうなだれる天河 。 「人として大切なものが、あの作品には込められている!彼らもそれに気付いたからこそ、和平を求めて来たのです。」 と語ってくれた九十九の非業の最期。だからこそよけいに身に染みます。

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