いまさら機動戦艦ナデシコ 第6話「運命の選択」みたいな

地球のビッグバリアを脱出したのも束の間、補充パイロットはこんなだし、艦長はあんなだし。それでも火星に着いちゃうんだから不思議よね。でもあたしたち、ほんとに勝てるのかなぁ・・・。

で始まりました第6話です。
火星近傍宙域で待ち受ける木星蜥蜴の艦隊と戦闘状態に入ります。リョーコ、ヒカル、イズミそして宇宙戦に不慣れな明人もイミディエットナイフにディストーションフィールドを利用して敵前を陣取る戦艦を粉砕します。
敵艦隊の80%を破壊した彼女ら(と彼)の果敢な戦いによって啓開された火星降下航路を進むナデシコ。降下先にいる無人兵器軍にグラビティ・ブラストをぶち込み火星の地を踏むことができした。

オリンポス山にあるネルガルの研究施設に向かうことになりましたが、明人は単独でユートピアコロニーの調査を申し出ます。フクベ提督の後押しがあり、調査の許可を得た明人はなぜかメグミと2人でコロニーへ向かうのでした。

ユートピアコロニー(の跡地)に到着し調査をはじめた明人は、メグミへ自分の過去を話すます。幼少時の出来事からメカを操る為のナノマシン処理を受けたこと、また環境の影響で食物が育ちにくく味も劣る火星生活で、おいしい料理をつくるコックに憧れていたことを語るのでした。

懐かしい風景のせいか、思い出話を始める明人

そんな時、足元が崩れて地下の空洞に落ちた2人は、そこに潜んだ火星の生き残りに出会います。ネルガルでナデシコの設計を担当したイネス・フレサンジュに多くの人が避難生活を送っている場に案内された2人。明人はナデシコで地球にいくよう提案しますがイネスに拒絶されます。

そこに明人を追ってユリカとナデシコが現れます。避難民を代表してナデシコに赴いたイネスは、ナデシコで木連に勝つことは出来ないと言い、乗艦を拒否します。また明人の自惚れを指摘するのでした。

イネスとユリカ、アキトの間に緊迫した空気が流れ掛けた時、木星蜥蜴の艦隊が接近します。何時も必殺のグラビティ・ブラストの攻撃は、敵艦隊のディストーションフィールドで効果がありません。敵の砲撃に対抗するためディストーションフィールドを張ろうとしますが、その行為は艦下の地面を崩壊させ地下に棲む人々を犠牲にしてしまいます。離陸しようにも時間がかかり、結局、火星の人々かナデシコの無事か…ユリカは、二者択一を迫られます。ナデシコを半包囲しグラビティ・ブラストの斉射を浴びせる敵艦隊。ナデシコは寸前のところでフィールドを展開。大地を陥没させながら轟沈を回避し後退することに成功します。

事の重大さに洗面所で嘔吐するユリカ。そんなユリカを心配しに来た明人に、自分の想いを漏らし、メグミとの件を訊くのでした。2人の女性の間で決心がつかない明人は赤面して逃げだします。その態度からそれほど深くない明人とメグミの仲に安心したユリカはメグミからの宣戦布告にも動じることはありませんでした。

結構考えさせられる話です。初めてナデシコに土がついた戦いでした。
まず、ドック進発からの連戦連勝でいくらか奢りがあったのでしょうか、
フクベ提督:「艦長!エステバリスと回収したまえ」
ユリカ:「必要ありません。明人。ファイト」
プロスペクター:「大丈夫、そのための相転移エンジン。そのためのディストーションフィールド。そしてグラビティ・ブラスト。あの時の戦いとちがいますぞ。お気楽に。お気楽に」
そしてゴートもイネスに対し
「お言葉だがレディ。我々は木星蜥蜴との戦闘には常に勝利してきた」
その後の展開は、” 敵のことを何もわかっていない”というイネスの指摘が正鵠を射ていたことを示したわけです。

そして、ユリカの指揮のまずさと公私混同。敵の勢力圏内で1艦隊と1チューリップを撃破しただけで、敵情把握をせずに、艦の戦闘力が下がる地上に降下するのはいかがなものか。そして明人が心配で(目立つ)ナデシコで追いかけたり、ついには火星の人々を失った悲しみすらいつの間にか、メグミのアキト争奪戦に変へてしまう事はちょっと不謹慎ではないかと。明人を追う自分の気持ちを優先させすぎる事が目につく本話でした。

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