いまさら機動戦艦ナデシコ 第3話 早すぎる「さよなら」!

ナデシコ艦長 ミスマル・ユリカ 20歳 見かけよりは艦長としての自覚があった彼女のおかげで 機動戦艦ナデシコはあくまでも民間の艦として火星を目指すことになったわけで 、ま、それはいいんだけど・・・。

その後

地球を木星兵器の侵入から防いでいる第一防衛ライン。核融合衛星が生み出すビッグバリアは地球からの脱出を願うナデシコにとっても諸刃の剣。こんなとこで死にたくないわね。いやマジで。

今話もオープニングはルリちゃんの解説で始まります。
とここでいきなり英語が聞こえてきます。地球連合軍の会議のシーンなのですが、いかにも国際会議の雰囲気を出しています。地球離脱のためにビッグバリアの一時解除を依頼するユリカに対し、連合軍司令官は冷たく断るとともに、ナデシコを地球連合の敵として各防衛ラインにナデシコ追撃を命じます。

しかし、地上から出撃した各部隊は木星無人兵器との戦闘に巻き込まれてしまいます。ナデシコに対しては第四防衛ラインのミサイルが当たっています。
ブリッジでユリカやメグミ、プロスペクターらが状況を検討する中、山田と天川明人はゲキガンガーの鑑賞会に夢中です。

ナデシコ占領の企てが失敗し倉庫に監禁されているムネタケらがナデシコから出て行こうとなにか企んでいます。一方、アオイ・ジュンは、自らナノマシン処理を施してIFSを装着。自ら第三防衛ラインのデルフィニウムに乗り込み、ナデシコに行く手に立ちふさがります。

ナデシコからは山田のエステバリスが迎撃に発進しますが、熱血バカの山田はウリバタケの注意喚起やゴート―の状況説明を全く聞かずに、明人を置いてけぼりにして突撃していきます。武装の換装も(お約束のとおり)失敗して、デルフィニウムに取り押さえられてしまいました。

救援に向かう明人。ジュンからの停船命令に対し、ユリカは「私ここから動けない。ここが私の場所なの。あたしがあたしでいられるのはここだけなの。」

この返答にジュンはユリカの気持ちが明人の上にあると勘違い。山田の救援に到着した明人に一対一の勝負を申し込みます。(この申し出に同意するプロスペクターさん。男としての同情か?はたまた冷徹な資本主義のルールに則ったものなのか?)

ジュンの気持ちを理解しないユリカのボケがブリッジに炸裂している最中、明人のエステバリスとジュンのデルフィニウムの一対一の勝負が続きます。

二人の思いがぶつかり合います。業を煮やした明人は、エステバリスの拳でデルフィニウムの顔面をぶんなぐります。

明人のエステバリスに殴られて、バイザーが割れてしまったジュンの宇宙服。コクピットの気密が健在で良かったですね。

明人:こんな風に好きな女と戦う正義の味方になりたかったのかよ!
ジュン:すきな女だからこそ、地球の敵になるのが耐えられないんじゃないかー!

そうこうしている内に、戦場は第二防衛ラインの射程距離に入ります。リボルバー式の発射装置から多数のミサイルがナデシコに向かいます。
まだ、相転移エンジンの稼働率が低くディストーション・フィールドが十分に展開できないナデシコ。ナデシコから離れすぎてエネルギー切れ状態のエステバリス。ナデシコを守るものが無い中、ジュンは自らのデルフィニウムを盾としてナデシコとミサイルの間に割り込ませます。

接近するミサイルを前に、ジュンは回想シーンにふけっていました。ですが、ナデシコの上昇に伴って、エステバリスはエネルギーを回復。ジュンのデルフィニウムを回収します。

相転移エンジンが臨界に達したナデシコは十分な強度を持つディストーション・フィールドを展開。第二防衛ラインのミサイルの爆発もなんのその、そのまま第一防衛ラインのビッグバリアに当たります。
連合軍司令官の指示も虚しく、ナデシコの行く手を阻もうとした核融合衛星は過負荷で自爆。大気圏上層部での核爆発によるEMP(電磁パルス)で地球はブラックアウト状態になってしまいました。

こうして地球を守る防衛ラインを突破して宇宙空間に進出したナデシコ。艦内は明るい雰囲気に。でも「ジュン君は私の大切な友達だもの」というユリカの言葉は、ある意味、明人とジュンの戦いにけりを付けてしまいました。
自分の戦果にごきげんな山田はゲキガンシールを愛機に貼るためにエステバリスの格納庫に向かいますが、そこで連絡艇に乗り込む一団を見かけます。
「あんたたち・・・」と声を掛けようとした山田は、生むを言わさぬムネタケの銃弾を受け倒れてしまうのでした。バックで流れるゲキガンガー。すまねぇ、ななこさん。やっぱり海には行けそうもないぜ・・のセリフが妙にマッチするのでした。

「早すぎる『サヨナラ』」のタイトルどおり、山田はナデシコの舞台から、ジュンは恋の舞台から退場することとなりました。

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