いまさら機動戦艦ナデシコ 第5話 リルちゃんの航海日誌

火星に向かって進んでるナデシコ 新しく加わったパイロットたちも期待通りのバカばっか。おまけに何だか自分勝手に盛り上がってる人たちもいるんだけど、みーんなホントにやる気あるんだかないんだか・・・

似たようなタイトルの文庫本を最近中古で購入しました。これから読み込んでいこうと思います。本話の方は、サツキミドリ2号で補給を受け取ったナデシコでの騒動です。

最新式の戦艦は省力化・無人化が進んでいてオペレーターのルリちゃんと通信士のメグミさんがいれば十分。現実世界でも無人化が進んでいますから、ナデシコができるころには、そんなものかもしれません。

またそんなものかな~と思うのがお葬式。プロスペクターさん曰く「結婚式と葬式だけはなかなか値切れませんから~」というのは言い得て妙です。そして経費削減のため、使えるもの(暇している艦長、副長など)を使って行うのは、民間企業の一面をよく表しています。ほんと実感します。
裏方の大変さも軽やかな描写で表現しています。葬儀後の宴会の準備も大変ですよね、いろいろと。

僧侶として神父として神主としてはたまた巫女として大忙しの艦長でした。

民間が運営する戦艦ならではの細かい規則に笑えます。それは契約書に書かれていた艦内での男女交際に関わる規則。大人の男女が閉鎖空間内に長期間過ごすのですから、双方の思いはわかります。現実世界の某組織でも、男女関係のことが新聞で取り上げられていましたね。
「でも、いまどき契約書よく読んでサインするやついるか?」というウリバタケさん。あんた悪徳商法にひっかかりますよ。

葬式後の宴会の準備の最中に、ホウメイさんの思いをしっかり描いていましたね。地球は狭いようで広い、はよいセリフです。

もう一つ

第二次大戦以降、名艦長と呼ばれる艦長は出現していない。現代のように戦闘がメカニックでシステム化した時代は、わずか一艦の長の決断で戦闘の優劣を決める力はない。艦長は、戦艦のシンボルのような象徴、ないし戦闘員の不平不満を気持ちよく吸収される役目がとれればよい。

なんて、中間管理職の役目とそっくりですね。と思っている内に、舞台は火星宙域、敵の制宙圏内。攻撃も本格的なものとなり、さぁどうしましょう?

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いまさら機動戦艦ナデシコ 第4話 水色宇宙に「ときめき」

ネルガルがいくら弁償したかは知らないけど関係者各位に迷惑かけまくってナデシコは地球から脱出したわけ。恋あり友情あり熱血ありで、ほーんと暑苦しかったけど何はともあれヤマダさん、ごくろうさま。

と、前話についてルリちゃんのコメントでした。

ムネタケからまさかの銃撃を受け倒れた山田さん。治療の甲斐も虚しく、明人の前で死亡が確認されました。落ち込む明人は、山田の部屋でゲキガンガーにふけっています。そんな明人を心配するユリカは、彼をどう励ましたらよいのかナデシコ食堂でウリバタケに相談します。ですがウリバタケはゼロG戦フレームと新しく赴任するパイロットの話題でホウメイさんと盛り上がり、相手にしてくれません。

宇宙に出たナデシコは補給のためにL2ポイントのサツキミドリ2号を目指していました。到着目前、挨拶と入港手続きを兼ねた通信の最中、サツキミドリ2号は、敵の攻撃を受けて爆散してしまいました。爆発の衝撃波の到着とともにフィールドジェネレーター付近を損傷したナデシコ。ジュンたち点検班が見たものは有人ポッドでした。
不審者の侵入を受け緊張が走る艦内に対して、明人と言えば相変わらずゲキガンガーに浸っていました。27話を見ている最中、天井裏からの音に銃を構える明人(落ち込んでいてもしっかり軍人しています)。天井から降ってきたのは、補充パイロットの一人、アマノ・ヒカルでした。

その頃、艦外では3機のエステバリスとコンテナを牽引してくる赤いエステバリスが接近します。牽引ロープに取り付けられた白い布を見て、見方を判断したユリカですが、到着したパイロットは横柄な態度。そこに明人に連れられたヒカリとツールボックスに潜んでいたイズミが現れ、補充のパイロット3人も揃いました。

コンテナを開けてイズミの登場を見る二人。でもエステのパイロットスーツってどうなっているのでしょう?

デッキから移動するエレベーターの中、ヒカルに「パイロットらしくない」と言われて動揺した明人は、展望室で先のコロニー爆発でショックを受けていたメグミに会います。メグミの言葉で甘えていた自分に気づいた明人は、パイロットとして頑張ろうと気を取り直します。「山田の死」を落ち込む理由にしていたようですが、実はコックでもなくパイロットでもない中途半端なところを指摘されたのが痛かったのでしょう。

サツキミドリ2号の残骸から、残る1機のエステバリスの回収に向かう新入り3人。そこに明人も加わります。しかし、エステバリスの仕組みも知らず宇宙も初めての明人は単なる足手まとい。エネルギー切れで止まってしまったところをリョウコのエステに蹴り出されてしまうのでした。

邪魔が消えたところで仕事にかかる3人でしたが、予備の1機はコンピューターをコバッタに乗っ取られていました。乗っ取られた(デビル)エステバリスはコロニー残骸から出て明人のエステバリスの前に現れます。やる気満々の明人は「ゲキガンフレアー」と叫びながらデビルエステバリスに突撃し、見事にこれを破壊しました。

この戦果と皆の祝福を受けて気分が高まった明人は、出迎えたメグミとキスしますが、そこをユリカに見られてしまいます。動揺したユリカは、只々キスした二人という現実を受け入れらずにいるのでした。

仕事(戦闘)での運があまりよくなくて一人で勝手に盛り上がって落ち込む明人ですが、女運の強さを発揮した話でした。共通の話題(シチュエーション)で距離が縮まり、ちょっとした活躍でよい雰囲気になる。明人を巡る勝負はメグミが一歩リードしましたね。

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いまさら機動戦艦ナデシコ 第3話 早すぎる「さよなら」!

ナデシコ艦長 ミスマル・ユリカ 20歳 見かけよりは艦長としての自覚があった彼女のおかげで 機動戦艦ナデシコはあくまでも民間の艦として火星を目指すことになったわけで 、ま、それはいいんだけど・・・。

その後

地球を木星兵器の侵入から防いでいる第一防衛ライン。核融合衛星が生み出すビッグバリアは地球からの脱出を願うナデシコにとっても諸刃の剣。こんなとこで死にたくないわね。いやマジで。

今話もオープニングはルリちゃんの解説で始まります。
とここでいきなり英語が聞こえてきます。地球連合軍の会議のシーンなのですが、いかにも国際会議の雰囲気を出しています。地球離脱のためにビッグバリアの一時解除を依頼するユリカに対し、連合軍司令官は冷たく断るとともに、ナデシコを地球連合の敵として各防衛ラインにナデシコ追撃を命じます。

しかし、地上から出撃した各部隊は木星無人兵器との戦闘に巻き込まれてしまいます。ナデシコに対しては第四防衛ラインのミサイルが当たっています。
ブリッジでユリカやメグミ、プロスペクターらが状況を検討する中、山田と天川明人はゲキガンガーの鑑賞会に夢中です。

ナデシコ占領の企てが失敗し倉庫に監禁されているムネタケらがナデシコから出て行こうとなにか企んでいます。一方、アオイ・ジュンは、自らナノマシン処理を施してIFSを装着。自ら第三防衛ラインのデルフィニウムに乗り込み、ナデシコに行く手に立ちふさがります。

ナデシコからは山田のエステバリスが迎撃に発進しますが、熱血バカの山田はウリバタケの注意喚起やゴート―の状況説明を全く聞かずに、明人を置いてけぼりにして突撃していきます。武装の換装も(お約束のとおり)失敗して、デルフィニウムに取り押さえられてしまいました。

救援に向かう明人。ジュンからの停船命令に対し、ユリカは「私ここから動けない。ここが私の場所なの。あたしがあたしでいられるのはここだけなの。」

この返答にジュンはユリカの気持ちが明人の上にあると勘違い。山田の救援に到着した明人に一対一の勝負を申し込みます。(この申し出に同意するプロスペクターさん。男としての同情か?はたまた冷徹な資本主義のルールに則ったものなのか?)

ジュンの気持ちを理解しないユリカのボケがブリッジに炸裂している最中、明人のエステバリスとジュンのデルフィニウムの一対一の勝負が続きます。

二人の思いがぶつかり合います。業を煮やした明人は、エステバリスの拳でデルフィニウムの顔面をぶんなぐります。

明人のエステバリスに殴られて、バイザーが割れてしまったジュンの宇宙服。コクピットの気密が健在で良かったですね。

明人:こんな風に好きな女と戦う正義の味方になりたかったのかよ!
ジュン:すきな女だからこそ、地球の敵になるのが耐えられないんじゃないかー!

そうこうしている内に、戦場は第二防衛ラインの射程距離に入ります。リボルバー式の発射装置から多数のミサイルがナデシコに向かいます。
まだ、相転移エンジンの稼働率が低くディストーション・フィールドが十分に展開できないナデシコ。ナデシコから離れすぎてエネルギー切れ状態のエステバリス。ナデシコを守るものが無い中、ジュンは自らのデルフィニウムを盾としてナデシコとミサイルの間に割り込ませます。

接近するミサイルを前に、ジュンは回想シーンにふけっていました。ですが、ナデシコの上昇に伴って、エステバリスはエネルギーを回復。ジュンのデルフィニウムを回収します。

相転移エンジンが臨界に達したナデシコは十分な強度を持つディストーション・フィールドを展開。第二防衛ラインのミサイルの爆発もなんのその、そのまま第一防衛ラインのビッグバリアに当たります。
連合軍司令官の指示も虚しく、ナデシコの行く手を阻もうとした核融合衛星は過負荷で自爆。大気圏上層部での核爆発によるEMP(電磁パルス)で地球はブラックアウト状態になってしまいました。

こうして地球を守る防衛ラインを突破して宇宙空間に進出したナデシコ。艦内は明るい雰囲気に。でも「ジュン君は私の大切な友達だもの」というユリカの言葉は、ある意味、明人とジュンの戦いにけりを付けてしまいました。
自分の戦果にごきげんな山田はゲキガンシールを愛機に貼るためにエステバリスの格納庫に向かいますが、そこで連絡艇に乗り込む一団を見かけます。
「あんたたち・・・」と声を掛けようとした山田は、生むを言わさぬムネタケの銃弾を受け倒れてしまうのでした。バックで流れるゲキガンガー。すまねぇ、ななこさん。やっぱり海には行けそうもないぜ・・のセリフが妙にマッチするのでした。

「早すぎる『サヨナラ』」のタイトルどおり、山田はナデシコの舞台から、ジュンは恋の舞台から退場することとなりました。

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