いまさら マクロス7 第8話 「バージンボンバー」

第8話 「バージンボンバー」です。今回は、Fire Bomber初のレコーディングを通じて、バサラが求めている音楽について考える話です。

バサラは、自分のバルキリーに装備されているミサイルを外そうとしますが、レイに人を救えなかったこと(第5、6話)を指摘され、外すのを止められます。レイの例えによれば、「ピクニックの際の雨具」だそうです。うまいですね。それに対するバサラの返答が「俺は雨に濡れるほうが好きなんだ」と強がっていつるように聞こえます。
その頃、ミレーヌはガムリンとレストランでデートの最中です。ガムリンは、リゾート艦リビエラで、ミレーヌがバサラの側にいたのを見たことを話してミレーヌの様子を窺います。しかし、自分がFire Bomberのメンバーであることを隠したいミレーヌは、バサラを知らない振りをします。ミレーヌの態度を探っていたガムリンですが、飲み馴れないクリームソーダをこぼしたのを捉えられ、話をうやむやにされてしまいます。別れ際に、ガムリンはミレーヌに「周りの人間の心を和ませる」と言われる紬をプレゼントします。明るくお礼を言い去っていくミレーヌを見送ったガムリンですが、内心では彼女がバサラを知らないと嘘をついたことをいぶかしむのでした。

他方、バサラはレイからレコーディングの仕事を聞かされます。ライブ以外は乗り気でないバサラですが、レイは彼の性分を巧みについてレコーディングを了承させます。レコーディングスタジオに集合したFire Bomberは、いつもの調子で演奏するのですが、ディレクターのハニー鈴木は熱いバサラの唄い方を全否定し、「誰にでも解る大衆的なメロディ」を求めます。ハニーの意見を承服できないバサラは、仏頂面でスタジオを出て行ってしまいます。そのバサラを追って、ミレーヌはスタジオを飛び出していくのでした。
公園で寝転がるバサラを見つけ、真面目にレコーディングに取り組むよう怒るミレーヌに対し、バサラは「ミサイルより爆発力のあるサウンドが問題」と言って去ってしまいました。普段無口なビヒータが、バサラに理屈は通用しないと嘆息するミレーヌに助言するのでした。

一旦自宅に戻ったミレーヌは、どうすればバサラの心をレコーディングに向けさせられるか思案に耽ります。その夜、野外ホールで1人物思いにふけるバサラの元へ、ミレーヌは再び説得に向かうのでした。理屈の通じないバサラに対しミレーヌは、「人の心を和ませる」紬を着て説得を試みます。依然、やる気のないバサラでしたが、消沈するミレーヌに居心地が悪くなり、しぶしぶ再度レコーディングすることに同意するのでした。
その頃、敵部隊の指揮官ギギルは、獲物を一気に殲滅させようとしない艦隊司令ゲベルニッチに真意を問いただします。ですがゲペルニッチは、不明瞭な「夢」の話しかせず、ギギルをいら立たせます。

再度のレコーディングに臨んだFire Bomberでしたが、やはりはニーはバサラの演奏が気に入らず、発売日や宣伝費のことを口にして、それとなく圧力をかけてきます。そこへ空襲警報が鳴り響き、バサラは、求める歌についての答えを求めて戦場へ向かいます。数で勝る敵部隊に、ダイヤモンドフォースの金龍は、密なフォーメーションで対抗しようしますが、因縁深いギギル機をみつけたガムリンは、命令を無視して突っ込んでいきます。更にバサラも到着し、戦場にはFire Bomberの「PLANET DANCE}が響き渡るのでした。ミサイルより爆発力のあるサウンドを求め、唄い続けるバサラにガムリンは「貴様の歌など何の意味もないことを証明してやる」と挑発的な通信を送ります。

一方、スタジオではバサラの歌に合わせてFire Bomberが演奏を開始していました。ハニーは一応録音させるが、エンジニアたちはめちゃくちゃな音質に悲鳴をあげます。

戦場ではガムリンがミサイル一斉発射をおとりにギギル機の背後を取り、仇敵にダメージを与えました。いら立ちつつ、ギギルは撤退命令を出します。

臨場感あるサウンドが収録できたものの、ハニーはやはり気に入らない。だがそこへ、以前からFire Bomberに目を付けていたディレクター、北条アキコが現れ、音源を買い取ることを申し出ます。「まぁ、お馬鹿ねぇ~。制作費、ううん、宣伝費を無駄にするだけよ」と蔑むハニーに「どうかしら、これはきっとヒットする。私はそう確信するわ」とアキコは返すのでした。

自分の歌が敵の心に届かなかったことに不満げなバサラに、「熱気バサラ、わかっているだろうな。敵を追い払ったのは、お前の歌ではない。我々統合軍だ。」と、ガムリンからの通信が追い討ちをかけるのでした。ですが、バサラはいつかガムリンにも自分のサウンドを理解する日が来ると、静かに闘志を燃やすのだった。「・・・いつか必ず、俺のサウンドがお前にもわかるときが来るぜ。・・・必ず」と。

いまさら マクロス7 第7話 「サマーアクシデント」

第7話 「サマーアクシデント」です。今回の話では、ミレーヌとガムリン、それにバサラを加えた3人の関係を掘り下げていきます。

その日、Fire Bomberは、ミレーヌが母親のミリアの紹介で取ってきた仕事で、リゾート艦リビエラを訪れていました。ミレーヌは、常夏のリゾート地での仕事ということで、いつになくはしゃいでいました。しかし、現地に着いてもやる気のないバサラに、ミレーヌは説教を始めます。この間(第5話)でバサラが壊したトレーラの賠償金のため、バンドの懐はかなり苦しくなっていたのでした。
ところで、ミレーヌは母親ミリアから紹介されたのは、ディナーショーで「美しいバラードを」との依頼だったが、それに反して激しい曲を歌うバサラは客席を当惑させ、ミレーヌを怒らせ、途方に暮れさせるのでした。
そんなバサラへの感情はひとまず置いて、海水浴、水上スキーと、リゾートを満喫するミレーヌ。他のメンバーも釣りや昼寝など、思い思いに余暇を過ごしています。またミレーヌは、休暇でリビエラに来ていたガムリンとデートをするのでした。ガムリンが最近、戦闘中に”邪魔”が入ることについて愚痴をこぼすと、ミレーヌも”自分勝手な人”への怒りを噴出させてガムリンを戸惑わせます。
そんな楽しい時に、ギギル率いる敵戦闘機部隊がリビエラを目標に定めて攻撃を仕掛けてきました。リビエラを護衛する戦闘空母「浦賀」は、バルキリー隊で応戦するも、敵のミサイルの直撃を受け、一部の施設が壊されてしまいました。リビエラ司令部は被害の拡大を防ぐために一部エリアの封鎖を決定し、リゾート区画にも避難命令を出します。人々はわれ先に避難していくのでした。
避難民の中でミレーヌを探していたガムリンは、バサラとミレーヌが会話する現場を目撃しますが、直後に金龍隊長から出撃を命じる通信が入り、ガムリンはしぶしぶ浦賀の格納庫に向かい、浦賀艦載機であるVF-11を借りて迎撃にあがるのでした。
バサラとグババ&ミレーヌたちも避難しようとしますが、ミレーヌから振り落とされ、あらぬ方向へ走り去るグババを追った2人は、空調設備が変調をきたした区画に閉じ込められてしまいました。
閉鎖された区画内はたちまち氷点下にまで気温が下がります。「こんなとこに来なきゃ平気だったんだ」と言うバサラとミレーヌは口論になるが、そうしている間にも温度はどんどん下がっていきます。「唄うぞ!」突然立ち上がったバサラは、唄えば身体が温まるのだと言い、唄い始める。当初は当惑していたミレーヌも、真剣に唄い続けるバサラの姿に心を動かされ、彼と共に「PLANET DANCE」をハモるのでした。しかし、疲れて座り込んでしまうミレーヌ。そんな時、天井の通風孔を見つけたバサラは、ダクトを通り自分のバルキリーの格納庫に向かいます。氷の破片で身体が傷つくのもかまわず、バサラは全速で格納庫に向かいます。一人取り残されたミレーヌは、最後の力を振り絞って唄い続けていました。バルキリーにたどり着いたバサラは、ピンポイント・バリア・パンチで隔壁を破壊し、間一髪、ミレーヌを救いだすのことができました。
船外では金龍たちと合流したガムリンが、VF-11Cで他機とは一線を画す機動を見せ、性能で勝るギギル機と互角に戦っていました。
やがて敵部隊は撤退し、Fire Bomberの一同はホテルに戻り一息つくことができました。そこへホテルのマネージャーが現れ、先のステージがお客に好評だったことを告げ、再度のステージを依頼するのでした。一方、帰還したガムリンは、ミレーヌとバサラが一緒にいたことへの疑問が頭から離れなかったのでした。

いまさら マクロス7 第6話 「ファーストコンタクト」

第6話 「ファーストコンタクト」です。今回は、ガムリンとバサラ&ミレーヌとの初対面の様子の話です。

早朝、自宅でいい気持ちでシャワーを浴びていたミレーヌの元に、母親のミリア市長から彼女の音楽活動を認める条件として、統合軍のエース、ガムリン・木崎とお見合いをするよう電話で告げられ、驚かされる。一方的にお見合いの日取りまで決められてミレーヌは暴れるが、ライブの時間が迫っていて家を飛び出ます。
その頃ガムリンは、バサラの正体を探るため、彼のバルキリーの登録データを調べていた。だが、バサラの機体のデータは、厳重に防御されており、逆にガムリンの端末のデータが消去してしまうのでした。

その頃バサラは、バルキリーでライブ会場であるリゾート艦マーク・トウェインに向かっていた。ミサイルで敵を攻撃したこと(第5話)を、引きずり表情が冴えません。
一方のガムリンは、ダイヤモンドフォースの仲間と共に、改良を加えられたVF-17のテスト飛行に出ていました。ミルキーロード上空を飛行中のガムリンは、ロードを走る民間機に艤装された機体を追跡していく。艤装機を探して格納庫を捜索中に、ガムリンは、バサラのバルキリーを見つけるのでした。
コンサート会場でバサラを見つけようとしてやってきたガムリンは、偶然にもバサラの後ろに座りますが、暗闇で相手が解りません。ガムリンは、バサラたちにあれこれと話しかけていると、サックス奏者が演奏を始めるのですが、突然、舞台袖からの工作員(バンパイア)の光線照射を受けて倒れてしまいました。舞台に駆けつけたガムリンは、演奏者の様子から、敵の工作員が潜入していることを悟り、警備員に船を封鎖するよう命じます。ミレーヌは、思いも寄らぬ場所で見合いの相手を見つけて驚くのでした。
そこへ敵軍の襲来を告げる警報が鳴ります。奇襲を受けたマーク・トウェイン号は、人々を脱出ポッドに乗せて艦外へ逃がし始めます。しかしこれこそが敵部隊の狙いでした。無防備な脱出ポッドを捕らえ、恐怖におびえる人間の「スピリチア」を奪うことが、彼らの目的だったのでした。
バサラとガムリンは、それぞれのバルキリーに急ぎます。途中、ガムリンはしつこくバサラと軍の関係を尋ねるが、バサラは「わからない」と取り合いません。
「言え!貴様の所属はどこだ!?」「ロックバンドのFire Bomberだよ!」
戦場で唄う理由を訊ねるガムリンに、バサラは「俺の歌に挑戦している」と返します。ガムリンには意味がわかりません。そんなガムリンをほっといて、バサラはバルキリーで出撃します。

マーク・トウェイン号から2機のバルキリーが出撃していきます。1機は単身、敵部隊に立ち向かうため。もう1機は敵部隊に歌を聴かせるために。バサラは唄いながら脱出ポッドを守りはするものの、敵機に攻撃しようとはしません。単身で身を挺して脱出ポッドを守るガムリン機は、敵の集中攻撃に浴びてしまう。バサラはとっさにガムリン機のフォローに回る。敵部隊長ギギルの猛攻撃を受けながらバサラは、「歌で敵に挑む」という信念を曲げてミサイルで反撃すべきか、悩んでいました。そして、流れ弾が脱出ポッドをかすめるのを見たバサラは、ギギル機の脚部を狙ってミサイルを発射します。バサラ機が攻撃したことに、ギギル、そしてガムリンも驚愕するのでした。
やがて金龍隊長率いる応援部隊が到着し、敵ギギルらは撤退していきます。脱出ポッドのレイたちは、動かないバサラ機を複雑な表情で見つめるのでした。
この戦闘でガムリンが負傷したため、彼とミレーヌとのお見合いは延期となりますが、その直後、ミレーヌがお見舞いに現れたのでした。ミレーヌは先の戦闘の際、マーク・トウェイン号にいたことを明かし、ガムリンの奮闘に感謝の言葉と花束を贈るのでした。

いまさら マクロス7 第5話 「スピリットギャル」

第5話 「スピリットギャル」です。今回は女性バイカー集団「Teamレックス」とそのリーダー、レックスが初登場します。

ミレーヌのFire Bomber入りを歓迎するパーティーが開かれることになり、バサラとミレーヌは車で食材の買い出しに出ています。その帰り路、ミレーヌはバサラに戦場で唄う理由を尋ねますが、答えは要領を得ません。そこへ数名の女性バイカーが、ミレーヌたちの車に絡んできました。ミレーヌは脇道に入ってバイカーたちをまこうとしてスクラップ置き場に隠れますが、バイカーたちに見つかってしまいます。

ミレーヌを小馬鹿にするバイカーたちに、バサラは「一度聴きに来いよ」と言うが、バイカー少女は喧嘩腰で、バサラに蹴りかかります。その蹴りを難なくかわしたバサラは、彼女を乗せたバイクで崩れた堀の上を走ってみせますが、さらにバイカーたちとの緊張を高めてしまいます。そこへバイカーらのリーダー格のレックスが現れ、バサラの挑発的な態度をいさめつつ、仲間を鎮め、その場を去るのでした。

翌日、FIre Bomberは、空間ハイウェイのミルキーロードでスリースターへと向かっていました。前日のミレーヌの加入を歓迎するバーベキューパーティーの途中で、レイから話があった工場艦スリースターで開かれるコンサートにゲスト参加するためです。出演料が出ることもあって、メンバーはバルキリーも運べる大型トレーラーを借りています。朗らかな雰囲気の車内でしたが、「バンパイア」による被害者が35人になったとのニュースが流れ、やや重い雰囲気になってしまいました。

その頃マックス艦長は、船団の他の艦長らと今後の敵軍への対応を協議していました。しかし、まともな対応策は出てこず、同席したエキセドルは内心で嘆息します。他方、ミリア市長はガムリン・木崎と会食をしていた。会食後、金龍隊長に見つかったガムリンは照れつつも、市長の娘ミレーヌとの見合いを勧められたことを打ち明けます。

目的地に向かうバサラたちのトレーラーのそばで、不意に昨日のバイカー集団が道を逆走してきました。彼女らの危険な走りをしばらく見ていたバサラは、スクーターで外に出てバイカーらを挑発するようにハイウェイを逆走します。その様子を見たレックスは、バサラらのライブに行くことを決めるのでした。

数時間後、野外ホールにて、Fire Bomberのコンサートが始まっりました。観客はやや少ないものの、彼らの歌を聴きに来た人たちのため、バサラらは熱唱しますが、その会場にレックスたちの一団が乱入し花火を打ち込み観客らを脅すのでした。ステージ上のバサラと対峙したレックスは、「歌では命は懸けられない」とバサラを挑発するのでした。
折しも、敵の戦闘機部隊が襲来し、しかも敵の一部は防衛ラインを突破して、スリースター内部にまで侵入していました。響き渡る警報を受け、バサラは愛機の深紅のバルキリーへ飛び乗り敵機の中に突っ込んで行きます。突入してきた3機の敵機の攻撃にひるまず、命がけで歌を唄うバサラにレックスらは驚愕するのでした。
バサラに気を取られていたレックスたちに敵機が襲いかかります。バサラは敵機とレックスの間に割り込み、彼女らを逃がそうとしますが、更にもう一機が現れ、レックスとバサラ機を挟み撃ちにしまる。歯噛みするバサラだが、そこへレイが通信を入れ、機体の操作を指示します。「バサラ、スライダー、No.52だ」。言われるがままに、バサラがギター型操縦桿を操作すると、バルキリーの脚部から小型ミサイルが発射され、敵機の腕を撃ち落しました。もう一機の敵にもミサイルを発射し、敵機の腕を打ち落とします。2機が武装を失ったことで敵部隊は撤退して行きました。

戦闘後、レックスは命を懸けてまで唄おうとするバサラの気合を認めるのでした。そして、「助けてくれたお礼」にと、バサラにキスをします。偶然、その現場を見てしまったミレーヌは、呆然としますが怪我をしたバサラを見て、一緒にバルキリーの操縦席に乗り込み、バサラに代わって操縦するのでした。
「MY FRIENDS」を唄いながら器用にバルキリーを操縦するミレーヌに、バサラは「お客のいない所で唄ってもしょうがない」と突っ込みますが、ミレーヌは「”唄いたいときに唄う”んじゃないの?」と、逆にバサラにセリフで返すのでした。

レックスとキスをするバサラに衝撃を受けつつも、彼の代わりにバルキリーの操縦を買って出て、レックスとは異なる形でバサラにアプローチをするミレーヌ。かわいいですね。

いまさら マクロス7 第4話 「バンパイアソルジャー」

第4話 「バンパイアソルジャー」です。今回は、ゲペルニッチがシティ7に潜入させた、スピリチア回収を行う工作員(バンパイア)たちによる恐怖を描いたお話です。

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その日の夜は、Fire Bomberによる野外ステージのライブが行われていましたが、会場のすぐそばの路地で、帰宅中のの女性が何者かに襲われたのでした。更に自宅にてFire Bomberの曲を聴きながらくつろぐ女性たちも、何者かに襲われます。翌朝、バサラらのアパートに集ったFire Bomberの一同は、新聞やテレビをにぎわす連続女性襲撃事件を話題にしていました。ミレーヌは、襲撃者が「バンパイア(吸血鬼)」かもしれないと面白がります。「バンパイアなんていない」と、事件に興味を見せなかったバサラでしたが、被害者の一人がライブ会場そばで襲われたことを知り、憤るのでした。

軍医のDr.千葉は、診察からバンパイアに襲われた被害者たちと敵軍の攻撃で虚脱状態にさえれたパイロットが同じ状態だと結論付けます。この報告を受けたマックス艦長は、敵兵士がシティ7内に潜入したことを悟り、この失態をなじるミリア市長にパトロールの強化など、可能な限りの対策を約束するのでした。ミレーヌを心配するマックスは、立ち去ろうとするミリアを呼びとめます。「まだ・・・なにか?」と冷たく答えるミリアに、「ミレーヌのことだが・・・変なバンドに入って、コンサートかなんかで帰りは遅いんだろ?くれぐれも注意する様に」と注意を促しますが、軽く流されてしまうのでした。一方、敵軍の旗艦において工作員(バンパイア)による作戦が順調に進んでいることを確認した司令官ゲペルニッチは、次の段階へ作戦を進める指示を出すのでした。
その夜もライブのあったFire Bomber一同は、ライブ終了後、裏口から帰路につきます。しかし、ミレーヌとバサラは、とある曲のテンポを巡って軽く言い合いとなってしまいます。レイは二人を取り成し、ミレーヌに危ないからバサラに家まで送ってもらうよう勧めますが、ミレーヌはそれを断り一人で帰ってしまいました。

帰路、ミレーヌは、市長の命令で彼女の護衛に来たマイケルと部下たちに捕まってしまいます。母親の過保護を嫌うミレーヌは、民家の生垣の陰に隠れ、追ってくるマイケルたちをやり過ごそうとしました。マイケルたちをやり過ごし、一息つくミレーヌがふと振り返ると、そこには顔をゴーグルで覆った怪しい男が、まさに襲い掛かろうとしていました。
体がすくむミレーヌ。そこへミレーヌの後を付ける怪しい人影追っていたバサラが現れ、ミレーヌの手を引き走り出します。

二人は表通りに出ましたが、周囲の路地からゴーグルを付けた男たちが湧き出て、二人を追いかけ続けます。そして、ビル街でとうとう二人は男たちに囲まれてしまいました。ちょうどそこに、マイケルたちが現れ、ミレーヌを守るため駆け寄ってきます。しかし、バンパイアの一人がゴーグルから光線を放ちボディガードの一人の顔に命中させると、その精気を奪っていくのでした。
マイケルらが男たちの相手をしている隙に、バサラとミレーヌは下水道に逃げ込みます。ミレーヌは、自分を心配して来てくれたのかと尋ねたが、バサラは「ガキの一人歩きは危ないから」「グババも心配だった」とはぐらかす。下水道内で二人はマイケルらと再会しますが、バンパイアたちも姿を現します。ミレーヌのことをバサラに託したマイケルは、バンパイアに立ち向かいます。逃げるミレーヌは転倒して足をくじいてしまいます。バサラはポケットに入れていたバンダナでミレーヌの足を固定して応急処置をするのでした。素直に助けを求めればと口にするバサラに、ミレーヌは「家を出た以上は助けを求められない」と言う。彼女の自立への決意を聞いたバサラは、感心したように微笑むのでした。
やがて敵部隊がマクロス7近辺に姿を現し、シティ7内に警報が鳴り響きます。サイレンに気を取られたバサラらの眼前にバンパイアが現れ、光線を放ちます。とっさにミレーヌをかばったバサラは、腕に光線を受けてしまいましたが、当たり所が良かったのか、精気は吸われず、バンパイアを突き飛ばして先へ進むのでした。

マクロス7に迫る敵部隊と熾烈な戦いを繰り広げるガムリン・木崎らダイアモンドフォース。そこへバサラのバルキリーが姿を現します。照準に割り込むバサラ機によって、ガムリンは射撃の機会を度々逃してしまいます。激昂したガムリンは隊長へバサラ機への攻撃許可を求めますが却下されてしまいます。他方、突撃を慣行しようとしたギギルは、工作員が収集したサンプルの回収をゲペルニッチに命じられ、憤慨しつつも部下と共にシティ7に接近して工作員が射出したサンプルを回収して去っていきます。またも自分の歌が敵に届かなかったバサラは、不満げにその後ろ姿を見送るのでした。

バサラがアパートに戻ると、レイがミレーヌを家まで送っていくところだった。「グババが心配だから」とはぐらかしつつ、バサラもミレーヌらに同行を申し出るのでした。

いまさら マクロス7 第3話 「ファイアースクランブル」

第3話 「ファイアースクランブル」

冒頭これまで2回の演奏の結果に悩むバサラです。バトロイド形態の彼専用VF-19の肩に佇み、自分に不足しているものを自問してる姿は絵になります。が、彼は出撃後にバルキリーの整備をしているのでしょうか?Fire Bomberは、新人バンドの登竜門とされる一大ライブ「スーパーノヴァ」へ出場しますが、なんと演出でしょうか!会場にVF-19を持ち込んでいました。本当に整備はいつするの?

このイベントへの参加を巡って、メジャーを目指すミレーヌと自分の歌を求めるバサラとスタンスの違いが描かれています。もう一つ、会場に向かう途中でおきたバサラ・ミレーヌと観客との間のイザコザで、「お前のせいでなぐっちまったじゃねえか!」「歌を聴かせて感動させなきゃなんねのに!」と語るところでもバサラの主義が伺えます。

また今話では、正体不明な敵の襲撃への対応を巡ってマックス艦長とミリア市長は公開討論会の最中に対立→口喧嘩を演じてしまい、アナウンサーに「二人は私生活でも対立し、離婚しているのか」と訊ねられてしまう体たらく。レイの運転するバンから大型ビジョンに映し出された両親の険悪な雰囲気下の舌戦を見て、娘のミレーヌは「パパもママも相変わらずね・・・」

「スーパーノヴァ」でのFire Bomberの演奏が始まると、マクロス7の上方に正体不明の敵が出現し、戦闘がはじまります。当然のようにバルキリーに乗り込んで戦場に向かうバサラ。その姿を会場のモニターで見守る観客たちとアキコ、迷惑そうに自機のコクピットから眺めるガムリンやギギル。それぞれの想いとともに、唄い続けるバサラを見ているのでした。

戦闘は、少数部隊のシティ7への潜入を見届けた敵本隊の撤退で終了です。今回もバサラの歌は敵に感動を与えませんでした。でもコンサート会場の観客たちには届いたようです。

今話もバサラは、軍のVF-11が堕とされているいる中、敵の攻撃を躱して唄い続けました。コンサート前の喧嘩においても一発ももらわなかったことから、バサラは運動神経がよいのですね。運動性能に秀でているVF-19に乗っているのも納得です。

 

いまさら マクロス7 第2話「スピリチアレベル」

主人公の熱気バサラが住んでいる居住区「アクショ」は、マクロス7に船団登録をしていない移民船が強引にシティ7にドッキングしたことで誕生した”公的には存在しない”区画となっています。となると、内部の気温やエネルギー供給はどうなっているのでしょう?フォールド航法は周囲の空間ごと移動させるから、適当に繋いでおけばいいのでしょう。

第2話導入部の終り辺りでアクショの外観が出ますが、さて、シティのどのあたりなのでしょう?

第2話 「スピリチアレベル」です。第1話の戦闘で虚脱状態となった人は、軍の病院で家族と対面をしていました。Dr.千葉の説明によると”患者の身体的には異常はないが、生きる気力が失われていて、治療方法も見つからない”状況でした。謎の敵・謎の武器と謎ばかりです。

艦体司令のマックスと面会するレイ・ラブロックも謎です。一介のミュージシャンが船団司令と面会できませんよ?普通。

他方、ミレーヌは、ミリア・ファリーナ・ジーナス市長と秘書のマイケルに追われて、バサラの部屋に潜り込む。バサラの部屋を訪ねてきたミリアたちに対してバサラの「家庭内のごたごたは家庭内で解決してくれよ」はいいですね。職場で愚痴る輩に言ってやりたいですね。帰り際のミリアの「勝手な暮らしは許さない」と声をかけての引き際は親子喧嘩の常套句ですね。

ミレーヌとバサラのやり取りで、2人の価値観・考え方がぶつかります。バルキリーで出撃しようとするバサラをミレーヌは「お客さん放っぽらかすの?」と叱責します。「いったい歌を何だと思っているの」と尋ねるミレーヌに、バサラは、「歌は熱いハートを叩きつけることだ」と言い切るのでした。見送るレイの言葉も今後を示す意味深なものですね。

マックス司令は敵部隊の襲来を受け、バルキリー隊が迎撃に向かわせると共に探査装置を発射し、敵の正体を突き止めようとします。探査装置から送られてくる情報に触れて、エキセドル参謀の”そんなことはあり得ない”と打ち消す態度も謎を深めていきます。

バサラが軍の作戦を邪魔しても逮捕・拘束されないことも謎です。1話・2話とも謎が増えている回ですが、そのなかでミリアが強引にミレーヌのお見合い話を進めていることが明らかになりました。マクロスシリーズの基本である三角関係は健在でした。

いまさら マクロス7 第1話 スピーカーポッド

超時空要塞マクロスの続編になる作品です。当時、マクロス7を見た感想は、「・・・なんで歌っているのだろう」です。OPのVF-19のCGは綺麗なのに戦闘シーンは自分の中では今一つかな?と思っていました。

そして、マクロスシリーズもFからΔ(デルタ)となりました。ΔのTV放映を見終わったとき、気がつきました。

  • 敵は人類?それとも異星人?敵はプロトカルチャーの末裔たちとは限らない
  • 異星人(異文化)に反応兵器(Fなら次元兵器)は決定的な損害を与えるものになるのか?
  • 異星人とコミュニケーションをとる方法はあるのか?

もしかしてマクロス7ではこれらのことを表現しようしていたの?と思ったのでした。プロトカルチャーを始祖としない(人類とまったく違う)生命体と遭遇したらどうするのか、という視点でみたら深い作品に思えてくるのでした。

マクロス7 第1話「スピーカーポッド」です。

舞台は超長距離移民船団マクロス7が地球を出発してから7年後の西暦2045年。戦闘艦が牽引する大型居住エリア・シティ7の一角で、人気バンドFire Bomberの屋外コンサートが開かれようとしていました。しかし、肝心のボーカル兼ギターメンバーの熱気バサラが姿を見せません。この状況に新メンバーの少女ミレーヌは不満そうです。そして、屋外ステージから離れた小高い丘の上では、ミレーヌの父親であるマックス(マクシミリアン・ジーナス。50歳くらいのはずだが、とても若く見えます)が、複雑な表情で部隊の上のミレーヌを見て呟くのでした。「こんなことをさせるためにピアノを習わせたわけではないんだが・・」。

実は、バサラは会場の上方の天井の梁にぶら下がっていました。仲間たちの前奏が聞こえてきたとことで、パラシュート降下で派手に現れたら、マイペースで熱いシャウトを飛ばしていきます。コンサートも盛り上がります。

そんな中、マクロス7の周辺に謎の部隊が出現していました。その連絡を受けたマックスは、バトル7(シティ7の先端に連結された戦闘艦)のブリッジに戻ります。艦橋オペレータの女性スタッフたちから状況報告を受ける間にも、正体不明の部隊は、第一次防衛ラインに迫ります。

マクロス7側は、精鋭部隊ダイヤモンドフォースらバルキリー隊を出撃させます。正体不明の部隊は一次防衛ラインを突破し、マクロス7側の部隊との戦闘が始まります。正体不明の部隊の機体は、バルキリーと同様の可変機構を持つ機体でした。バトロイド形態に変形し、統合軍のパイロットに不気味な光線を照射して、その精気を奪ってゆきます。

この光景には、豊富な知識をもつエキセドル・フォルモさえ驚愕するのですが、未知の事象で驚いているのか、過去にゼントラーディ軍が歯が立たなかった相手の再登場に恐怖していたのか?

シティ7のコンサート会場にも、戦闘の影響が現れます。天井のシェルがブラックアウトし、攻撃による爆風が会場を吹き抜けます。戦闘が始まったことを知ったバサラは、バルキリーで宇宙空間に飛び出すが武装を使用する訳でもなく、ひたすら歌います。

弾丸の代わりにスピーカーを相手機体に打ち込んで、強制的に歌をきかせていきます。エキセドルはリン・ミンメイの真似と訝り、バルキリーパイロットたちからは戦闘の邪魔と罵られます。しかし、結果としては彼の歌を聴いたことで敵は退却したのでした。

 

 

いまさら マクロス プラス 第4巻

第4巻です。物語のクライマックスです。

有人戦闘機の存在意義を示すべく、地球軌道上にデフォールドしたイサムとヤンは、ゴーストX-9を撃墜し軍上層部に有人戦闘機の実力を見せつけるため、大気圏を自由降下していく。彼を追うガルドもそれに続いくのでした。

マクロス・シティの人々が記念式典のコンサートに熱狂するなか、自我に目覚めたシャロンによって捕らわれていたミュンは、彼女に暴挙の目的を問いただす。その間も、シャロンに支配された地球の防衛システムは、一斉にその銃口をイサムのYF-19へ向けるのだった。イサムは衛星軌道上のサテライトを爆破し、その破片に紛れて大気圏を降下していくのだった。

防衛システムを掻い潜ったイサム達に、今度はガルドのYF-21が襲い掛かる。7年越しの想いを込めて、両機は、持てる技量・性能の全てをぶつけて戦う。そしてYF-21のミサイル群がYF-19を捉えたとき、ガルドは、7年前の記憶を取り戻し、事件の真実を思い出すのでした。ミサイルの爆炎が晴れた後、そこにはイサムのYF-19がいました。記憶を取り戻したガルドは、イサムと7年越しの和解を果たす。

そこに、自我に目覚めたシャロンがスリルと求めるイサムの願いに応えようと送り出したゴーストX-9が現れ、両機とドッグファイトにはいるのでした。

シャロンの拘束から解放されたミュンは脱出を試みますが、シャロンに操られた警備員に襲われます。ヤンの解析により、マクロスそのものがシャロンの支配下にあることが明らかになりました。シャロンは、ミュンは不要な存在とイサムに告げ、怒りと動揺を誘うのでした。

動揺するイサムに、ガルドはミュンを守ることが自分たちの誓いであることを思い出させます。そして、イサムがミュンの救出に迎えるよう、ゴーストX-9の足止めを買って出るのでしたが、ゴーストX-9の性能は想像以上のものでした。ガルドはYF-21のリミッターを解除し、自らの命を犠牲にした体当たりでゴーストX-9を破壊するのでした。

シャロンの力は、イサム達の乗るYF-19に迫ります。後部座席のヤンに幻覚を見せ、手に持った銃をイサムに向けさせます。引き金がひかれる寸前のところで、射出装置を作動させてイサムはヤンを機外に放出しますが、シャロンの歌声に意識を失ってしまいます。地面に激突する寸前、ミュンの歌で意識を取り戻したイサムは、YF-19をマクロスのコントロールルームに突入させ、シャロンを構成するコンピュータを破壊することに成功しました。

シャロンの支配が解けたマクロス・シティには静寂が訪れました。そんな中、目を覚ましたミュンが目にしたのは、ミュンを探して飛行するYF-19とイサムの姿でした。

 

いまさら マクロス プラス 第3巻

第3巻です。

生命維持装置の中で目覚めたイサムは、その傍らにミュンの姿を認めるのでした。心配するミュンをよそに、彼は傷の癒えない体のまま病室から抜け出していきます。

競合試作テストにおいて、イサムのYF-19へ実弾射撃を行ったガルドは、査問委員会で厳しい追及に晒されていました。自分の落ち度はなくあくまで事故であると証言するガルドでしたが、数々の状況証拠は次第に彼を不利な立場へと追い詰めていきます。ミラード大佐の、ガルドが故意に相手を怪我させるようなパイロットではないとの擁護を受け、プロジェクトの監督役であるゴメス将軍は、あくまで不慮事故であったととして意外にも問題を棚上げするような甘い裁定を下すのでした。

それは地球でヒギンズ総司令による指揮のもと、秘密裏に開発された無人戦闘機・ゴーストX-9の完成を踏まえ、スーパー・ノヴァ計画の中止を見込んでのものでした。将軍の下した甘い裁定が腑に落ちないガルドにミラード大佐は、有人戦闘機とそのパイロットの必要性について説いていくのでした。

イサムが病室から姿を消したことにヤンたちが気が付いた頃、イサムはミュンを伴って森林地帯に来ていました。そこで、ミュンは昔から変わらないイサムの奔放な行動に呆れてしまいます。イサムは歌うことを止め、シャロンのプロデューサーをしている今のミュンを彼女らしくないと指摘した。まっすぐなイサムの言葉に、ミュンは大きき揺さぶられるのでした。

姿を消したイサムの安否を気遣うヤンとルーシーに、ガルドはイサムが逃げたのだと挑発しますが、そんなガルドにルーシーが反発し、「卑劣な手を講じたあんたには何も手に入らない」と言い放つのでした。

病院に戻ったイサムとミュンを見たガルドは、イサムに殴り掛かります。ミュン、ヤン、ルーシーの前で激しく争う二人に、ミュンは自身が黒子としてシャロンを演じていることを明かし、胸の内を吐露していきます。イサムらとの再会が、夢を捨てた自分にとって辛いものだったと言い含め、ミュンは。雨が降りしきる中、一人で仕事場へと戻ります。そこで彼女は、統合本部からの要請により記念式典でコンサートを開催することと、シャロンの人工知能が完成したことを知らされるのでした。

「お前には何も守れやしない。何も超えられやしない。」というガルドの言葉に苛立つイサムは、傷の癒えない体を押して、鬱憤をぶつけるかのようにムチャなシミュレーションを繰り返します。ヤンは突如姿を現したシャロンの感情プラグラムを調べるため、ハッキングをしかけ、画面いっぱいに表示された「ISAMU」という文字から、シャロンの歪んだ自我の片鱗を目の当たりにするのでした。地球へ向かうミュンの見送りに訪れたガルドは、ずっとそばにいてほしいと告白し、自身のお守りを預ける。だが、ミュンは答えを返せないままエデンを後にするのでした。

順調に進められていた競合試作テストは、突如としてミラード大佐からプロジェクトの中止を言い渡された。それは、地球で進められていた無人戦闘機・ゴーストX-9の完成により、スーパー・ノヴァ計画が不要と判断されたためでした。プロジェクトの中止を不服とするイサムは、軍の記念式典で披露されるゴーストX-9にせめて一矢報いようと、ヤンと共にYF-19で地球へのフォールドを慣行します。そして、彼らの追撃命令を受けたガルドのYF-21がそれを追います。

一方、記念式典でコンサートを催すために地球を訪れていたミュンは、狂気に囚われたマージの暴走により自我を手に入れたシャロンと対面することになるのでした。シャロンのコントロールルームに閉じ込められてしまったミュンの前に現れたシャロンは、自身がミュンの感情から生まれたことを語り、彼女の本心を暴いていく。

「ガルドが好き。でもイサムはもっと好き」と・・・。