いまさらマクロスΔ(デルタ) 第1話 戦場のプロローグ

第1話 「戦場のプロローグ」です。

西暦2067年、人間が突如として凶暴化する病「ヴァール症候群」が銀河各地で発生していた。戦術音楽ユニット「ワルキューレ」に憧れる少女フレイアとアルバイトの少年ハヤテは、ヴァールの暴動に巻き込まれてしまいます。

歌手(戦術音楽ユニット)に憧れる女の子と民間人の男の子が巻き込まれていく展開。ヴァルキリーに乗り込んで、腕に女の子を掴んで飛び立つけれど、落下していく。第1作を思い出す展開です。グラージに(腕付き)リガードそしてクアドランの登場で懐かしさ満載でした。

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オープニングは、銀河に進出した人類とその脅威となっているヴァール症候群そしてヴァールに対抗する音楽ユニット「ワルキューレ」の解説です。
舞台は、惑星アル・シャハル。港でアルバイトをしていた青年ハヤテは、特に目的もなく日々をなんとなく過ごしている少年です。

その日は、バイトのクビを宣告され最後の仕事。ローダーを踊るように駆り、コンテナを積んでいきます。が、そこで積み荷の中に隠れて密航をしてきた少女フレイアと出会います。


ハヤテは、14歳のフレイアが「ワルキューレ」のオーディションのために密航してきたことを知ります。(でもオーディション会場は30光年先のラグナですけど。)場所を間違えたことを知り落ち込んだ、かと思いきやすぐさま立ち直るフレイア。フレイアに生き甲斐を尋ねるたハヤテは、何の目的も見いだせていないハヤテに、「それで生きてて楽しいんかね︖」と痛いところを突いてきます。図星をつかれたハヤテは自分の生き方に疑問を持つのでした。
二人の会話は盛り上がりますが、そこに密航犯のフレイアを探しているドローンに見つけられてしまいます。急いで逃亡を図るフレイアですが、港の隅に追い込まれてしまいました。危機一髪のところでバイクに乗って乱入してきたハヤテに助けられます。

そこを護衛・潜入任務で来ていたミラージュに見咎められます。
窮地を脱したフレイアとハヤテ。ハヤテは、帰星をすすめますが、フレイアは拒否。夢を追うことを否定するハヤテに訳を聞いたフレイアは「どこかじゃなく、行きたい所にいかんとね!」と話す。話しながら建物の突起を軽々と駆け登るフレイア。が、足元が崩れて転落したところをハヤテに助けられたのですが、その光景を誤解したミラージュにハヤテは取り押えられてしまいます。
謝罪するミラージュ。彼女が、デルタ小隊の一員と知って興奮するフレイア。そこにヴァール警報警報が鳴り響きます。
奇病「ヴァール症候群」でヴァール化したゼントラーディ部隊がバトルポッドに乗って暴れ出し、市街は戦場と化していきます。
そんな時、ワルキューレが現れ次々とヴァールを発症したゼントラーディ兵を鎮静化・無力化していきます。

ワルキューレの活躍で街が救われたかと思われた時、惑星外から謎のバルキリー部隊がフォールドアウトしてきました。防衛線を張る艦隊を突破し、ワルキューレを護衛しているΔ小隊と先頭が始まります。


一時は沈静化したヴァールも再発し、暴徒と化したゼントラーディ兵が暴れ始めます。爆発に巻き込まれるワルキューレ。それにもめげずに唄い始めます。そんな彼女らを見て「何て奴らだ!」と驚くハヤテ。ダメージを受けながらも唄い続けるワルキューレをを見て、フレイアは歌いながら丸腰で戦場に⾶び込んでいきます。

ですが、戦闘ポッドに襲われ窮地に。それを見たハヤテは近くに墜落、稼働状態で放置されていたバルキリーで彼女を拾いあげます。
フレイアを掴んで空を舞うハヤテのバルキリー。その時、敵からの攻撃を受け、ハヤテとフレイアを掴んだバルキリーは、市街地へと落下していくのでした。

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いまさら マクロス デストロイド ディフェンダ― 8

Is the U.S. Navy’s Railgun Dream Dead? なんて記事が出ていました。艦船に搭載しての試験はもう少し先のようですが、地上試験は進んでいるようです(こちら)

駐退機構について検討した後は、やはり移動できるものに搭載してみたくなります。そこで、2軸の装輪式の移動体に搭載する場合を検討してみました。

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今回のモデルです。各部の質量を記しておきます。

車輪は、トーションバー式のサスペンションを介して下部車体に連結されています。

まず、静止状態を確認したところ、0.5度ほど前方向に傾斜してしまいました。

大戦中のドイツ(駆逐)戦車が長砲身の砲を装備して、フロントヘビーになったということですが、重心の管理は大切なのですね。この前下がりは、前側サスペンションの初期トルクを増すことで調整しました。

では、1発撃ってみました。大体100倍くらいに時間を引き伸ばしています。

台車の動きの時刻歴応答です。

最大で3度くらい傾斜が発生します。一発撃っただけでこの傾斜ですから、連射した場合の対応は難しそうです。弾体質量の見直しも必要かな?と思いました。弾体といえば、防衛技術ジャーナル2019.06号に、Railgunの弾について言及した記事がありました。強力な磁界の影響で近接信管の搭載は難しいようですが、OTMに期待しましょう。

走行抵抗は考えていませんから、0.5m/sで走り続けます。ブレーキを考えなくてはいけません。

発砲の反動です。最大40tfくらい発生しています。

今回のpythonのcodeです。制動ブレーキ、履帯モデルの追加。そして連装砲塔への拡張と検討を進めていこうと思います。

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いまさら マクロスF 第25話 アナタノオト

第25話 アナタノオトです。

バトル・フロンティアの絶体絶命の危機に、ガリア4宙域での調査を終えグレイス・三島の陰謀を把握したマクロス・クォーターが帰ってきました。撃墜されたアルトは無事脱出しており、彼の報告からもグレイスらの陰謀を裏付けるものでした。悪事が露見した三島は逮捕されが、グレイスは余裕の態度。仲間とともにバジュラクイーンと融合した彼女は、確立した銀河ネットワークを使って地球や他の宙域にバジュラを送り込みます。しかしシェリルとアルトの思いはランカちゃんの洗脳を解き、奇しくもブレラにかけられたグレイスの呪縛を解くのでした。ランカちゃんの歌声はバジュラの一部を味方とし、精神的にリンクしたシェリルを死の危機から救うのでした。そしてアルトがランカを助け出したことで、人類とバジュラは一丸となってグレイスたちに挑むことになりました。多くの支援を受け、バジュラ本星に乗り込んだアルトはブレラと共にグレイス打倒に成功しました。大気圏に突入するフロンティア船団と入れ替わるように別銀河に去り行くバジュラ。そしてアルトたちの新天地での物語が始まるのでした。

怒涛の最終回です。いままで描かれてきた多くのものについて回答が用意されていました。そして主人公たちの三角関係が「どちらも選ぶ」という驚きの(うらやましい)ものでした。1度見ただけでは理解が追いつかない、とても展開の早い最終回です。何回見直しても新しい発見がある、ような本話です。

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緒戦は優勢だったフロンティア側でしたが、巨大ランカちゃんの出現で形成逆転。ついにはブレラにアルトが撃墜され事態になってしまいました。ショックで座り込んでしまうをシェリル。そのシェリルのいるバトル・フロンティアに迫り来るバジュラ母艦。バジュラの主砲口に光が集まるその時、オズマ機やマクロス・クォーターたちS.M.Sがデフォールドし、その危機を救うのでした。
ワイルダーはフロンティアのクルーに対し、一連の犯人がグレイスらギャラクシー船団とその協力者たちであることを告げます。バトル・フロンティアのクルーたちが半信半疑なところにアルトからの通信が入りました。彼の巨大なランカへの攻撃要請に、マクロス・クォーターの主砲が放たれます。命中した主砲が吹き飛ばしたカモフラージュの下には巨大な船体、撃沈されたはずのバトル・ギャラクシーが露わになるのでした。ワイルダーの告発は続き、陰謀の主がギャラクシー船団であること、それに共謀してハワード前大統領を暗殺した犯人が三島でることを暴くのでした。

三島は一人、ペリオたちに逮捕されます。しかしバジュラクイーン内のグレイスは異形の姿に変貌し、リンクしているバトル・ギャラクシーを遠隔管制し多数の無人機ゴーストAIF-9Vを出撃させます。脅威的な機動力を持つ無人機はフロンティア側を激しく攻撃し、アルトの部下マルヤマも撃墜されてしまいました。
そんな中、アルトはRVF-25のルカとVF-25Gのクランが牽引してきた愛機VF-25Fに乗り込みます。アルトはクランたちに感謝しつつ、バトル・フロンティアにいるシェリルに、歌の力でランカを正気に戻すよう呼び掛けます。その依頼に応えて再び熱唱するシェリル。S.M.Sのみなも戦いを続けていました。ミシェルの愛機で果敢に奮闘するクラン。ルカによって起動された秘密機能「ユダシステム」に制御された3機のゴーストは、敵のAIF-9Vと無人機同士の激しいドッグファイトを始めます。

シェリルの歌声はフォールド波となってランカちゃん向かいます。シェリルの歌とアルトの呼びかけを受けてランカちゃんの腹部が光り出します。そして胸元のブルースハープが砕けると、グレイスによる洗脳装置は力を失い、ランカちゃんは自分を取り戻すのでした。
ランカちゃんの無事を喜ぶアルト。だがグレイスとギャラクシー船団首脳陣たちは、もはやリトルクイーンのランカちゃんなど不要とばかりに、一体化したクイーンの力を誇示します。グレイスに支配されたクイーンからの強烈なフォールド波は、周囲のバジュラを統率していきます。さらに銀河ネットワークを展開し、バジュラの群れをマクロス11船団の宙域、惑星エデンそして地球のマクロス・シティ上空へと次々に送り込むのでした。一方、目前のフロンティア船団には一斉砲撃を行い、甚大な被害を与えます。

無力感に捕らわれたアルトたち一同。だがそこに聴こえてきたランカちゃんの歌声は、アルトらを驚かせます。激闘中の衝撃で洗脳が解けた兄のブレラに見守られ、ランカちゃんの熱唱はバジュラの一部を鎮め、そのフォールド波の勢いはクイーンのそれに拮抗していきます。そしてランカちゃんとシェリルはフォールド波を通じて精神的にリンクします。力尽きそうになり弱音をはくシェリルに平手を浴びせるランカちゃん。ずっと自身の目標であったシェリルを叱咤します。このリンクはシェリルを仲間とバジュラたちに認めさせることになり、シェリルの脳内にいたV型感染症の細菌は腸へと移動。ランカちゃんと同様のリトルクイーンとしてシェリルは死の危機から完全に開放されました。

復活したシェリルの歌声に鼓舞されたS.M.Sとフロンティア側の反撃が始まります。マクロス・クォーターがバトル・ギャラクシーの胴体部を斬り裂き、VFで艦内に飛び込んだアルトがランカちゃんの救出に成功します。フロンティア側の抵抗に憤るグレイスは、クイーンの武装で無防備なアイランド1を攻撃します。ですが無数のバジュラが盾となってアイランド1を守るのでした。
救出されたランカちゃんは、バジュラにはそもそも敵意などなく、「自分と他者」という概念を持たないまま、ランカちゃんを群れの一部として迎えにきていたこと。そしてシェリルという別の仲間を認めたことでバジュラが「集団の中の個」というものを知ったことをアルトに説明するのでした。

ランカちゃんをフロンティアに送り届け、アーマード装備で再出撃するアルトのVF-25F。その姿を2人の歌姫が見送ります。その行く手に立ちはだかる次元断層を、円陣を組んだバジュラたちがフォールド波を中和して突破口を作ります。ペリオ艦長はバジュラに続けと強襲を図りますが、バトル・ギャラクシーの主砲の一撃で損傷してしまいます。そこにカナリアのケーニッヒ・モンスターが奇襲をかけます。モンスターの一撃がギャラクシーのセンサー類を麻痺させるその隙に、マクロス・クォーターのマクロス・アタックがギャラクシーの主砲を破壊し、続くバトル・フロンティアの攻撃が止めを刺すのでした。

巨人同士の戦闘の隙に、ミシェルのVF用スナイパーライフルを託されたアルトは、VF-25Fでバジュラ本星に突入します。アルトを狙うVF-27βを撃破するブレラの支援を受けてグレイスを追います。「これこそが人類の究極の進化だ」と叫ぶグレイスに、バジュラと他の人間を踏み台にするその行為を真っ向から否定するアルト。シェリルとランカの歌を背に、ブレラとの絶妙な連携でグレイスらに迫ります。人間は誰もが本質的に1人だという真理を受け入れるブレラと、それに抗うグレイス。そんなブレラの思いを受け継いで、アルトが絶叫します。ランカちゃんとブレラのアドバイスを受けてアルトのVFが放ったミサイルは、グレイスのいるバジュラ頭部を体から切り離します。内部のグレイスに向け、ライフルの狙いをつけるアルト。最後に奇妙な笑みを浮かべたグレイスをVF-25Fの火線が撃ち抜きました。
アイランド1とマクロス・クォーターが惑星に降下する、入れ替わるように全てのバジュラは母星や地球、エデンから、次元断層を超えて別の銀河へと去っていきました。

「アイモ」のことを、バジュラが何億年かに一度、別の群れに訴える求愛の歌なのだとブリッジのクルーに説明するランカちゃん。事態の決着を認めたビルラーは、万感の思いを込めながらリン・ミンメイの写真が収まったロケットを閉じます。戦いを終えて軍病院に急ぐルカ。彼が向かう病室ではナナセが意識を取り戻していました。

惑星上に降り立った一同、一人地表の遺跡に目を向けるブレラ。そんな彼らの上で本物の空を満喫するアルト。ランカちゃんは改めてシェリルに宣戦布告し、彼女も笑顔で応じます。人類の新たな歴史が始まろうとしていました。

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いまさらマクロスF 第24話 ラスト・フロンティア

第24話 ラスト・フロンティアです。

ランカちゃんはついに11年前に第117調査船団に起こったバジュラ襲撃事件の記憶を思い出します。グレイスはそんなランカちゃんを自らの野望のために導いていきます。一方、マクロス・クォーター陣営は第117船団残骸の捜索によって11年前の記録を手に入れ、グレイスの正体とバジュラを利用した全銀河規模のインプラントネットワークによる支配という目的を知ります。マクロス・フロンティア船団はバジュラ本星の宙域に侵入し、バジュラの大群との戦いの火蓋を切りました。シェリルの歌声でフロンティア側優勢に進むかに思えた戦況ですが、突如として惑星の表面に現れた千mを優に超える巨大なランカちゃんによってバジュラ側に傾いていきます。そんな中アルトの機体はブレラの攻撃で飛散してしまうのでした。

これまでにも何度か出てきた11年前の第117調査船団事件。その真相は本話で明らかになります。先天的な体質でバジュラとシンクロできるランカちゃんと彼女を利用するグレイスの野望も明らかになるのでした。そんなランカちゃんと対になるポジションのシェリルはいい女ぶりを発揮します。アルトへの想い抱きながらも、残りわずかな自分の運命を悟ったところでアルトにランカちゃんの救出を託すシーンは視聴者の心に響きます。また戦闘シーンにおいてランカちゃんが唄う「愛・おぼえていますか」の新バージョンは懐かしさと新しさを感じさせるものです。

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11年前。惑星ガリア4を訪れた第117調査船団は無数のバジュラに襲われます。なんとバジュラたちはランカちゃんの唄う「アイモ」の歌声に呼び寄せられたのでした。
「あのクソ虫ども・・・!」襲撃を受け、炎上する艦内で怨嗟の声を上げるグレイス。護衛の任についてオズマのVF-171の奮戦も虚しく、本船は轟沈してしまいました。ブレラはランカちゃんに、彼女の歌声がバジュラを呼んだことは誰にも言わないよう言いつけ、彼女を小型艇で逃がすのでした。

そんな記憶をランカちゃんはバジュラ本星で思い出していました。自分の行為に負い目を感じたランカちゃんに、グレイスは「償い」の方法を示唆すます。それは彼女とバジュラの交感を解析してバジュラのプロトコル(命令コード)を解析すること。グレイスに言われるがままのランカちゃんを使って、グレイスはプロトコルの解析に成功するのでした。あとは、このプロトコルと使いバジュラを支配下におき野望の最終段階に進むだけです。

「また、帰ってくることになるとはな」その頃、オズマたちマクロス・クォーター陣営はガリア4の宙域で第117船団の残骸を調査していました。その結果、バジュラと会話ができるランカちゃんの生い立ちと、グレイスの目的がバジュラで人々を恫喝して強制インプラントネットワークに組み込み、自らをネットワークの頂点に置くことで全銀河を支配することであることを知ります。判明したグレイスの野望を新統合政府に通達し、間に合わない支援を当てにせず、自分たちだけで戦う覚悟を固めるのでした。

決戦を決意したマクロス・フロンティア船団は、バジュラ本星のある宙域へデフォールドしました。バトル・フロンティア内ではペリオ艦長の演説が響きます。万を超えるバジュラの群れを押し分けてバジュラクイーンを倒し、アイランド1をバジュラ本星へと突入させる。フロンティア船団の命運を賭けた作戦方針を語るペリオ。その演説が、「銀河の妖精シェリル・ノームの歌声が、我らの勝利の導きとならんことを!」と締められました。兵士たちとともに演説を聞いていたアルト、クランやネネらはそれぞれの想いを胸に戦いへ臨むます。各機動兵器には対バジュラ用の”ディメンションカッター”こと強化MDE弾が次々と装填されていきます。

決戦を前に、軍病院ナナセのもとを訪れていたルカは、いまだに昏睡状態の彼女に自分の命を賭しても守り抜いてみせると改めて決意します。S.M.Sのオーナーのビルラーは、、やがて叶うであろう写真に映る伝説の歌姫との出会いに心を躍らせていました。アルトが向かった先はシェリルの楽屋でした。アルトは彼女に、必ず生きて帰ることを誓います。シェリルは自分の想いを振り払うため「恋人ごっこはここで終わり」だと気丈に振る舞いながらもアルトの唇を奪います。そしてランカを救い出すよう告げ、自身の耳飾りを彼の左耳につけるのでした。

民間人のアイランド1への避難が完了し、いよいよ戦いの火蓋が切られようとするとき、バトル・フロンティアに向かったシェリルは特設ステージに舞います。それは銀河の妖精が返り咲く瞬間でした。「もう思い残すことはないわ、あとは燃え尽きるだけ、今あるのは音楽と、そして私、だから私の歌を聴けぇっ!」
その声は作戦発動の合図でもありました。全軍が一斉に動き出します。シェリルが熱唱する「射手座☆午後九時Don’t be late」の歌声が彼らを後押しします。

シェリルの歌声によってバジュラの動きは通常の3分の1以下に低落し、連携も見受けられなくなった。作戦の成功にペリオらは歓喜します。アルト機をはじめ多くのVF-171EXから放たれるMED弾頭が空間を切り裂き、バジュラを呑み込んでいきます。眼前の惑星を自分たちのものにせんと叫ぶ新統合軍兵士たち。戦況はフロンティア側優利で進んでいきます。バジュラの群れが分断され、アイランド1をはじめとした船団を一気呵成にバジュラ本星の大地に向け進撃させる三島。

対するランカちゃんはうつろげな表情で攻め入る新統合軍を敵と見定めていました。ブレラも静かにランカちゃんを鼓舞します。
「あれが敵?」「そうだ、さぁランカ、守るんだ、この美しい星を。それがお前の償い、母さんもきっとそれを望んでいる」「うん・・・お兄ちゃん」

勝利を確信したフロンティア船団が突入を続けていたその時、RVF-171EXに乗ったルカは「愛・おぼえていますか」の歌声をキャッチしました。その歌声の主は巨大な姿となってバジュラを率いるランカちゃんでした。
たちまちバジュラの戦闘値が増大します。バジュラ同士のネットワークで増幅されたランカちゃんの声は、シェリルの声を圧倒し、バジュラたちの動きを、連携を活発にしていくのでした。盛り返したバジュラの攻撃の前に新統合軍のVFや艦船は次々と撃沈されていきます。

フロンティア船団の苦戦をよそに、グレイスはダルフィム艦でバジュラ本星に乗り込んでいました。すでにバジュラのプロトコルを手にしたグレイスは、惑星を覆う隔壁を開放させ、内に潜むバジュラクイーンの姿をさらけ出させます。

バジュラ側に付いたランカちゃんに対してアルトは必死に呼びかけますが、その声は彼女に届きません。呼びかけの最中、アルトは巨大ランカちゃんの瞳の奥になにか大きな機影を垣間見ました。しかし正体を定める間もなく、ランカちゃんの護衛に飛来したブレラと戦闘になります。アルトは初めてランカとブレラの秘密を知ることになりました。動揺するアルト。クランのクァドラン・レアが援護に入り激戦が繰り広げられます。ブレラのVF-27γはクラン機を中破させ、援護に飛び出したアルトのVF-171EXもVF-27γの重量子反応ビームの一撃が命中。猛火をまき散らしながら虚空に爆散します。
その光景をシェリルにも届き、彼女はマイクを落し、アルトの名を叫ぶのでした。

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