いまさらマクロスF 第22話 ノーザン・クロス

第22話 ノーザン・クロスです。

ランカちゃんはブレラとあい君と共にあい君の母星を探しに旅経ちました。この事態にグレイスと三島は、それぞれの”次の計画”を進めます。
V型感染症の進行するシェリルの歌にフォールド波が検出されたことから、バジュラ対抗の要として白羽の矢が立つのでした。死期が迫る中、残りの命を歌に捧げる覚悟を示すシェリルは、アルトと心をひとつにするのでした。
三島の部下に追われて逃走中だったオズマとキャシーはボビーと合流してマクロス・クォーターに戻り、三島の企みについてワイルダーたちに明かします。しかし、三島の策略でS.M.Sは新統合軍に編入されることになったことから、ワイルダーらはマクロス・クォーターでフロンティアから離反、いずこかにフォールドしていくのでした。
フロンティアで騒動が起きている中、彼方の宙域でランカちゃんたちは、バジュラの本星へと辿り着いたのでした。

最終話のクライマックスへの序章と言える展開です。残された時間が3ヶ月となったフロンティアにおいてアルトと心で結ばれたシェリルの再起。その陰で暗躍する三島。そしてオズマ・キャシーらマクロス・クォーター側の離反と盛りだくさんの出来事が描かれています。これまでのフロンティア、バジュラ、ギャラクシーの三極に、マクロス・クォーター側が加わることになりました。またアルトとルカ、クランはS.M.S側と袂を分かつ形ににんりました。マクロス・クォーターの離脱行からエンディングに至る間の演出、ノーザン・クロスもいい感じです。

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「いずれにせよこのあたりが」「潮時ね」と互いを見限りながらも表向きは協力の姿勢を示す三島とグレイス。ランカちゃんとブレラの逃走に関する電話での討議の後、三島は次の行動に移ります。対バジュラ戦の機運を盛りあげながら、S.M.Sオーナーのビルラーと連絡をとるのでした。宙域で対バジュラ戦を戦うルカやアルトもバジュラから近しい人を守る決意を固めます。新型のMDE弾、新装備とVF-171EX。S.M.Sの新統合軍への編入。そして、ランカちゃんに代わりうる人材としてしてシェリルを見出したことで、三島はバジュラ殲滅の戦いを宣言するのでした。

V型感染症の進行によって唄にフォールド波が含まれるようになったシェリルですが、病気の進行は彼女の寿命を確実に削っていきます。三島、ルカとの会談を終え早乙女家に戻りアルトの前で気を失って倒れてしまいました。
目を覚ましたのは既に夜。容態を見守っていたアルトに対し、「呆れた?でもやっぱりあたしには歌しかなかったのよ」と自嘲的な言葉をもらしながらも、気丈に歌手を続けるというシェリル。いたたまれなくなったアルトは「もういい、もう無理して笑わなくてもいい、唄わなくていいんだ、シェリル・・・」と彼女の言葉を遮るのですが、シェリルは歌への想いを涙交じりに訴え続けるのでした。
シェリルの姿に様々な感情を巡らせながらアルトは彼女の体を強く抱きしめます。自分の残された時間を歌に捧げる勇気、ずっと唄い続ける勇気を求めてシェリルはアルトを抱きしめます。互いを思い抱き合う2人を月が静かに照らすのでした。

すこし時間を戻して、破壊されたアイランド1の市街地を徘徊していたオズマとキャシーは幸運にもボビーと会うことができました。そしてマクロス・クォーターに帰艦したオズマたちは、三島の行いと野望そしてハワード暗殺の蛮行についてワイルダーらに説明します。また、オズマはカナリアから渡されたランカちゃんからの手紙を読み、ランカちゃんの決意を知ることになりました。そんな中、ワイルダーはビルラーの意向でS.M.Sが新統合軍に編入されることをクルーに伝えます。
その夜、オズマとキャシーがマクロス・クォーターの関係者に一斉送信したメールは、受信者たちに衝撃を与えます。自分たちの行動を自問するキャシーでしたが、オズマは強い信念をもって彼女を励まします。

フロンティア内に、バジュラの脅威を訴えそれを殲滅するべく戦うことを宣言する三島の演説が響きます。その最中、武装兵士たちはグレイスに発砲します。ボビーらマクロス・クォーター主要メンバーの元には、メールによる呼びかけに応じて乗員たちが集まってきました。定員の7割にものぼる乗員が集まり、ワイルダーは、「我々は現時刻をもって兵隊から海賊へ鞍替えする!最初の獲物はこの船だ!行くぞ、野郎ども!」とS.M.Sからの離脱を宣言し、艦を出航させるのでした。

三島の演説が終わり、続いて壇上に登った特別ゲストのシェリルが唄い始めた頃、追ってである新統合軍のVF部隊がマクロス・クォーターのVF隊を捉えます。停船を命じるルカの通信に「皆が右を向いているとつい左から見直したくなる性分でな」と拒絶するワイルダーの返答を受け、戦闘が始まります。
フロンティアにおいて、無数のスポットライトを全身に浴び、表舞台に返り咲いたシェリルの唄う「ノーザンクロス」が熱く轟く頃、近傍の宙域では激戦が繰り広げられていました。小惑星群をかいくぐってのオズマとアルトの激しいドックファイトが両者の痛み分けで終わり、マクロス・クォーターはオズマらを連れてフォールドしていきました。
オズマの、「アルト・・・ランカは自分の道を選んだ。俺も俺自身の道を選ぶ・・・お前はどこへ行く?」の問いは、アルトにやるせなさを残すのでした。

一方、宇宙ではランカがその広大さに圧倒されつつもバジュラの本星をあい君とともに感知し、VF-27γで向います。そしてデフォールドした先に、目指していた惑星に目にします。2人と1匹?が目指していたその惑星はギャラクシー船団が求める星でもありました。襲ってきた兵士たちを返り討ちにしていたグレイスは、ギャラクシー船団幹部たちとともにバジュラ本星の存在を知覚して恍惚とするのでした。

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