いまさらマクロスF 第16話 ランカ・アタック

第16話 ランカ・アタックです。

アルトを招いたS.M.Sのオーナーのビルラーは「断層で分断された銀河を一つに、バジュラを使って」という自身の夢を語ります。壮大な展望に衝撃を受けるアルト。さらにランカちゃんの警護役として美星学園に現れたブレラが、彼のストレスレベルを引き上げます。
グレイスと三島は、ランカの歌の力を利用してバジュラを制御する計画「ランカ・アタック」の実験に踏み切る。事の成り行きでこの計画を知ったシェリルは、自身のプライドをかけマクロス・クォーターのブリッジに乗り込み、ランカ・アタックの経過をS.M.S一同と共に見守ります。決行されたランカ・アタックは成功を納め、関係者一同が対バジュラ戦の突破口の出現に沸く中、ランカちゃんは複雑な想いに心が揺れるのでした。

「マクロスF」の重要なキャラであるバジュラの価値について、その一端をリチャード・ビルラーが自身の夢として披露します。この壮大な構想のインパクトはアルトの価値観の揺れでもって描かれています。そして、2人のヒロインのポジション関係のターニングポイントでもある話です。

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S.M.Sのオーナー、リチャード・ビルラーの自宅に呼び出され、「断層で分断された銀河をバジュラを利用して一つにする」という彼の壮大な構想を聞かされたアルト。今まで「バジュラは人類の敵」と認識していたアルトの心中には複雑な葛藤が生じます。その葛藤はアルトの行動を神経質なものにします。バジュラに激しい戦闘を挑んだり、ランカちゃんの護衛として学園に現れたブレラに絡んだりと、その苛立ちは彼の周囲の人に「ブルーデ―(?)」と評されてしまいます。
フロンティア政府の公認を得て、エルモからランカちゃんのプロヂュース役を奪い取ったグレイスは、ランカちゃんの記憶にあった「アイモ」をアレンジした歌を新曲として用意していました。バジュラの攻撃で大きな被害を被ったアイランド14での慰問公演を取り仕切って、ランカちゃんの人気を確実なものにしていきます。
その様子を病室のTV報道で知ったシェリルは病室を抜け出し、体調不良で夜の公園のベンチに倒れ込んでいるところを、苛立ちを抱えて公園をぶらついていたアルトに見つけられ、S.M.Sの彼の居室に連れて行かれます。

グレイスの用意した曲は、ランカちゃんの歌声に含まれているフォールド波を使いバジュラをコントロールしようとする計画のために用意されたものでした。グレイスと共謀している三島は、ランカちゃんの歌の効果を確認するための作戦「ランカ・アタック」を実行に移します。この「ランカ・アタック」のためS.M.Sの面々に招集がかかります。アルト、ミシェルととも彼らの居室にいたシェリルもこの計画を知ることになります。
ランカちゃんの歌がバジュラに影響を与える?この興味とトップアイドルである自分のポジションを脅かす存在となったランカちゃんへの関心から、シェリルは不調を押してマクロス・クォーターのブリッジへと向かいます。守衛を色仕掛けで篭絡しブリッジに乗り込むシェリル。彼女のトップアイドルとしての意地を込めた思いに、艦長のワイルダーは彼女の席を用意して応えるのでした。

一方、S.M.Sスカル小隊の面々も歌が与える効果について議論します。「ミンメイ効果」と呼ばれ、ゼントラーディやプロトデビルンには効果があったとされる歌攻撃でした、知性の有無やコミュニケーション方法が不明なバジュラに通用するのか?で意見が飛び交うのでした。
ランカちゃんは装甲の強固なVB-6に搭乗していました。それをブレラが指揮するVF-27小隊が護衛します。そして「ランカ・アタック」はスカル小隊によるバジュラの巣がある小惑星への攻撃で幕を開けます。スカル小隊の攻撃に刺激された多数のバジュラが小隊に向かって飛来します。たちまちバジュラとS.M.Sの間で戦闘が始まります。緊張が高まる中、グレイスは冷徹にランカちゃんに新曲「アイモO.C.」を唄うよう促すのでした。
唄い始めるランカちゃん。その声は、スピーカーなぞ無くても、バジュラたちの動きを鈍らせていきます。その様子をモニターし結果にほくそ笑むグレイス。動きが止まったところを次々と撃破されていくバジュラ達。
始めての戦場にランカちゃんの心が乱れ唄も乱れてしまいます。その様子を見ていたグレイスは冷たく「まだまだ調教が必要ね」と、まったくもってランカちゃんをペットのように見ているのでした。
作戦途中で一匹のバジュラがVB-6を襲います。救援に向かおうとするアルト。しかしブレラが、射線にあるアルトのVF-25Fの翼ごとバジュラを攻撃します。見事にバジュラを撃ち貫いたブレラはVB-6を庇う位置を占め、怒るアルトを「ランカちゃんに相応しくない」と制するのでした。
バジュラを殲滅し成功裡にランカ・アタックは終了しました。成功に興奮するハワードたちの脇で、三島とグレイスが怪しくほくそ笑みます。
マクロス・クォーターに帰艦したランカちゃんにS.M.Sの面々が惜しみない賞賛の声を投げかけます。ボビーの「ランカちゃん、胸を張って。今やあなたは私たちの希望の歌姫」に照れるランカちゃん。その陰でシェリルは拳を握りしめ複雑な表情を浮かべているのでした。そしてアルトもオズマもやり場のない思いを拭えないでいました。

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