いまさら マクロスF 第15話 ロスト・ピース

第15話 ロスト・ピースです。

第13話で自ら起動したディメンジョン・イーターによって、惑星ガリア4とそこに駐屯していた第33海兵部隊そして惑星の30%あまりと共に消滅した筈のグレイスでしたが、新たな体を得てフロンティア船団の何処かで復活を遂げました。その作業の最中において、グレイス(の意識)はギャラクシー船団を統率する幹部たちとこれまでの活動結果の振り返りを行うのでした。その討議の中でギャラクシー船団幹部達の目的のひとつに、バジュラたちとマクロス・フロンティア船団を武力衝突へ導くことでした。また、ランカちゃんの才能の発揮は予定外でしたが、自らの計画に有効な駒として活用することとし、一方でシェリルを見限ることを決めるのでした。
一方、三島の方も独自の調査結果からランカちゃんの能力を利用して対バジュラ用のプロジェクトを進めることにし、計画の補佐役にグレイスとブレラを任命するのでした。
そんな謀略とは無関係に軍病院に検査・入院中のシェリルは病室でアルトとランカちゃんのお見舞いを受けます。ランカちゃんの特集番組から流れる自分の曲に合わせて熱唱するシェリル。ランカと共にアルトの前で力強く振る舞うのですが、その体調は思わしくありません。咳き込むシェリルと心配する2人。そこにランカちゃんの大統領府への呼び出しと、アルトにS.M.Sのオーナーであるリチャードからの出頭命令が届けられるのでした。

本話ではグレイスのポジションと彼女の背後にいるギャラクシー船団幹部の存在が明確な形で描かれます。そして彼女たちが過去のエピソードを引用しながら自分たちの役割を語ると共にこれまでの大筋をまとめてくれています。シェリルの歌をBGMに描かれる戦闘シーンは何度見ても迫力があります。
What’bout my star?を唄いながらアルトに迫るシェリルとランカちゃん。恋の三角関係もくっきりと描かれています。さらにS.M.Sのビルラーも本編に登場してきて、次への期待が膨らむ話です。

Sponsored



S.M.Sとバジュラの戦いが続いています。その中でグレイスは新たな肉体に意識をダウンロードさせようとしていました。作業を進めながらグレイスは複数のギャラクシー船団の幹部たちと対話を進めます。内容は、これまでのグレイス指揮の作戦活動報告といえるもの。ギャラクシー側極秘計画、作戦名「オペレーション・カニバル」は、コード名「フェアリー9」と称されるシェリル・ノームの銀河横断ツアーが、フロンティア船団に対する計画の起点であることを告げていました。住民のインプラント(サイボーグ)化が行われておらず、予定進路が目標に合致するこの船団をギャラクシー側は計画の舞台としていたのでした。作戦の進捗が72%と予定と乖離。その原因をギャラクシー側は、S.M.Sの傑出した戦闘能力と考えていました。試作機YF-24をL.A.Iが独自に開発発展させたVF-25の機能の見積違いであったと。
また、ランカちゃんの歌の才能・効果も想定外のことでした。11年前の第117次大規模調査船団の生き残りだったランカちゃん。ギャラクシー側ではコードQ1と呼んでいたランカちゃんの能力を確認したグレイスたちは、彼女を注目して計画を進めることとし、今まで使っていたシェリルを切り捨てることを決定するのでした。
体の再生を終えたグレイスは、軍病院を訪れ、病床のシェリルに「そんな顔しないで。全滅したって決まったわけじゃないんだから。希望はまだあるのよ。いつか帰れるって」といって励ます一方で、密かに彼女の採血サンプルをすり替えて処分し、仕事を全てキャンセルしてしまうのでした。「フェアリー9は廃棄」の言葉のとおりシェリルを切り捨てたのでした。

バジュラを退けることができたフロンティア船団政府では、被害の集計と対応に追われていました。三島からの報告にあったとおり、アイランド14と15が廃棄や使用不可となり、空気が8億立方メートル、有機物15000トン、水も2万トン失ってしまいました。ちなみに空気8億立方メートルって、東京ドーム(124万立方メートル)のおよそ64000個分です。想像できませんね。山積する書類を前に三島と話すハワード大統領ですが、船団のダメージ以上に、バジュラの勢力圏がフロンティア船団を囲むように存在する事実に頭を悩ませるのでした。
そして三島も独自に調査を進めていたランカちゃんのバジュラへの影響を見てほくそ笑むのでした。「まさかど真ん中のストライクだとはね」と。でも当のランカちゃんは、軍病院の検査の最中に検査着だけで下着をつけていないことを忘れてアルトの前で跳ねまわり思わず赤面。それをモニターしていたブレラに「バカなやつ・・・」とあきれられているのですが?

仕事が全てキャンセルとなったシェリルは、アルトの来訪に喜びを隠せません。慌てて取り出した手鏡で身なりを整えて、余裕ありげにアルトの入室を迎えるところが可愛らしいですね。アルトの姿をみて喜ぶのも束の間、後に続いて入室してきたランカの姿を見て少しがっかりした表情。病室に流れるランカちゃんが扱われていたTVの芸能ニュースも場を盛り下げます。沈んだ気持ちを晴らすためでしょうか、シェリルは2人を廊下に連れ出します。芸能ニュースが伝えていたのは、ランカちゃんの路上ライブの様子であり、それはシェリルとアルトの初デートの日のものでもありました。
TVから流れるランカちゃんの「What’bout my star?@Formo」に合わせて「What’bout my star?」を唄い始めるシェリル。リズムに乗ってアルトを手玉に取っていきます。それを見て最初は臆し気味だったランカちゃんも負けじと声を重ねていく。図らずとも2人の歌姫の間で板挟みとなったアルト。2人に迫られてドギマギです。ですが、突然のシェリルの咳き込みで2人ライブは終了。ランカちゃんとアルトがシェリルを気遣かっているところに、黒服の大統領府関係者が現れランカちゃんに大統領府への同行を求められ、アルトはS.M.Sからの呼び出しを受けるのでした。
三島はランカちゃんを対バジュラ用の手段として招集したのでした。そこで計画の関係者としてグレイスとブレラを紹介されるのでした。
アルトは単身でS.M.Sオーナーの待つ豪奢な邸宅に向かいます。メイドの少女に案内されたアルトは、巨大な鉄道模型のジオラマで敷き詰められた部屋で、S.M.Sのオーナーのビルラーと相まみえるのでした。

ギャラクシー側の面々は「プロトカルチャーが50万年の歴史の中で成し得なかった目標に挑戦・・・」と言っていますが、前向な人たちですね。

Sponsored