いまさら マクロスF 第9話 フレンドリー・ファイア

第9話 フレンドリー・ファイアです。

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いつも、冷静でどこか冷めた感じのするミハエル君について、アルトへの誤射をきっかけに過去の出来事について語られる回です。そして”雨降って地固まる”的に、アルトが「ミハエル」から「ミシェル」と呼び方を変え、2人の関係が深まった回でもありました。他にも、ランカちゃんのプロモーションに絡むボビーが実は伝説のスタイリストだったり、シェリルが未就学児童(?)だったことを匂わせたり、と登場人物の過去に触れられた回でもありました。

美星学園内で特番用の撮影を行うシェリルのために練習時間を割かれたアルトは不愉快そうです。一方のミハエルは、シェリルのマネージャーのグレイスを相手に会話が弾みます。

ですが、話題がミハエルの亡き姉ジェシカになると、ミハエルの顔色が変わるのでした。場所が変わって、アルト、ミハエル、ルカはS.M.Sの任務で、バジュラに襲われた新統合軍戦艦の救出に向かいますが、アルトのクレームにミハエルも「家や宿命から逃げ、趣味で戦争をしている『お姫様』だ」とやり返すのでした。
険悪雰囲気の中、一同はバジュラに襲われる新統合軍の戦艦を見つけた。アルトは自分が囮となり、ミハエルに狙撃の機会を与える。「俺は女も弾も一発必中さ!」と狙点を定めた瞬間、ミハエルの脳裏によみがえったのは、姉のことを語るグレイスの言葉でした。動揺したミハエルの射撃は失敗。逸れた弾丸はアルト機を破損させます。

ミハエルは己のミスに呆然とし、アルトは激怒するのでした。
帰還したS.M.S基地の中で、アルトはミハエルの失敗をなじり、ジェシカのことに触れます。するとそれまで無言だったミハエルは激昂し、泣きながらアルトを殴り続けるのでした。
医務室で治療を受けるアルトは、カナリアにミハエルへの不満を訴えます。が、カナリアはそんなアルトを「みな基本的に訳ありだ。同じだろう?お前も」と諭すのでした。同じ頃、ミハエルは任務での失敗を気にしてか、マクロス・クォーターの外壁で実弾演習を続けていました。その脳裏に浮かぶのは、たった1人の肉親で、最後は非業の死を迎えた姉ジェシカの哀しい思い出でした。そこに巨人の姿に戻ったクランが現れ、ミハエルを気遣いますが、平静を装ったミハエルに軽薄な冗談でからかわれる。心ない言葉に傷ついたクランは、ミハエル機に平手打ちを浴びせ、その場から去ってしまうのでした。

バトロイドとメルトランの痴話げんか?というのもマクロスならではの描写ですね。
自室で父との確執に思いを馳せるアルトに、クランが声をかけ、ミハエルの姉ジェシカのことを話します。ジェシカは不倫相手の上官を、別れ話の直後に誤射で死亡させてしまったのでした。そして軍事法廷にかけられ、失望のすえに自殺したのでした。

ランカちゃんはナナセに、娘々のバイトを休むことを告げ、エルモが発案したデビュー曲のPR活動に向かいます。その作戦は街頭でのデビュー曲「ねこ日記」のキャンペーンでした。道行く人に一生懸命ティッシュ?を配るランカちゃん。(頑張れ!)

メイク担当のボビーが、実は伝説のメークアーティストとは驚きです。そのボビー、宣伝の地味さに呆れ、(プロモを)疎かにしたら唯ではおかないとエルモに念を押すのでした。

言い訳するエルモの”ネットでの宣伝は何者かに妨害されてしまう”くだりは、三島&グレースの陰が見え隠れしているようです。

その頃、近辺の宙域にバジュラの巣があると推定したフロンティア政府は、S.M.Sにバジュラの巣の探索、そしてサンプル回収を依頼すます。しかしこの情報はグレイスに盗み見られていました。S.M.Sにバジュラの情報を渡すまいと、巣の殲滅を命じられたブレラも出撃していました。
オズマは仲違いしているアルトとミハエルをあえて組ませ、関係の修復を狙います。「ビビるスナイパーも、後ろを信じられないアタッカーも使い物にならん!」は的を得ています。
クァドラン・レアで随行しながら、ミハエルを気にかけるクランは、バジュラが巣食う難破船を見つけました。難破船の内部では、生みつけられた無数の卵からバジュラの幼生が孵化し始めていました。バジュラを駆逐し、返す刀でクランのクァドラン・レアを襲うブレラのVF-27γ。アルトがクランの応援に到着した時はすでに遅く、クランの機体は大破し、戦闘不能に陥っていました。
高速のVF-27γはアルトを翻弄するばかりか、クランを盾にしてミハエルの支援射撃も許しません。アルトは相手を必死に押さえ込み、ミハエルに狙撃を促します。「ミハエル撃て!姉さんを超えろ!」

なおも姉ジェシカの死に捉われ、狙撃することへの恐怖を克服できないミハエルに、アルトは「撃てぇ!ミシェル!」と初めて「ミシェル」と叫びます。意を決したミハエルの狙撃は、ブレラ機に命中。

損傷した機体で、どうにかバジュラの巣を殲滅したブレラは戦場から撤退するのでした。
翌朝、登校前に姉の墓参りをしていたミハエルを、アルトとルカが迎えに来ました。ごく自然に「ミシェル」と名を呼ぶアルトにルカは喜びます。そしてミハエルは姉に向かい、いつか彼女の心情を理解できる日が来ると思うのでした。「でもいつかわかるかもしれない。そうだろう姉さん」

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