いまさら マクロス7 第50話? 最強女の艦隊

未放映話 「最強女の艦隊」です。TVシリーズの最終13巻に映像特典として収録された、TV未放送エピソードです。第一次星間大戦後も統合軍との和平に応じなかったメルトランディたちが、大艦隊を率いてマクロス7船団を襲撃してきました。ミレーヌに代わって唄い始めたバサラの歌が、彼女たちの心を魅了し、大規模な衝突を回避することに成功したのでした。

警報が鳴り響く中、なにげにこんなカットが混じていました。

西暦2009年、地球人とゼントラーディの間に第一次星間大戦が勃発しました。圧倒的な戦力を誇ったゼントラーディ艦隊に対して、統合軍はマックスとミリアの種族を超えた星間結婚やリン・ミンメイの歌によって、文化を持たないゼントラーディ陣営にカルチャーショックを引き起こすことで、和平の締結にまでこぎ着けることができたのでした。さらに統合軍はゼントラーディのブリタイ艦隊と連携し、地球と文化の殲滅を唱えるボドルザー基幹艦隊を撃破しました。大戦終戦後は、多くのゼントラーディたちはマイクローン化して地球人類との共存の道を歩んできたのでした。

そして2045年のある日、マクロス7船団は突如、デフォールドしてきたメルトランディの艦隊からの襲撃を受けるのでした。統合軍側もすぐさまこれに応戦し、前線では激しい戦いが繰り広げられるのでした。敵対するメルトランディ艦隊は第一次星間大戦後も独自に活動を続けるはぐれメルトランディの大艦隊でした。

サウンドフォースも最前線へと突撃していきますが、敵のエースに翻弄され、バサラですらまともに唄わせてはもらえませんでした。サウンドブースターは破壊され、スピーカーポッドも敵を捉えられず、相手に歌を聴かせることなく撤退を余儀なくされた屈辱にバサラは苛立つのでした。珍しく苛立った様子のバサラですが、実はマクロス7船団の500倍はあるという敵の大艦隊を目前にして、一刻も早く唄いたいと闘志をみなぎらせていたのでした。

相手の技量は並々ならぬものがありました。バサラですら躱しきれない攻撃でした。

和平を呼びかけるマックスとのコンタクトにようやく応じた敵艦隊司令のクロレは、ミリアにとって旧知の人物でありました。ですが、交渉を呼びかけるミリアに対してクロレは、同胞であるゼントラーディのみに投降を許すと一方的に伝えて通信を切断してしまいました。

かつてミリアとクロレは艦隊のエースパイロットとして、互いに最強の座を争っていたのでした。懐かしむようにクロレとの関係を語るミリアに対し、マックスはメルトランディ残存部隊の殲滅という、地球統合軍本部からの非情な命令を伝えるのでした。

一方、通信時にミリアが男性と同席していたことは、男性と行動を共にしないメルトランディのクロレにとって理解しがたい行為でした。
そんなクロレのもとにミリアとマックスがVFで投降して来ました。クロレは2人が何らかの策を講じていると予測しつつも、あえてミリアたちを懐に呼び込みました。

投降の使者としてクロレ艦隊に向かうミリアとマックス。

「エースのミリアがなにをするのか見てみたい」と語るクロレ司令官。

投降することでクロレとの再会を果たしたミリアは、自分が地球人の妻となり、クローンではなく自然な生殖によって子供を作ったことを説明します。しかし、メルトランディにとってそれは理解不能かつ信じがたい話であり、クロレは取り合おうをしませんでした。

埒が明かないと判断したミリアは、マックスとのキスを見せつけることで、クロレにカルチャーショックを引き起こすのですが、効果が大きすぎ、参謀のトランキルによって2人は拘束されてしまうのでした。

交渉など無駄と考える地球統合軍本部は、メルトランディ残存部隊の殲滅を要求してきました。エキセドルは、戸惑うブリッジオペレーターたちをよそにバトル7のトランスフォーメーションを開始させる。その頃、統合軍のドックではバサラのファイヤーバルキリーを除き、サウンドブースターの修理が完了していました。焦りを募らせるバサラをよそに、Dr.千葉はミレーヌとレイたちのみで出撃し、かつてゼントラーディにカルチャーショックを与え、第一次星間大戦を終結へと導いた「ミンメイ・アタック」を再現しようと提案するのでした。

マックスとミリアからの通信が途絶え、彼らの生死が不明な状況にもかかわらず、エキセドルは地球統合軍本部からの命令に従い、マクロス・キャノンのチャージを急がせます。

戦闘準備が進められる中、指揮を預かるエキセドルに、Dr.千葉は自身ありげに「ミンメイ・アタック」の決行を提唱しました。これを受けて出撃したミレーヌとレイたちは唄い始めましたが、ミレーヌの歌を聴いたメルトランディの兵士たちは、なぜか命令もないまま次々と自分の意思で出撃していき、ミレーヌたちの周囲を旋回しながら、挑発するかのような行動を取り始めるのでした。

ミンメイのように、歌で戦意を抑えようとしましたが、逆に昂揚させてしまうのでした。

そこへフォールド・ブースターを使ってメルトランディ旗艦の眼前に転移したバサラは、旗艦へガンポッドγを撃ち込み、いつものように唄い始めました。

修理が終わったバサラ機はガンポッドγをクロレ艦のブリッジに撃ち込みます。

その歌を耳にしたクロレは高揚した様子を見せ、クアドラン・ローを身にまとい出撃していきました。他のメルトランディたちは興奮した様子で激しい銃撃を繰り返します。クロレを筆頭とする数多くのメルトランディ機が執拗にバサラを追いかけますが、そんなことはお構いなしにバサラは思うままに唄い続けるのでした。そんな彼に向かって、いつしかクロレは名前を尋ねていました。

バサラの歌に光悦した表情のメルトランディ兵士。

バトル7からはマクロス・キャノンが放たれるましたが、エキセドルが意図的に照準を外していたため、メルトランディ側への損害は皆無でした。エキセドルの見事な判断によって敵味方に大きな損害を出すことなく、戦いは幕を閉じます。すっかり歌に魅了されたメルトランディたちは、バサラの歌に熱狂し続けるのでした。

前へ 戻る 次へ