いまさら マクロス7 49話 銀河に響く歌声

第49話「銀河に響く歌声」です。いよいよ最終回です。このシリーズのテーマである「歌による異文化との相互理解」が熱く描かれています。暴走したゲペルニッチによりマクロス7船団が危機を迎える中、昏睡状態のバサラはミレーヌとガムリンの熱い想いがこもった歌により奇跡的な復活を果たしました。バサラはシビルとともにゲペルニッチに唄いかけ、唄うことでスピリチアを生み出せることをゲペルニッチに教えます。スピリチアを自ら作ることを学んだプロトデビルンたちは新たな旅路へと向かうのでした。敵を倒すのではなく、敵に唄わせることで、バロータ戦役は終結を迎えたのでした。

少年時代のバサラ。夢で見た遠い記憶です。

暴走するゲペルニッチによりバトル7は追い込まれてゆきました。艦長のマックスは、艦の維持は不可能と判断し、バトル7からの総員退艦を命じました。その時、別の宙域にいたはずのマクロス7船団が戦場へと強制転移させられてきました。既にマクロス7船団にはどこにも逃げ場がないのでした。

いつもの少女も不安そうな表情を浮かべていました。

一方、昏睡状態のバサラは少年時代の頃を夢に見ていました。サウンドフォースをはじめガムリンやドッカーらが必至に抵抗を試みていましたが、ついにバトル7は大破してしまいました。

一人残ったマックスは自らバルキリーに乗り込み、ゲペルニッチのもとへ向かいますが、ゴラムとゾムドがそれを邪魔だてします。暴走したゲペルニッチの本体は彼自身の意思に反したまま、マクロス7船団から無秩序にスピリチアを奪おうとするのでした。

マックスとミリア。往年の天才コンビでも状況をよくすることができません。

グラビルの攻撃で傷ついたミレーヌを前に怒りを露わにしたレイは、ビヒーダと共に演奏の力で膨大な歌エネルギーを生み出し、グラビルに対抗していきます。傷を負い機体も大破したミレーヌは、ガムリンに連れられてマクロス7に退避します。

グラビルの攻撃でミレーヌも負傷してしまいました。

バサラの病室に向かったミレーヌは、昏睡状態のまま眠り続けるバサラに強く呼びかけます。しかし何も反応しないバサラ。そこにバサラを覚醒させるため、ガムリンが歌を唄い始めます。その意図を理解したミレーヌも、彼に合わせて歌を口ずさみます。

昏睡しているバサラを前にして歌うガムリン。

そんな2人の熱い想いが届いたのか、バサラは奇跡的に意識を取り戻すのでした。そして、病院に駆けつけていた大勢のファンの声援と歌声に後押しされながら、再び戦場へと舞い戻って行くのでした。

愛機へとハンググライダーで向かうバサラを見つけた少女。鋭い眼差しでバサラを見つめます。

そして、投げ出した花束は、

しっかりバサラの手に渡るのでした。

マックスとミリアはゲペルニッチに攻撃を加えますが、さらなる暴走を重ねるゲペルニッチは敵味方を問わずあらゆる生命からスピリチアを奪っていきます。もはやゲペルニッチ自身にもその暴走を止めることはできません、全銀河の終焉を目前にしたガビグラは頭を抱え絶望するのでした。

暴走するゲペルニッチ

・・・

「美しくない」と暴走するゲペルニッチを見て絶望するガビル+グラビル→ガビグラ

甦ったバサラは唄いながら絶望が広がりつつある戦場に駆けつけました。彼の歌声を耳にしてバサラの復活を感じ取ったシビルは、自らも捕縛されたままの現状に抗おうとします。ジャミングバーズの機体を借り受けたミレーヌとガムリンは、自ら先頭に立って唄うことでジャミングバーズのメンバーからも歌エネルギーを引き出すのでした。

ジャミングバーズの機体を借り受けたミレーヌとガムリン

バサラはゲペルニッチに向け、ひたすら唄い続けます。他の仲間たちもマクロス7船団の人々もサウンドフォースに合わせて懸命に唄い続けますが、スピリチアを奪われ次第にその歌声は弱くか細いものとなっていくのでした。そしてついにはバサラの歌声も止んでしまいました。

最後の希望であったバサラの歌も消えてしまい、暴走するゲペルニッチは全銀河のあらゆる生命からスピリチアを奪い尽くさんとします。スピリチアを奪われ朦朧とする意識の中で、バサラは少年時代を回想します。歌で山を動かそうとしていた少年時代の思いを取り戻したバサラは、ゲペルニッチという立ちはだかる巨大な山を動かすため、再び唄い始めました。

「山よ!銀河よ!俺の歌を聴け!」

バサラの歌は、人々のスピリチアを甦らせていきます。一直線にゲペルニッチのもとへ向かうバサラは、放たれた衝撃波でバルキリーが大破させられますが、そこへ現れたシビルに伴われ進み続けるのでした。

傍らで唄い続けるバサラに気づいたシビルは、自らもバサラに合わせて歌を口ずさみます。2人の歌を聴いたゲペルニッチはこれまでにない刺激と昂揚に包まれ、激しく動揺するのですが、バサラたちの歌に合わせて歌を口ずさむことで体の内から湧き出る新たなスピリチアの奔流を感じ取るのでした。

自らも唄い、スピリチアクリエイションの境地に至ったゲペルニッチ。

バサラとのセッションを終えたゲペルニッチは暴走を止め、再生した姿でバサラの前に姿を現しました。唄うことで自らスピリチアを生み出せると知り、ゲペルニッチはガビグラを伴い新たな旅路へと向かいました。シビルもその後を追うように、バサラに別れの言葉を残して飛び去って行くのでした。

これがゲペルニッチの最終形態!

最高のステージを演じ切り、バサラは歌で敵と分かり合うという本懐を遂げるのでした。またバサラの歌は、全銀河を救ったのでした。

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