いまさら マクロス7 第17話 プリティデビル

第17話「プリティデビル」です。バサラの歌でマインドコントロールが解け、敵に関する手がかりが得られたのですが、今度はプロトデビルンの1人、シビルの登場です。圧倒的なパワーでバルキリーを蹴散らすシビルですが、なぜかバサラの歌には苦しげな表情を浮かべます。一方、フィジカの遺族に会いに向かってガムリンですが、そこで見た光景にやるせない思いが募るのでした。

ギギルは、とある惑星で球体に包まれながら眠る少女に向けてスピリチアを照射していました。「シビル」と呼ばれた少女は、スピリチアを浴びて目を覚ますと、すぐさまどこかへと飛び去ってしまいました。

バサラの歌によって意識を取り戻したバロータ兵の捕虜はいまだ自分の名前と所属を繰り返すだけの状態でした。ミリアはそんな彼を焦らず監察していくべきだと提案するのでした。自分の歌が敵にも通じたのだと喜ぶバサラに対し、ミレーヌはただの思い込みではないかと懐疑的でした。しかし、今回の経験で新曲の完成に繋がる発想がひらめいたバサラは、すぐさま新曲作りのためにアクショへと戻るのでした。一方で、ミレーヌは、ミリアから今後一切のバルキリーでの出撃禁止を言い渡されます。反発するミレーヌでしたが、そこにバトル7とのコンタクトが取れたと連絡が入ります。バトル7はシティ7とのフォールド通信に成功しましたが交信は途中で途切れてしまいます。しかし、逆探知によってシティ7の座標軸を突き止めることができました。
フィジカの遺品を前に心を痛めるガムリンでしたが、そんな彼に金龍は妻子のいない者にはフィジカの本当の悩みや哀しみは理解できないと指摘し、自分の役割を見失うことがなきよう戒めるのでした。その言葉を噛みしめながらガムリンはシティ7救出のために出撃するのでした。

ゲペルニッチに奪い取ったスピリチアの無断使用を指摘され焦りを見せるギギルでしたが、ゲペルニッチは特に咎めるわけではなく、彼の意図にそぐわぬ者の存在を示唆し、その者を探しておくようにギギルに命令するのでした。その頃、シティ7の周辺宙域を巡回していた警戒艇が、発光しながら高速で飛び交う正体不明の物体を発見しました。その飛行物体が警戒艇に接近した次の瞬間、乗員たちはスピリチアを根こそぎ奪われてしまいます。この報告がミリアのもとに届くと同時にシティ7へ向けてバトル7からの護衛空母出撃の連絡が入りました。先行して護衛空母と共に出撃していたガムリンは、ようやく発見できたシティ7を前に謎の飛行物体が高速で接近します。護衛空母へと激突した謎の飛行物体は、そのまま艦内の軍人たちからスピリチアを奪っていきます。これにすぐさま応戦するガムリンたちでしたが、バルキリーによる攻撃はまったく歯が立たちません。ついには、ガムリンの目の前で金龍までもが「女が飛んできた」とだけ言い残してスピリチアを奪われてしまいます。ガムリンも敵の攻撃によってコックピットを破壊され宇宙を漂います。そのとき彼は、生身で宇宙空で行動できる謎の飛行物体の正体である不思議な少女と対面します。
ガムリンが宇宙空間で謎の少女(シビル)に襲われそうになったその時、VF-19改に乗ったバサラが現場に駆けつけ、いつものように演奏を始めます。バサラの歌に驚いたような表情を見せたシビルは「アニマスピリチア」と叫んでどこかへ飛び去ってしまいました。

バサラが敵を追い払う様子はシティ7のスクリーンに映し出され、人々は彼を英雄として称え上げます。マスコミに迎えられるたバサラは、不機嫌な様子のまま再び新曲作りに向かうのでした。
一方でガムリンは宇宙を漂いながら、先ほどの戦闘における想像の範疇を超えた体験に呆然自失となっていた。病院のベッドで目を覚ましたガムリンは、先の戦闘で廃人同然となってしまった金龍に代わって、フィジカの死を伝えるために彼の家族のもとへ向かいますが、そこで見たのは見知らぬ男と仲睦まじい様子を見せるフィジカの妻子だった。すべてを悟ったガムリンは、その場から走り去ることしかできませんでした。そして呟くのです。「フィジカ、安心しろ、お前の家族はな、無事に暮らしているぞ・・・・」と。