いまさら マクロスF 第一話 クロース・エンカウンター

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第1話 クロース・エンカウンター

マクロスフロンティアは、マクロス25周年記念として製作されました。3DCGを多用した作品で、バルキリーの変形を見事に描いています。ヒロインのひとり、ランカ役を務めるのは中島愛さん、シェリルの歌のMay’nさんと魅力的な組み合わせでしたね。

舞台は西暦2059年の銀河の中心宙域を目指して航行する移民船団のフロンティア船団です。かつてのゼントラーディとの戦争で滅亡の危機を経験した人類は、宇宙へ進出することで生存の可能性を高める方針をとっていました。フロンティア船団はその中の25番目となる移民船団でした。
そこに、21番目の移民船団マクロス・ギャラクシーから、銀河の妖精と呼ばれる人気トップシンガー、シェリル・ノームがコンサートツアーのため来訪します。「時差ぼけとフォールド酔いで最悪」とのたまうシェリルですが、仕事のキャンセルを問うマネージャーのグレイスの問いには決め台詞の「私はシェリル、シェリル・ノームよ」と返すのでした。このキツイ感じがたまりませんね。

美星学園高等部航宙科パイロット養成コースに通う早乙女アルト。主人公の彼は、自由な大空に強い憧れと抱いていましたが、高さ制限の存在するフロンティアの擬似的な空に、鬱屈とした思いを募らせていました。もう一人のヒロイン、ランカ・リーは、中華料理店でバイトに励む普通の女の子でした。

シェリルの来訪に沸き立つフロンティアではコンサートの準備も着々と進み、人々の期待も徐々の高まりをみせつつありました。
美星学園航宙科のアルト、ミシェル、ルカらは、優秀な成績を買われてコンサートにおけるシェリルのバックアップフライトを任されたのですが、彼らを学生のファンだと勘違いしたシェリルは、プロの仕事場に素人を入れるなと、エスコート役のキャシーに怒りをぶつけるのでした。そんなキャシーは「小悪魔の間違いじゃない!」とこちらもお怒りぎみです。

意気揚々と準備を進めていたアルト達でしたが、シェリルの指示により危険度の高いプログラムは外されてしまいました。フライトには自身があったアルトは、ひとり納得がいかず、憮然としたままフライトの準備を進めていた。そんな彼の元に、会場への抜け道を探して、ランカ・リーが迷い込んできました。コンサート会場への道を急いでいたランカは、森林管理用のスプリンクラーの水を浴びてびしょ濡れになってしまいます。濡れた服を脱ぐアルトの姿を見たランカは、その美しさに思わず感嘆の溜息をもらすのでした。服を乾かしてくれたお礼をするから自分のバイト先に来て欲しいと、ランカはアルトに懇願するのでした。

バイト先である中華料理店チェーンのCMソングを披露するランカの様子に思わず笑みをこぼすアルトでした。中華料理店と普通の女の子の組み合わせは、初代のミンメイちゃんと「娘々」の組み合わせの再来ですね。

 

 

 

その頃、船団の航行する宙域に謎の生体反応が多数出現し、フロンティアの動向を見張るかのごとく暗躍を始めていました。その生体反応は、偵察のために新統合軍が派遣したRVF-171を破壊し、ジャミング現象を発生させながら、徐々にフロンティア船団へと近づいきます。統合軍はゴースト部隊を投入し、謎の生命体との戦闘状態に突入しますが、頼みのゴースト機は次々と破壊され、司令部は不安な空気が流れます。そしてコンサートの始まりとほぼ同時刻、艦外では新統合軍が未確認生命体との本格的な戦闘に突入しました。

このバルキリーの発進シーンはCGによるものですね。無重力故、機体がふわりと浮き上がり、マーカーの示すカタパルト(?)に沿って打ち出されていきます。

 

 

銀河の妖精と言われるシェリルの圧倒的な歌声にライバル心を刺激されたアルトは、予定にない大技に挑戦しますが、その無謀な操縦に巻き込まれた仲間と接触してしまい、EXギアの制御が効かなくなってしまうのでした。暴走するアルトは、危うくシェリルと激突してしまうところでしたが、シェリルの機転により何とかその難を逃れることができました。

とっさのトラブルを、演出であるかのように切り抜けるシェリルには、アルトならずとも感心してしまいます。このプロ意識の高さもシェリルの魅力ですね。

艦外での戦闘では統合軍の不利が明確になりつつありました。大統領府では、事の重大性を鑑み、船団内の各方面へ緊急事態への通達を決断しました。民間軍事プロバイダー「S.M.S]にも大統領府から出動要請が下り、そのメンバーの中にはランカの兄、オズマ・リーの姿もありました。

未確認体の攻撃力に圧倒され、新統合軍機は為すすべなく撃墜されていきます。そこへS.M.S新鋭機VF-25が駆けつけます。オズマ隊長の指揮の元、戦場ではある程度の拮抗が保たれるかと思われましたが、新統合軍のパープル小隊、バーミリオン小隊が相次いで壊滅したことにより、ついには防衛網を突破され、居住区への侵入を許してしまうのでした。

不意の艦内警報に、居住区の市民やコンサート会場の観客達は動揺し浮足立ちます。コンサート会場から避難をしていたランカは、流れ弾に巻き込まれ孤立してしまいます。

未確認体を追いかけ、ギリアムとオズマは街へと向かいます。新統合軍の陸戦部隊も、市街地に侵入した未確認生命体との激しい戦闘を繰り広げていました。逃げ遅れたランカを助けようとしたアルトですが、戦闘の流れ弾に巻き込まれて窮地に陥ります。そこにS.M.SのVF-25に乗るギリアムが駆けつけてきました。未確認生命体に押さえられたVF-25を抜け出したギリアムでしたが、敵に捕まり為す術もなく戦死してしまいました。
絶体絶命の状況で、アルトは自身がEX-ギアを装備している状態だと思い出し、残っていたVF-25に飛び乗ります。そして、ランカに迫る未確認生命体に向け、ガンポッドを斉射するのでした・・・(つづく)。

いまさら 超時空要塞マクロス メカ編 リガード 5

第一次星間大戦の後も、リガードはゼントラーディ軍の主要な兵器の位置を保ち続けていました。

既におなじみ?の、マクロス Δにおける 一〇四式リガードです。下部の対人機銃が、長砲身のものに変わっています。個人的には、顎付きになった感じで、B-17Gを連想してしまいます。

右側のものは一〇四式リガードの小型ミサイル装備の機体ですね。こちらのミサイルは、ファランクスとかと同じものでしょうか?以前よりも凶悪な雰囲気になりました。

こちらは、クアドランの腕とバックパックを取り付けた機体ですね。かっこいいですね。この腕の操作も手動なのでしょうか?

ロボテック(海外のマクロスシリーズ)でも、リガードに腕が付いたような機体が登場していますが、これはグラージの方が近いようにも思えます。

逆関節の脚に腕が付いても、不自然に感じさせないところがすごいですね。

 

いまさら 超時空要塞マクロス リガード ODE 4

Open Dynamics Engineによるシミュレーションをしてみました。

いままでode-0.13.1-cp34で解析していましたが、直方体を地面に落下させる簡単なものを実行したところ、

“bNormalization Result” failedとなってしまいました。

対策を調べていたら、odeのバージョンをアップすると解決することが書かれていたのでode-0.15.2をインストールしました。合わせてpythonも3.4から3.6に更新しました。

実行結果はこのとおり。

と解決しました。

いまさら マクロス7 第4話 「バンパイアソルジャー」

第4話 「バンパイアソルジャー」です。今回は、ゲペルニッチがシティ7に潜入させた、スピリチア回収を行う工作員(バンパイア)たちによる恐怖を描いたお話です。

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その日の夜は、Fire Bomberによる野外ステージのライブが行われていましたが、会場のすぐそばの路地で、帰宅中のの女性が何者かに襲われたのでした。更に自宅にてFire Bomberの曲を聴きながらくつろぐ女性たちも、何者かに襲われます。翌朝、バサラらのアパートに集ったFire Bomberの一同は、新聞やテレビをにぎわす連続女性襲撃事件を話題にしていました。ミレーヌは、襲撃者が「バンパイア(吸血鬼)」かもしれないと面白がります。「バンパイアなんていない」と、事件に興味を見せなかったバサラでしたが、被害者の一人がライブ会場そばで襲われたことを知り、憤るのでした。

軍医のDr.千葉は、診察からバンパイアに襲われた被害者たちと敵軍の攻撃で虚脱状態にさえれたパイロットが同じ状態だと結論付けます。この報告を受けたマックス艦長は、敵兵士がシティ7内に潜入したことを悟り、この失態をなじるミリア市長にパトロールの強化など、可能な限りの対策を約束するのでした。ミレーヌを心配するマックスは、立ち去ろうとするミリアを呼びとめます。「まだ・・・なにか?」と冷たく答えるミリアに、「ミレーヌのことだが・・・変なバンドに入って、コンサートかなんかで帰りは遅いんだろ?くれぐれも注意する様に」と注意を促しますが、軽く流されてしまうのでした。一方、敵軍の旗艦において工作員(バンパイア)による作戦が順調に進んでいることを確認した司令官ゲペルニッチは、次の段階へ作戦を進める指示を出すのでした。
その夜もライブのあったFire Bomber一同は、ライブ終了後、裏口から帰路につきます。しかし、ミレーヌとバサラは、とある曲のテンポを巡って軽く言い合いとなってしまいます。レイは二人を取り成し、ミレーヌに危ないからバサラに家まで送ってもらうよう勧めますが、ミレーヌはそれを断り一人で帰ってしまいました。

帰路、ミレーヌは、市長の命令で彼女の護衛に来たマイケルと部下たちに捕まってしまいます。母親の過保護を嫌うミレーヌは、民家の生垣の陰に隠れ、追ってくるマイケルたちをやり過ごそうとしました。マイケルたちをやり過ごし、一息つくミレーヌがふと振り返ると、そこには顔をゴーグルで覆った怪しい男が、まさに襲い掛かろうとしていました。
体がすくむミレーヌ。そこへミレーヌの後を付ける怪しい人影追っていたバサラが現れ、ミレーヌの手を引き走り出します。

二人は表通りに出ましたが、周囲の路地からゴーグルを付けた男たちが湧き出て、二人を追いかけ続けます。そして、ビル街でとうとう二人は男たちに囲まれてしまいました。ちょうどそこに、マイケルたちが現れ、ミレーヌを守るため駆け寄ってきます。しかし、バンパイアの一人がゴーグルから光線を放ちボディガードの一人の顔に命中させると、その精気を奪っていくのでした。
マイケルらが男たちの相手をしている隙に、バサラとミレーヌは下水道に逃げ込みます。ミレーヌは、自分を心配して来てくれたのかと尋ねたが、バサラは「ガキの一人歩きは危ないから」「グババも心配だった」とはぐらかす。下水道内で二人はマイケルらと再会しますが、バンパイアたちも姿を現します。ミレーヌのことをバサラに託したマイケルは、バンパイアに立ち向かいます。逃げるミレーヌは転倒して足をくじいてしまいます。バサラはポケットに入れていたバンダナでミレーヌの足を固定して応急処置をするのでした。素直に助けを求めればと口にするバサラに、ミレーヌは「家を出た以上は助けを求められない」と言う。彼女の自立への決意を聞いたバサラは、感心したように微笑むのでした。
やがて敵部隊がマクロス7近辺に姿を現し、シティ7内に警報が鳴り響きます。サイレンに気を取られたバサラらの眼前にバンパイアが現れ、光線を放ちます。とっさにミレーヌをかばったバサラは、腕に光線を受けてしまいましたが、当たり所が良かったのか、精気は吸われず、バンパイアを突き飛ばして先へ進むのでした。

マクロス7に迫る敵部隊と熾烈な戦いを繰り広げるガムリン・木崎らダイアモンドフォース。そこへバサラのバルキリーが姿を現します。照準に割り込むバサラ機によって、ガムリンは射撃の機会を度々逃してしまいます。激昂したガムリンは隊長へバサラ機への攻撃許可を求めますが却下されてしまいます。他方、突撃を慣行しようとしたギギルは、工作員が収集したサンプルの回収をゲペルニッチに命じられ、憤慨しつつも部下と共にシティ7に接近して工作員が射出したサンプルを回収して去っていきます。またも自分の歌が敵に届かなかったバサラは、不満げにその後ろ姿を見送るのでした。

バサラがアパートに戻ると、レイがミレーヌを家まで送っていくところだった。「グババが心配だから」とはぐらかしつつ、バサラもミレーヌらに同行を申し出るのでした。

いまさら マクロス7 第3話 「ファイアースクランブル」

第3話 「ファイアースクランブル」

冒頭これまで2回の演奏の結果に悩むバサラです。バトロイド形態の彼専用VF-19の肩に佇み、自分に不足しているものを自問してる姿は絵になります。が、彼は出撃後にバルキリーの整備をしているのでしょうか?Fire Bomberは、新人バンドの登竜門とされる一大ライブ「スーパーノヴァ」へ出場しますが、なんと演出でしょうか!会場にVF-19を持ち込んでいました。本当に整備はいつするの?

このイベントへの参加を巡って、メジャーを目指すミレーヌと自分の歌を求めるバサラとスタンスの違いが描かれています。もう一つ、会場に向かう途中でおきたバサラ・ミレーヌと観客との間のイザコザで、「お前のせいでなぐっちまったじゃねえか!」「歌を聴かせて感動させなきゃなんねのに!」と語るところでもバサラの主義が伺えます。

また今話では、正体不明な敵の襲撃への対応を巡ってマックス艦長とミリア市長は公開討論会の最中に対立→口喧嘩を演じてしまい、アナウンサーに「二人は私生活でも対立し、離婚しているのか」と訊ねられてしまう体たらく。レイの運転するバンから大型ビジョンに映し出された両親の険悪な雰囲気下の舌戦を見て、娘のミレーヌは「パパもママも相変わらずね・・・」

「スーパーノヴァ」でのFire Bomberの演奏が始まると、マクロス7の上方に正体不明の敵が出現し、戦闘がはじまります。当然のようにバルキリーに乗り込んで戦場に向かうバサラ。その姿を会場のモニターで見守る観客たちとアキコ、迷惑そうに自機のコクピットから眺めるガムリンやギギル。それぞれの想いとともに、唄い続けるバサラを見ているのでした。

戦闘は、少数部隊のシティ7への潜入を見届けた敵本隊の撤退で終了です。今回もバサラの歌は敵に感動を与えませんでした。でもコンサート会場の観客たちには届いたようです。

今話もバサラは、軍のVF-11が堕とされているいる中、敵の攻撃を躱して唄い続けました。コンサート前の喧嘩においても一発ももらわなかったことから、バサラは運動神経がよいのですね。運動性能に秀でているVF-19に乗っているのも納得です。

 

いまさら マクロス7 第2話「スピリチアレベル」

主人公の熱気バサラが住んでいる居住区「アクショ」は、マクロス7に船団登録をしていない移民船が強引にシティ7にドッキングしたことで誕生した”公的には存在しない”区画となっています。となると、内部の気温やエネルギー供給はどうなっているのでしょう?フォールド航法は周囲の空間ごと移動させるから、適当に繋いでおけばいいのでしょう。

第2話導入部の終り辺りでアクショの外観が出ますが、さて、シティのどのあたりなのでしょう?

第2話 「スピリチアレベル」です。第1話の戦闘で虚脱状態となった人は、軍の病院で家族と対面をしていました。Dr.千葉の説明によると”患者の身体的には異常はないが、生きる気力が失われていて、治療方法も見つからない”状況でした。謎の敵・謎の武器と謎ばかりです。

艦体司令のマックスと面会するレイ・ラブロックも謎です。一介のミュージシャンが船団司令と面会できませんよ?普通。

他方、ミレーヌは、ミリア・ファリーナ・ジーナス市長と秘書のマイケルに追われて、バサラの部屋に潜り込む。バサラの部屋を訪ねてきたミリアたちに対してバサラの「家庭内のごたごたは家庭内で解決してくれよ」はいいですね。職場で愚痴る輩に言ってやりたいですね。帰り際のミリアの「勝手な暮らしは許さない」と声をかけての引き際は親子喧嘩の常套句ですね。

ミレーヌとバサラのやり取りで、2人の価値観・考え方がぶつかります。バルキリーで出撃しようとするバサラをミレーヌは「お客さん放っぽらかすの?」と叱責します。「いったい歌を何だと思っているの」と尋ねるミレーヌに、バサラは、「歌は熱いハートを叩きつけることだ」と言い切るのでした。見送るレイの言葉も今後を示す意味深なものですね。

マックス司令は敵部隊の襲来を受け、バルキリー隊が迎撃に向かわせると共に探査装置を発射し、敵の正体を突き止めようとします。探査装置から送られてくる情報に触れて、エキセドル参謀の”そんなことはあり得ない”と打ち消す態度も謎を深めていきます。

バサラが軍の作戦を邪魔しても逮捕・拘束されないことも謎です。1話・2話とも謎が増えている回ですが、そのなかでミリアが強引にミレーヌのお見合い話を進めていることが明らかになりました。マクロスシリーズの基本である三角関係は健在でした。

いまさら マクロス7 第1話 スピーカーポッド

超時空要塞マクロスの続編になる作品です。当時、マクロス7を見た感想は、「・・・なんで歌っているのだろう」です。OPのVF-19のCGは綺麗なのに戦闘シーンは自分の中では今一つかな?と思っていました。

そして、マクロスシリーズもFからΔ(デルタ)となりました。ΔのTV放映を見終わったとき、気がつきました。

  • 敵は人類?それとも異星人?敵はプロトカルチャーの末裔たちとは限らない
  • 異星人(異文化)に反応兵器(Fなら次元兵器)は決定的な損害を与えるものになるのか?
  • 異星人とコミュニケーションをとる方法はあるのか?

もしかしてマクロス7ではこれらのことを表現しようしていたの?と思ったのでした。プロトカルチャーを始祖としない(人類とまったく違う)生命体と遭遇したらどうするのか、という視点でみたら深い作品に思えてくるのでした。

マクロス7 第1話「スピーカーポッド」です。

舞台は超長距離移民船団マクロス7が地球を出発してから7年後の西暦2045年。戦闘艦が牽引する大型居住エリア・シティ7の一角で、人気バンドFire Bomberの屋外コンサートが開かれようとしていました。しかし、肝心のボーカル兼ギターメンバーの熱気バサラが姿を見せません。この状況に新メンバーの少女ミレーヌは不満そうです。そして、屋外ステージから離れた小高い丘の上では、ミレーヌの父親であるマックス(マクシミリアン・ジーナス。50歳くらいのはずだが、とても若く見えます)が、複雑な表情で部隊の上のミレーヌを見て呟くのでした。「こんなことをさせるためにピアノを習わせたわけではないんだが・・」。

実は、バサラは会場の上方の天井の梁にぶら下がっていました。仲間たちの前奏が聞こえてきたとことで、パラシュート降下で派手に現れたら、マイペースで熱いシャウトを飛ばしていきます。コンサートも盛り上がります。

そんな中、マクロス7の周辺に謎の部隊が出現していました。その連絡を受けたマックスは、バトル7(シティ7の先端に連結された戦闘艦)のブリッジに戻ります。艦橋オペレータの女性スタッフたちから状況報告を受ける間にも、正体不明の部隊は、第一次防衛ラインに迫ります。

マクロス7側は、精鋭部隊ダイヤモンドフォースらバルキリー隊を出撃させます。正体不明の部隊は一次防衛ラインを突破し、マクロス7側の部隊との戦闘が始まります。正体不明の部隊の機体は、バルキリーと同様の可変機構を持つ機体でした。バトロイド形態に変形し、統合軍のパイロットに不気味な光線を照射して、その精気を奪ってゆきます。

この光景には、豊富な知識をもつエキセドル・フォルモさえ驚愕するのですが、未知の事象で驚いているのか、過去にゼントラーディ軍が歯が立たなかった相手の再登場に恐怖していたのか?

シティ7のコンサート会場にも、戦闘の影響が現れます。天井のシェルがブラックアウトし、攻撃による爆風が会場を吹き抜けます。戦闘が始まったことを知ったバサラは、バルキリーで宇宙空間に飛び出すが武装を使用する訳でもなく、ひたすら歌います。

弾丸の代わりにスピーカーを相手機体に打ち込んで、強制的に歌をきかせていきます。エキセドルはリン・ミンメイの真似と訝り、バルキリーパイロットたちからは戦闘の邪魔と罵られます。しかし、結果としては彼の歌を聴いたことで敵は退却したのでした。

 

 

いまさら マクロス プラス 第4巻

第4巻です。物語のクライマックスです。

有人戦闘機の存在意義を示すべく、地球軌道上にデフォールドしたイサムとヤンは、ゴーストX-9を撃墜し軍上層部に有人戦闘機の実力を見せつけるため、大気圏を自由降下していく。彼を追うガルドもそれに続いくのでした。

マクロス・シティの人々が記念式典のコンサートに熱狂するなか、自我に目覚めたシャロンによって捕らわれていたミュンは、彼女に暴挙の目的を問いただす。その間も、シャロンに支配された地球の防衛システムは、一斉にその銃口をイサムのYF-19へ向けるのだった。イサムは衛星軌道上のサテライトを爆破し、その破片に紛れて大気圏を降下していくのだった。

防衛システムを掻い潜ったイサム達に、今度はガルドのYF-21が襲い掛かる。7年越しの想いを込めて、両機は、持てる技量・性能の全てをぶつけて戦う。そしてYF-21のミサイル群がYF-19を捉えたとき、ガルドは、7年前の記憶を取り戻し、事件の真実を思い出すのでした。ミサイルの爆炎が晴れた後、そこにはイサムのYF-19がいました。記憶を取り戻したガルドは、イサムと7年越しの和解を果たす。

そこに、自我に目覚めたシャロンがスリルと求めるイサムの願いに応えようと送り出したゴーストX-9が現れ、両機とドッグファイトにはいるのでした。

シャロンの拘束から解放されたミュンは脱出を試みますが、シャロンに操られた警備員に襲われます。ヤンの解析により、マクロスそのものがシャロンの支配下にあることが明らかになりました。シャロンは、ミュンは不要な存在とイサムに告げ、怒りと動揺を誘うのでした。

動揺するイサムに、ガルドはミュンを守ることが自分たちの誓いであることを思い出させます。そして、イサムがミュンの救出に迎えるよう、ゴーストX-9の足止めを買って出るのでしたが、ゴーストX-9の性能は想像以上のものでした。ガルドはYF-21のリミッターを解除し、自らの命を犠牲にした体当たりでゴーストX-9を破壊するのでした。

シャロンの力は、イサム達の乗るYF-19に迫ります。後部座席のヤンに幻覚を見せ、手に持った銃をイサムに向けさせます。引き金がひかれる寸前のところで、射出装置を作動させてイサムはヤンを機外に放出しますが、シャロンの歌声に意識を失ってしまいます。地面に激突する寸前、ミュンの歌で意識を取り戻したイサムは、YF-19をマクロスのコントロールルームに突入させ、シャロンを構成するコンピュータを破壊することに成功しました。

シャロンの支配が解けたマクロス・シティには静寂が訪れました。そんな中、目を覚ましたミュンが目にしたのは、ミュンを探して飛行するYF-19とイサムの姿でした。

 

いまさら マクロス プラス 第3巻

第3巻です。

生命維持装置の中で目覚めたイサムは、その傍らにミュンの姿を認めるのでした。心配するミュンをよそに、彼は傷の癒えない体のまま病室から抜け出していきます。

競合試作テストにおいて、イサムのYF-19へ実弾射撃を行ったガルドは、査問委員会で厳しい追及に晒されていました。自分の落ち度はなくあくまで事故であると証言するガルドでしたが、数々の状況証拠は次第に彼を不利な立場へと追い詰めていきます。ミラード大佐の、ガルドが故意に相手を怪我させるようなパイロットではないとの擁護を受け、プロジェクトの監督役であるゴメス将軍は、あくまで不慮事故であったととして意外にも問題を棚上げするような甘い裁定を下すのでした。

それは地球でヒギンズ総司令による指揮のもと、秘密裏に開発された無人戦闘機・ゴーストX-9の完成を踏まえ、スーパー・ノヴァ計画の中止を見込んでのものでした。将軍の下した甘い裁定が腑に落ちないガルドにミラード大佐は、有人戦闘機とそのパイロットの必要性について説いていくのでした。

イサムが病室から姿を消したことにヤンたちが気が付いた頃、イサムはミュンを伴って森林地帯に来ていました。そこで、ミュンは昔から変わらないイサムの奔放な行動に呆れてしまいます。イサムは歌うことを止め、シャロンのプロデューサーをしている今のミュンを彼女らしくないと指摘した。まっすぐなイサムの言葉に、ミュンは大きき揺さぶられるのでした。

姿を消したイサムの安否を気遣うヤンとルーシーに、ガルドはイサムが逃げたのだと挑発しますが、そんなガルドにルーシーが反発し、「卑劣な手を講じたあんたには何も手に入らない」と言い放つのでした。

病院に戻ったイサムとミュンを見たガルドは、イサムに殴り掛かります。ミュン、ヤン、ルーシーの前で激しく争う二人に、ミュンは自身が黒子としてシャロンを演じていることを明かし、胸の内を吐露していきます。イサムらとの再会が、夢を捨てた自分にとって辛いものだったと言い含め、ミュンは。雨が降りしきる中、一人で仕事場へと戻ります。そこで彼女は、統合本部からの要請により記念式典でコンサートを開催することと、シャロンの人工知能が完成したことを知らされるのでした。

「お前には何も守れやしない。何も超えられやしない。」というガルドの言葉に苛立つイサムは、傷の癒えない体を押して、鬱憤をぶつけるかのようにムチャなシミュレーションを繰り返します。ヤンは突如姿を現したシャロンの感情プラグラムを調べるため、ハッキングをしかけ、画面いっぱいに表示された「ISAMU」という文字から、シャロンの歪んだ自我の片鱗を目の当たりにするのでした。地球へ向かうミュンの見送りに訪れたガルドは、ずっとそばにいてほしいと告白し、自身のお守りを預ける。だが、ミュンは答えを返せないままエデンを後にするのでした。

順調に進められていた競合試作テストは、突如としてミラード大佐からプロジェクトの中止を言い渡された。それは、地球で進められていた無人戦闘機・ゴーストX-9の完成により、スーパー・ノヴァ計画が不要と判断されたためでした。プロジェクトの中止を不服とするイサムは、軍の記念式典で披露されるゴーストX-9にせめて一矢報いようと、ヤンと共にYF-19で地球へのフォールドを慣行します。そして、彼らの追撃命令を受けたガルドのYF-21がそれを追います。

一方、記念式典でコンサートを催すために地球を訪れていたミュンは、狂気に囚われたマージの暴走により自我を手に入れたシャロンと対面することになるのでした。シャロンのコントロールルームに閉じ込められてしまったミュンの前に現れたシャロンは、自身がミュンの感情から生まれたことを語り、彼女の本心を暴いていく。

「ガルドが好き。でもイサムはもっと好き」と・・・。

 

いまさら マクロス プラス 第2巻

現在考え得るかぎり究極のアイドルといえるバーチャリティ・アイドルは、観客全員の腕にまかれたブレスレット型モニターによって集められた心理情報をダイレクトに舞台上にフィードバックすることができます。シャロン・アップルの姿が、顔はもとより、形態まで変様したとしても驚くにはあたらないでしょう。その視覚イメージは、その瞬間にすべての観客が望んだものであることはもちろんですが、声や仕草、サブリミナルなどの視覚効果、音響のすべてによって完璧にバックアップされたものなのです。

BDIによりパイロットの思考で操作することができYF-21が引き起こした事故。ミラード大佐はガルドの報告に疑問を感じ、ワース医師にガルドの調査を命じました。

コンサート会場では、舞台中央のプロジェクターから、ほとばしる光と映像の擬似空間に観客たちは酔いしれていました。何万人という観衆の前で、シャロンは変様をくりかえします。女性のイメージから、時の支配者である女神へ、人魚へ・・・場内の興奮は絶頂に向けて引き上げられ、ステージ上ではコケティッシュな少女が唄っていました。興奮に支配されたかにみえるコンサート会場で、ちょっとした事件がおきていました。会場の片隅からイサムの乗機YF-19の設計主任、自称「ハッキングおたく」のヤン・ノイマンがシャロンへのハッキングを企てていたのでした。不審なコードの侵入に、場内を監視カメラがサーチします。そして、そのレンズに、ヤンとイサムの姿が映るのでした。

ハッキングにより目の前に訪れたと思われたシャロンに、ヤンはうっとりと両手を伸ばしますが、次の瞬間、シャロンはヤンを避けて隣のイサムに近づくと、ゆっくりと唇を近づけてきたのでした。シャロンの行動は、感情回路としてヴァーチャリティ・アイドルに組み込まれていたミュンの思考によるものでした。プロデューサーとは名ばかりで、シャロンを構成するシステムの生きた部品がミュンの仕事だったのでした。成功裡に終わったコンサートの後、メンタルの弱さを指摘されたミュンは一人ホテルの部屋で悩むのでした。

イサムは、修復が完了したYF-19を駆って大空に舞い上がります。空力限界高度まで48秒の高性能に感動しながら、管制を無視して気ままな曲芸飛行を続けます。大空に竜鳥の姿を描きながら。その後、YF-19チームの快進撃が始まりました。様々なテストをYF-21より高い評価でこなしていきます。その一見無謀な操縦は、ミラード大佐曰く「挑戦と無謀とバカをポケットに入れている」と評価されます。

ある夜、ミュンは旧友のケイトと会っていました。酒を飲みながら家族を紹介するケイト。カラオケボックスでケイトに歌うことを勧められたミュンは、歌をやめたことを話した。その様子を不自然に感じたケイトは、善良な気遣いからイサムを電話で呼び出します。だが、ケイトがうっかり口にしたガルドの名をきくと、イサムは荒々しく受話器を叩きつけたのでした。また、イサムとガルドがカラオケボックスに到着する直前に、ミュンは帰ってしまうのでした。

「あたしはね、あんたの歌なんて大嫌い。自分の歌も大嫌い。」コンサートが終わった後の、人気のないメイン・コントロール・ルームで、ミュンが呟く。「もう、誰にもあいたくない・・・どこかへ消えちゃいたい」とうずくまりミュンが呟いた言葉は、暗くガランとした部屋の中に吸い込まれていった。誰もいないはずの部屋で、いつの間にか淡い光に包まれたシャロン・アップルがミュンの背後に佇んでいたのでした。

同じころ、イサムはニューエドワーズ基地の自室で一人黄昏ていました。そこに「30 フン ゴ コンサート カイジョウ カサイ ハッセイ」と不審なメッセージが送られてきました。同じメッセージはガルドの元にも届けられました。ガルドがコンサート会場に駆けつけた時、会場の通路はすでに煙が充満していました。扉を破りコントロールルームに入ると、ミュンは確かにそこにいました。気を失っているミュンを抱え上げて出口へ走るガルド。その背中に思い非常扉がおちてくる。

ミュンが意識を取り戻したのは、ホテルの自室でした。安心して帰ろうとするガルドだが、ミュンは車のキーに伸びたガルドの手に、自分の手を重ねあわせた・・・。

ミュンを手に入れた。ガルドはそう確信した。「おまえには、もう指一本ふれさせん」と、火事のあった次の日の朝、ガルドはイサムにそう宣言した。あとは、比較試験で、YF-21の優秀さを証明するだけだ。ガルドには自身があった。

決着を急ぐイサムはガルドを挑発していく。YF-19とYF-21は所定のコースを外れ、市街地演習場で格闘戦に入るのでした。プロレスのような格闘戦の中、イサムのYF-19はガルドのYF-21を追い詰めていきます。YF-21の右腕を破壊し、勝負あったと思った次の瞬間、YF-19はその場にないはずの実弾によるダメージを受けたのでした。