マクロス ダイナマイト7 第1話 漂流

第1話「漂流 -wonder-」

TVシリーズ放映終了後から2年余。本作は、TV未放送回(マクロス7アンコール)のリリースからちょうど2年後に発売がスタートした、全4話の新作OVAシリーズでした。今回の舞台はバロータ戦役の終結から約1年後の銀河宇宙です。マクロス7でデビューしたFire Bomberは銀河規模の大スターになっていました。ですが何か冴えない表情のバサラは仲間に置手紙を残して、1人放浪の旅に出てしまいます。第67惑星空域の辺境の星ゾラに降りたバサラは、港町で密漁団とパトロール隊の銃撃戦に巻き込まれ負傷してしまいました。バサラは地元の少女エルマに救われます。エルマの父グラハムは、ゼントラーディの技術で巨人化した寡黙なゾラ人でした。彼は、妻マリアの死の原因となった宇宙生物・銀河クジラへの復讐を目指していました。やがて、惑星ゾラの衛星軌道上には銀河クジラの群れが現れ、グラハムと彼を追うバサラは宇宙へと飛び出していくのでした。VFに乗ったバサラは、銀河クジラに向かって熱唱するのだが・・・。その歌声に応えるかのように銀河クジラが強く発光した瞬間、バサラのバルキリーは破壊され、彼は宇宙に投げ出されてしまいました。

バサラは、鉢植えの花に水をやりながら、1枚の紙片を用意していました。その様子を見つめるグババに向かって、彼は「みんなによろしくな」とだけ言い残して旅立っていきました。着いた先は豊かな海を臨む辺境の惑星ゾラでした。船に揺られて港町に到着したバサラは、波止場で一時の休息を取るのでしたが、偶然にも港の倉庫からバルキリーを盗み出そうとする武装集団と鉢合わせしてしまい、パトロール隊と武装集団の銃撃戦に巻き込まれ、ショックガンで撃たれてしまいました。
シティ7にいるFire Bomberの3人は、たった1枚の紙切れを残して出奔する相変わらずなバサラの行動に、三者三様の表情を見せるのでした。
撃たれたショックから回復したバサラは、撃ち合いの最中にいつものようにギターを片手に熱唱を始めまず。だが、その歌声も当事者たちには届きません。銃撃戦の最中に熱唱するバサラに対して、駆けつけたパトロール隊のライザは歌を止めるよう警告します。だが、誰もバサラの歌に耳を貸そうとしません。武装集団はバルキリーを強奪して逃走し、バサラは、ギターを壊すと同時に怪我まで負ってしまいました。そこに1人の少女が現れました。
バサラはエルマという少女に連れられ、彼女の家でケガの治療を受けます。そこで介抱されながら、惑星ゾラにまつわる銀河クジラという生物について聞かされます。その銀河クジラとは宇宙を回遊する生物で、宇宙船の動力源となることから高く売れるのだという。そして、クジラを狙った密漁団が回遊時期がになると現れるのだという。
エルマの父親であるグラハムが帰ってきたため、バサラは彼女に感謝を告げて家を出ようとしました、治療に使った薬草の効能によって体が動かなくなっていました。そんな中、意識を朦朧とさせながらもバサラは、グラハムの問いにこの惑星が気に入ったと答えるのでした。
エルマは、ギターに綴られていた名前から、自分が助けた青年がFire Bomberの熱気バサラであることを知るのでした。ファンであり大スターのバサラと出会えたことに大喜びのエルマは、惑星ゾラの言葉で、Fire Bomberのヒット曲「PLANET DANCE」を口ずさみながら夕食の用意をするのでした。
壊れたギターを修理するために2人で訪れた村の楽器屋で、バサラはグラハムと銀河クジラの因縁について耳にします。エルマの母親がかつて歌手として活躍していたことも。
目的のギターの弦が手に入らず仕方なく帰路につきます。弦が手に入らなかったバサラに、グラハムは銀河クジラの巨大なヒゲを渡します。訝しんだバサラでしたが、ヒゲが弦として使えることに気づいた彼は、ギターの修理に成功し、その喜びを表現するかのように、即興で「クジラの唄」を熱唱するのでした。
エルマはバサラに向かって、自分を弟子にして欲しいと頼み込みます。母親のようにエルマ自身も歌手を目指しているのでした。そこに突然、密漁団が襲撃を加えます。彼らの狙いは、エルマの母親の形見であるグラハムのバルキリーでした。それは、銀河クジラを追うためにグラハムが用意したものでした。グラハムは、銃撃をものともせずに密漁団を圧倒します。その最中、彼は自らの右肩がうずき出していることに気づきます。それは銀河クジラの到来を告げてるものでした。
銀河クジラの到来を予感したグラハムは、宇宙へと飛び出していきます。バサラもまたバルキリーへ乗り込み、グラハムのあとを追います。そんな2人をエルマは、ただ茫然と見送るのでした。
ゾラの惑星軌道上にはグラハムだけでなく、密漁団やパトロール隊までもが集結していました。そんな彼らの前に、銀河クジラがその姿を現します。巨大な銀河クジラたちを目の当たりにしながらも、グラハムは怯むことなくその群れにモリを打ち込みます。そんなグラハムを娘のライザは必死で止めようとしますが、彼女の声は届きません。バサラは銀河クジラに向かって唄いかけます。その歌声に反応するかのように銀河クジラが強く発光した瞬間、彼のバルキリーが大破してバサラは宇宙に投げ出されてしまうのでした。

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