いまさら マクロス7 銀河がオレを呼んでいる!

映画 「銀河がオレを呼んでいる!」です。

TVシリーズの放送終了直後に公開された劇場版アニメ作品で、マクロスシリーズとして同時期に展開されていた「マクロスプラス MOVIE EDITION」との同時上映されました。上映時間は約30分で、TVシリーズ本編ストーリー(第38話以降)に連なるサイドエピソードとなっています。

一面の雪原にバサラとファイヤーバルキリーがフォールドアウトしてきたところから物語がはじました。制御不能となったバルキリーは雪原を滑り落ち、ようやく止まったところで機外に投げ出されたバサラは、現地の人に囲まれてしまいました。

話は少し戻って、歌エネルギーという未知なる力の存在を解明するため、Fire BomberはDr.千葉が主導する実験に参加していました。それは、歌が花にもたらす影響を調べるというものでしたが、反応はなくミレーヌの歌声はただ虚しく響くのでした。
ミレーヌに代わってバサラが花へ唄いかけようとした時、彼らの周囲に時空移動が巻き起こり、歌エネルギー探知機から奇妙な声が発せられました。その声に反応してヒマワリが動いたと感じたバサラは、歌エネルギー探知機を手にどこかへ走りっていきました。
辺境の惑星へフォールドしたバサラは、銃を構える村人たちに取り囲まれながらですが食事を振る舞われ空腹を満たすことができました。殺気立つ村人をよそに、室内に飾られていたギターを手にバサラが唄い始めると、屋外に遠吠えのような不気味な声が響き渡り、村人たちはひどく怯えた様子を見せるのでした。
そこにFire Bomberのファンだという少年ペドロが現れ、バサラに歌をせがみます。ひとまず彼に対する嫌疑は収まったものの、村人たちの沈痛な面持ちは変わりません。彼らは20年をかけてバルナジウムという鉱石の採掘に挑み続けていたが、いまだ成果を上げられてはいませんでした。
村人たちは山から聞こえてくる声のような音を「呪いの遠吠え」と言い「化け物」の存在を愚痴りながら、酒を片手にくだを巻くのでした。そんな中、長老格のミゲルの号令により、村人たちの夜の集まりはひとまず解散となりました。
ペドロの家を訪れたバサラに、ペドロの母親のマルガリータは、同世代の友人がいないことや、死んだ父親に似て音楽が好きなことなど、息子の置かれた境遇を説明するのでした。
その頃、謎の声を追ってマクロス7を飛び出していったバサラを追って、ミレーヌ、レイやビヒーダと共に同行したガムリンらはバサラが向かった辺境の惑星へとフォールドするのでした。
猛吹雪の屋外では「呪いの遠吠え」が響き渡り、ペドロもまた恐怖に震えていました。しかし、バサラはそれが呪いなどではなく、心に響く声であると優しくペドロに言い聞かせるのでした。
バサラはペドロを連れ出し、ファイヤーバルキリーで吹雪く夜の雪山へと向かっていきます。その道すがら、ペドロは亡くなった父親が発見したという、不思議な種をバサラに見せる。その時、歌エネルギー探知機が再び謎の声を捉えます。
バサラたちは謎の声を手掛かりに、吹雪の中を進み続けていた。だが、その声が途絶えた次の瞬間、何者かの攻撃がバサラのファイヤーバルキリーを襲う。
唄うことで攻撃に応じるバサラだったが、そんな彼の前にゼントラーディのものらしきバトルスーツが姿を現す。そのバトルスーツは、奇妙な音を発しながら再びバサラに襲いかかります。バトルスーツはカラフルな煙幕を上げながらただバサラを追い回すだけで、なぜか攻撃をしてきません。
バサラがバトルスーツと接触していた同じ頃、ミレーヌたちはバサラが向かった辺境惑星の周辺宙域にデフォールドしました。そこで歌エネルギー探知機があの奇妙な声を捉えるも、バサラがいる正確な位置の特定には至りませんでした。そして、いきなり大きな歌エネルギーを感知してしまったことで、レイたちの持つ探知機がオーバーヒートしてしまいました。それほどの巨大な歌エネルギーを感知しながらも、レイたちはいまだバサラの所在地を特定することはできないでいた。
雪原にバルキリーを降ろしたバサラは、そこでペドロをコクピットから降ろし、自らも生身の姿でバトルスーツと対面します。そして、心のままに熱唱し始めるのでした。
一方のバトルスーツもまた動きを止め、バサラの歌に聴き入る。やがてバトルスーツ「クアドラン・キルカ」の中から巨人サイズのゼントラーディ女性が姿を現しました。
彼女はまるでバサラに対抗するかのごとく、ベースギターを片手に唄い始めます。バサラもこれに応じ、両者は対抗意識を燃やしながら互いに唄い続けます。

バサラたちの歌は異常スピリチアとしてバロータ軍はに感知されていました。ゲペルニッチはその詳細を確かめるため、新戦力のナッターバルゴと共にガビルとグラビルを現地に向かわせました。

バサラと歌合戦を果たしたのはゼントラーディのエミリアでした。歌を交わし合った2人の間には、確かな友情が芽生えていました。歌合戦の後、バサラとペドロはエミリアの屋敷を訪れていました。幼い頃、リン・ミンメイに影響され歌手の道を志したエミリアは、歌の修行のため山に籠っていたのでした。
そこで2人は、村人が忌み嫌う「呪いの遠吠え」の正体がエミリアの雪山で行う発声練習であることを知ります。エミリアは、バサラとの歌合戦に敗れたことで少し自信を失いったと話します。そんな彼女にバサラは歌に勝ち負けなどなく、エミリアの歌が心に響いたと励ますのでした。
3人は穏やかな時を過ごしていましたが、そこにプロトデビルンが現れ優しい時間は終わりを告げました。バトルスーツを身にまとい出撃するエミリアを追い、バサラもまたファイヤーバルキリーのもとへ向かいます。
戦闘が始まり、エミリアはガビルらに向けてミサイルを放ちますが、そのミサイルを、バサラが両者の間に割り入り全て受け止めてしまいます。そしてバサラは戦おうとするエミリアを制しながら、いつものように唄い始めるのだった。あくまで歌の力だけで強大な敵に立ち向かう、そんなバサラの姿にエミリアは驚嘆するのでした。
バサラの歌はガビルたちを圧倒していきますが、伏兵として潜んでいたナッターバルゴにペドロが捕らわれてしまいます。機械化されたナッターバルゴにはバサラの歌が通じず、彼も機体をグラビルに捕らわれ窮地に陥ってしまいました。
そんなバサラの危機をエミリアの歌が救います。彼女の歌に敵が動揺した隙に、グラビルの手から逃れたバサラはペドロを救出しました。
2人に押され気味のガビルとグラビルは、ナッターバルゴを合体することで、さらに凶悪な「ガビグラゴ」となるのでした。その凄まじい力は一瞬で周囲の雪を溶かし、雪解け水は大洪水となって麓の村に襲いかかります。
大洪水が迫り村が混乱に包まれる中、ペドロの帰りを待つマルガリータとミゲルはその場に留まろうとする。一方、歌で対抗するもガビルに圧倒されていたバサラとエミリアのもとには、ようやくミレーヌたちが到着しました。
ミレーヌたちの協力と、ガビルらが三位合体のタイムリミットを迎えたことで、形勢は一気に逆転しました。さらにガムリンの提案で、エミリアは突撃してきたガビルを山にぶつけることで大洪水の流れを村から逸らすことに成功しました。
村を救ったものの大洪水に呑み込まれてしまったエミリアでしたが、心配するバサラをよそに、彼女は元気な姿を見せるのでした。

無事にペドロと再会したミゲルは、ペドロの手にの中で種が芽吹いていることに驚嘆の声を上げるのでした。亡くなったペドロの父親が持ち帰ったその種は、2000年間も氷に埋もれていたという銀河コスモスの種だったのでした。レイたちは種が芽吹いたのは、歌の持つ不思議な力が関係しているのだと推測します。
また、バサラはエミリアとミレーヌが姉妹だったと知らされ驚きの表情を見せるのでした。
エミリアやペドロそして村人たちに見送られながら、バサラたちはマクロス7船団へと帰っていくのでした。

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