いまさら マクロス7 アンコール オンステージ

アンコール 「オン ステージ」

TV放送終了からおよそ3ヶ月後にリリースされた「マクロス7アンコール」中に収録された、TV未放映話2篇のうちのひとつです。TV放映分との時系列は特定されていません。
人気絶頂のFire Bomberを特集するTV番組が放送されました。その内容はバサラ、レイ、ビヒーダの過去に言及したもので、Fire Bomber結成に至る物語が再現ドラマで描かれていました。始まりはレイと幼いバサラの運命の出会いであり、そこからの辛く険しい日々を経て彼らのサウンドが人々に認められるまでがドラマチックに展開されていました。ですが、その劇的過ぎる内容にはゲストとして招かれたアキコも言葉を濁しかありませんでした。
一方のバサラたちは、自然とビルの屋上に集まりセッションを開始するのでした。いつしかその演奏は道行く人々の耳にも留まり、ビルの周辺は騒然として行きます。そんな中で1人遅れて合流したミレーヌは、バサラたち3人の妙な連帯感に疎外感を覚えるのですが、正真正銘のFire Bomberの一員として、演奏に加わっていくのでした。

留まるところを知らないFire Bomberの人気にあやかり、彼らの魅力に迫るTV番組が放送され、アキコはそのゲストに招かれていました。番組の話題はレイの過去から始まります。レイは、かつて統合軍のエリート部隊であるピンクペッカー隊に所属していましたが、ゼントラーディとの戦闘において同僚で親友でもあったステファンを失ってしまうのでした。戦いの虚しさを痛感させられたレイは軍を去り、自暴自棄となり放浪の旅を続けていたのでした。そんな中、彼は熱い瞳を持つ少年時代のバサラと運命的な出会いを果たすのでした。
このレイとバサラの出会いを描いたドラマについてアキコはコメントを求められるのだったが、確証を持てない内容のため曖昧な返事を返すだけでした。もう1人のゲストである音楽評論家のブリシコピッチは、この出会いからレイとバサラは家族のような関係にあり、2人は共に暮らしてきたのだと語るのでした。
ライブの打ち合わせをするためバサラを探していたミレーヌは、料理に精を出すレイにバサラの居場所を尋ねるます。ですが、彼の行方はレイも把握していないのでした。
番組の再現ドラマはレイと幼いバサラの過酷な旅へとシーンを移します。演奏しながら街を渡り歩いたレイとバサラでしたが、彼らは人々には受け入れられず、行く先々で迫害を受けていたのでした。旅の最中に大道芸師のビヒーダと出会ったレイは、彼女の動きに演奏家としての才能を感じ取り、その半年後ビヒーダはレイたちの仲間に加わったのでした。再現ドラマでビヒーダの過去が描かれていた頃、現実の彼女はビルの屋上で黙々とドラムを叩き始めるのでした。
再現ドラマは続きます。レイが交通事故に遭ったため3人は音楽活動の休止を余儀なくされました。重くのしかかる治療費などを考えたレイは、幼いバサラの将来を危惧し、彼を施設に預けようとしました。ですが、バサラの共に唄い続けようとする頑なな姿勢に感銘を受けたレイは、再び2人で音楽の道を歩んでいくことを誓うのでした。
幼いバサラは懸命に唄いつ続けるますが、人々は彼の歌に耳を傾けようとはしませんでした。生活の糧を得る手段がなく空腹で苦しむバサラに、心優しいパン屋の店主がパンを施そうとします。だが、バサラは同じように飢えていたビヒーダを救うため、自らのギターと交換により多くのパンを譲ってくれるよう頼むのでした。パン屋の店主は、仲間を想うバサラの気持ちに胸を打たれ、ギターのストラップだけを預かると共に、これからもパンの無償提供を約束するのでした。パンを提供する店主は、初めてバサラたちの歌を認めてくれた、ファン第1号でもあったのでした。
この街を出る際、バサラはパン屋の主人へのお礼にとしてギターとストラップを置いていったといいます。番組を見ながらこのエピソードに触れた美穂とサリーは、バサラたちの苦労を偲び感動するのでした。
番組はスタジオへ戻され、今度はビヒーダの話題になりました。その頃ビルの屋上では、ドラムを叩き続ける現実のビヒーダの元にバサラが合流し、2人はごく自然にセッションを始めました。
一方のスタジオではバサラの出自が話題となっていましたが、誰一人としてその詳細を知る者はいませんでした。番組は、バサラが幼い頃に過ごしたと言われる街へ中継を飛ばします。バサラが育った山裾の街を訪れたレポーターのジェシカは、万年雪が残る厳しい自然に晒されたこの街で、少年時代のバサラはギターを片手に山へ向かって唄い続けてた語ります。取材班は現地の公共施設を中心に、バサラの生い立ちに関する情報を探し、かつてのバサラを知るという1人の老人と接触することに成功し、貴重な情報を得ることができました。
バサラを探すミレーヌは、レイも見失ってしまいましtが、当のレイはビルの屋上で演奏するバサラやビヒーダと合流していました。いつしか3人が奏でるサウンドは、道行く人々の耳にも届き、ビルの前には、いつしか大勢の人だかりができていました。
バサラたちのセッションの様子は番組中のスタジオにも届けられました。アキコは中継される彼らの様子を眺めながら、今そこにい彼らが、そのままのFire Bomberであると語るのでした。
ようやく3人と合流したミレーヌは、今回のゲリラライブのことを聞かされていないと文句を言います。レイは、予定していたわけでもなく偶然に集まったのだと弁明しますが、ミレーヌは、共通の思いに浸っている3人の雰囲気を感じ取り、疎外感を覚えるのでした。しかし、大勢の観客を前に気を取り直し、Fire Bomberの一員としてゲリラライブに加わっていくのでした。

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