いまさら マクロス7 第43話 それぞれの別れ

第43話 「それぞれの別れ」です。

マクロス7船団は、プロトデビルンの本拠地であるバロータ第4惑星を殲滅すつよう、地球統合軍本部からの特命を受けます。このあまりに無謀な命令に対し、マックスは志願者から成る少数精鋭部隊による奇襲突撃作戦「オペレーション・スターゲイザー」を提示し、自ら陣頭で指揮を執ることになりました。極めて成功率の低い作戦でしたが、マックスを筆頭に、バサラたちサウンドフォースやガムリン、ドッカーといった精鋭たちが志願しました。本話は、作戦決行の前夜における参加者たちそれぞれの別れを中心に描かれています。特に男女の別れを描くシーンが多く、決戦を前に夫婦の絆を取り戻すマックスとミリア、今生の別れを覚悟しミレーヌに指輪を送るガムリン、大切な人を失なうことを恐れるアキコにそれをなだめるレイが描かれます。そして終盤において出撃するフリゲートに乗り込む男達(ビヒーダを除く)に対し、バトル7のブリッジから見送るクルーは全て女性で統一されており、男と女の別れこだわった話となっていました。

地球統合軍本部からのプロトデビルンの本拠地であるバロータ第4惑星殲滅を企図した特別命令に対し、マクロス7ではイリーナ・早川も交え、軍幹部を集めた緊急会議が催されていました。しかし、プロトデビルンとの戦力差は圧倒的であり、この実施困難な命令に対して軍幹部たちは一斉に反対意見を口にするのでした。
幾多のシミュレーションの結果は、マクロス7船団が所有す現戦力では全滅必至であり、作戦の成功率は0.00001%という極めて低い数値でした。この玉砕前提とも言える命令に怒りや絶望感に包まれていく議場でしたが、命令に対する拒否権がないに等しいことを知るマックスは、作戦を成功に導くための建設的な意見を求めていくのでした。
自分たちが時間稼ぎのための捨て石であると悟ったマックスは、船団の責任者としての悲しい胸中を吐露する。マックスは居住艦を切り離しバトトル7だけで作戦を決行する意向をミリアに伝えるのでした。
紛糾し結論に至らない議論を見て、マックスは少数精鋭による奇襲突撃作戦、それは速度と隠密性を重視した少数精鋭部隊によって、敵本拠地に反応兵器を設置し離脱するというものでした。マックスは作戦を決行する精鋭部隊を独身の志願者のみで構成すること、そして自らが作戦の指揮を執ることを表明する。こうして「オペレーション・スターゲイザー」と名付けられ、マクロス7船団の全部隊へと通達されました。

バサラは、サウンドフォースも参加するオペレーション・スターゲイザーの内容を聞き、この作戦に参加して自分の歌で敵の心を動かしてみせると闘志を高めます。ミレーヌもまた、作戦への意気込みを見せるのですが、軍の命令によりミレーヌだけが参加を認められませんでした。納得のいかないミレーヌは猛反発するものの、絶対に認めまいとするバサラの剣幕に、涙を浮かべてどこかに走り去ってしまうのでした。
すでに作戦への参加を決めていたガムリンも、同様に作戦への参加を志願した部下たちを諫めます。同じ頃、ミリアも作戦への参加を表明していましたが、マックスの説得により、作戦中に船団が襲われた場合に備え、そしてミレーヌを戦場に赴かせないためにも、船団に残ることを承諾するのでした。
マックスによって招集された志願者たちは、イリーナ・早川から作戦の概要について説明を受けていたころ、誰もいなくなった練習場で一人、演奏を続けるミレーヌでしたが、その空虚な心は決して満たされませんでした。

明朝の作戦開始を前に、最後の自由時間を過ごすオペレーション・スターゲイザーへの参加者たち。バサラやレイ、ガムリンたちはミレーヌのバースデーパーティーに参列しますが、ミレーヌ自身は誕生日を祝う気持ちにはなれません。バサラに促されてミレーヌは、バースデーパーティーの参列者たちにライブ演奏を披露し、観客たちは生の演奏に盛り上がりを見せながらも、Fire Bomberが参加する玉砕覚悟の作戦を悲観するのでした。
パーティーを終え、ビルの屋上に登ったバサラは、街の灯りを目に焼き付けながら、独り静かに唄い始めるのでした。そんなバサラに複雑な想いを募らせていたレックスは、その気持ちを顕わすかのように激しくバイクを走らせます。
一方、パーティーの余韻にひたるミレーヌに、ガムリンは誕生日プレゼントとしてダイヤの指輪を贈る。そして、いつになく真剣な表情でミレーヌへの求婚ともとれる意味深な言葉「もしも私が生きて戻ったら、これを左手の薬指にはめて下さい」を捧げるのでした。
アキコは愛する人たちを失いかねない作戦に、珍しく取り乱します。そんな彼女を安心させるため、レイは自分に言い聞かせるように、必ずみんなで生還すると誓うのでした。
バトル7の艦長代理を引き受けたミリアもまた、マックスに必ず生きて帰るよう念を押し、愛する夫との別れの時間を素直な気持ちで過ごします。
いよいよ作戦開始の時がやってきました。大切な人たちが死地へ向かう姿を見送りながら、堪えきれなくなったミレーヌは、自らのバルキリーのもとへと向かいます。それを追うミリアは、あらゆる危険を乗り越えられるというウイングマークをミレーヌに預け、快く彼女を送り出すのでした。
ミリアの承諾を取り付けたミレーヌは、マックスの制止を振り切り、作戦に向かう精鋭部隊との合流を果たすのでした。

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