いまさら マクロス7 第44話 悪夢の突入作戦

第44話 「悪夢の突入作戦」です。

いよいよラストに向けての大きな山場の戦いです。少数の精鋭部隊によるプロトデビルンの殲滅作戦「オペレーション・スターゲイザー」が始まりました。成功率わずか0.00001%というこの作戦に参加した精鋭たちは、バロータ第4惑星の目標地点へ向けて愛機を駆って突入していきます。しかし、バロータ側が繰り出す大軍に阻まれ著しい損害を出していきます。ミレーヌを庇ったガムリンも、ガビルの策略にかかり戦場の空に散るのでした。
そんな中、混乱の隙を突いたマックスは自らVF―22Sで敵目標地点に突入し、反応弾を撃ち込むことに成功したのですが、ゲペルニッチによって反応弾は爆発寸前に彼らの母艦スターゲイザーの付近へと転移させ、マクロス7側の母艦を破壊するのでした。
帰るべき母艦すらも失ったマックス率いる精鋭たちは、ただ怒りと絶望に包まれるのでした。
混沌とする戦場に颯爽と現れ、間隙を縫うように困難な作戦を成し遂げたマックスの衰えを見せない天才ぶりと、それを上回ったゲペルニッチの底知れぬ力もポイントです。

バロータ第4惑星への到着を30分後に控え、マックスは改めて作戦内容の確認を行います。その内容は12の別れた部隊が各々にプロトデビルンの封印されている洞窟を急襲し、反応弾で殲滅するというものでした。特に、ポーラスターと命名された攻撃目標の殲滅はいかなる犠牲を払っても達成すべき最優先事項と定められました。
敵の殲滅という目的が気に食わないバサラは、自らの歌でプロトデビルンたちの心を動かしてみせると反論します。いまだ不確定な要素である歌に銀河の命運を預けることはできないと渋るマックスでしたが、バサラの熱意とレイの説得を前に、”サウンドフォースが最も早く攻撃目標へ到達できた場合”にのみ敵に歌を聴かせることを許可するのでした。
出撃を前に各機体に反応弾が装填されていきます。ミレーヌは、贈られた指輪についての返事をガムリンに伝えようとしますが、「作戦終了後にゆっくり話を聞く」と、彼女の言葉をさえぎるのでした。
作戦決行に向けての最終準備は進められていき、ポーラスターへの一番乗りを巡り各人の士気が高める中、マックスはミレーヌにサウンドフォースとしての任務を全うするよう最後の激励を贈るのでした。一方でガムリンは、かつてミレーヌから贈られたお守りに思いを込めていたが、不吉にもそのお守りは彼の手の中で壊れてしまうのでした。そして、作戦開始の時刻が訪れ、成功率0.00001%という作戦「オペレーション・スターゲイザー」が開始されたのでした。
バロータ第4惑星の周回軌道にデフォールドした母艦スターゲイザーは、大量のデコイとチャフを散布しながら、突入部隊を大気圏内へと送り込みます。その様子を旗艦の艦橋から俯瞰していたゲペルニッチは、餌が自ら飛び込んできたと余裕の笑みを零し、グラビルを伴うガビルも、突入してくる部隊の殲滅に向け士気を高めていました。
全部隊の射出を見届けたマックスは、現空域からの離脱準備と共に、突入部隊の各戦力が10分の1にまで低下した時に発動するという、もうひとつの作戦「ブルーゲイザー」の準備を急がせます。
激しい対空砲火や入り組んだ地形をかいくぐりながら、突入部隊の各機は攻撃目標地点を目指します。友軍機が次々と撃墜されていく中、ガムリンとドッカーは卓越した操縦技術によって先行していました。そんな彼らを待ち伏せていたガビルとグラビルが急襲します。
ガビルたちの出現に合わせるかのように、サウンドフォースが到着し、唄い始めました。遠く離れたバトル7においても、Dr.千葉の歌エネルギー探知機がバサラの歌を捉えていました。作戦開始から15分足らずでバサラが唄うという想定外の事態に、バトル7のブリッジは混乱に包まれる。
立ちはだかるガビルとグラビルがバサラたちを捕獲せんと昂揚するのに対し、バサラもまた歌を聴かせようと意欲を燃やします。サウンドフォースの歌によってグラビルは退却したもの、ガビルの執拗な攻撃がバサラたちを窮地に陥れます。そんな状況を見たガムリンは、部下をドッカーと共に先行させ、自らはサウンドフォースの援護に向かうのでした。
戦況を見守っていたマックスは各部隊の損耗状況について報告を受け、部下たちに消耗戦を強いる自らの不甲斐なさを自嘲します。そして自身もバルキリーへと乗り込み、もう一つの作戦であるブルーゲイザーを開始するのでした。
サウンドフォースの救援を向かったガムリンは、バサラたちを進ませるため自ら足止めを買って出ます。さらにはディックとモーリーも救援に駆けつけ、ダイヤモンドフォースは三位一体でガビルに対抗していくのでした。サウンドフォースも行く手を阻む敵を、あきらめることなく歌の力で少しずつ無力化していきます。ダイヤモンドフォースの攻撃に手を焼くガビルは、狙いをミレーヌに定めました。すぐさま後を追うガムリンでしたが、それはガビルの狡猾な罠だったのでした。そのままガビルと激突する形となったガムリンの機体は大破し、儚くもバロータ第4惑星の中空に散るのでした。
目の前でガムリンの機体がバラバラになる一部始終を目撃したミレーヌは、大きく取り乱します。バサラも、わかり合おうとしないガビルに対し怒りを露わにします。
激戦が続き混沌とした戦場に、突如マックスの駆るバルキリーが突入してきます。敵味方の意識の隙を突いたマックスは、そのまま一機に洞窟内の攻撃目標地点へと突き進み、封印されたプロトデビルンに反応弾を撃ち込むのことに成功しました。
目標を遂げたマックスは全部隊にこの空域からの離脱を命じますが、自身は敵の大部隊に阻ま離脱困難な状況でした。不安に煽られるミレーヌの様子を見かねたバサラは、マックスを連れ戻すために敵の大部隊へと向かっていきました。
洞窟内部へと向かったバサラは、窮地に陥るマックスとの合流を果たします。一方、ガビルは撃ち込まれた反応弾を排除しようとしますが、ゲペルニッチはそれを放置させます。そして爆発の瞬間、ゲペルニッチは反応弾そのものをスターゲイザーの艦橋付近へと転移させます。爆発に巻き込まれたスターゲイザーは、からくも生還した隊員たちの目の前で、跡形もなく消え去るのでした。

いまさら マクロス7 第43話 それぞれの別れ

第43話 「それぞれの別れ」です。

マクロス7船団は、プロトデビルンの本拠地であるバロータ第4惑星を殲滅すつよう、地球統合軍本部からの特命を受けます。このあまりに無謀な命令に対し、マックスは志願者から成る少数精鋭部隊による奇襲突撃作戦「オペレーション・スターゲイザー」を提示し、自ら陣頭で指揮を執ることになりました。極めて成功率の低い作戦でしたが、マックスを筆頭に、バサラたちサウンドフォースやガムリン、ドッカーといった精鋭たちが志願しました。本話は、作戦決行の前夜における参加者たちそれぞれの別れを中心に描かれています。特に男女の別れを描くシーンが多く、決戦を前に夫婦の絆を取り戻すマックスとミリア、今生の別れを覚悟しミレーヌに指輪を送るガムリン、大切な人を失なうことを恐れるアキコにそれをなだめるレイが描かれます。そして終盤において出撃するフリゲートに乗り込む男達(ビヒーダを除く)に対し、バトル7のブリッジから見送るクルーは全て女性で統一されており、男と女の別れこだわった話となっていました。

地球統合軍本部からのプロトデビルンの本拠地であるバロータ第4惑星殲滅を企図した特別命令に対し、マクロス7ではイリーナ・早川も交え、軍幹部を集めた緊急会議が催されていました。しかし、プロトデビルンとの戦力差は圧倒的であり、この実施困難な命令に対して軍幹部たちは一斉に反対意見を口にするのでした。
幾多のシミュレーションの結果は、マクロス7船団が所有す現戦力では全滅必至であり、作戦の成功率は0.00001%という極めて低い数値でした。この玉砕前提とも言える命令に怒りや絶望感に包まれていく議場でしたが、命令に対する拒否権がないに等しいことを知るマックスは、作戦を成功に導くための建設的な意見を求めていくのでした。
自分たちが時間稼ぎのための捨て石であると悟ったマックスは、船団の責任者としての悲しい胸中を吐露する。マックスは居住艦を切り離しバトトル7だけで作戦を決行する意向をミリアに伝えるのでした。
紛糾し結論に至らない議論を見て、マックスは少数精鋭による奇襲突撃作戦、それは速度と隠密性を重視した少数精鋭部隊によって、敵本拠地に反応兵器を設置し離脱するというものでした。マックスは作戦を決行する精鋭部隊を独身の志願者のみで構成すること、そして自らが作戦の指揮を執ることを表明する。こうして「オペレーション・スターゲイザー」と名付けられ、マクロス7船団の全部隊へと通達されました。

バサラは、サウンドフォースも参加するオペレーション・スターゲイザーの内容を聞き、この作戦に参加して自分の歌で敵の心を動かしてみせると闘志を高めます。ミレーヌもまた、作戦への意気込みを見せるのですが、軍の命令によりミレーヌだけが参加を認められませんでした。納得のいかないミレーヌは猛反発するものの、絶対に認めまいとするバサラの剣幕に、涙を浮かべてどこかに走り去ってしまうのでした。
すでに作戦への参加を決めていたガムリンも、同様に作戦への参加を志願した部下たちを諫めます。同じ頃、ミリアも作戦への参加を表明していましたが、マックスの説得により、作戦中に船団が襲われた場合に備え、そしてミレーヌを戦場に赴かせないためにも、船団に残ることを承諾するのでした。
マックスによって招集された志願者たちは、イリーナ・早川から作戦の概要について説明を受けていたころ、誰もいなくなった練習場で一人、演奏を続けるミレーヌでしたが、その空虚な心は決して満たされませんでした。

明朝の作戦開始を前に、最後の自由時間を過ごすオペレーション・スターゲイザーへの参加者たち。バサラやレイ、ガムリンたちはミレーヌのバースデーパーティーに参列しますが、ミレーヌ自身は誕生日を祝う気持ちにはなれません。バサラに促されてミレーヌは、バースデーパーティーの参列者たちにライブ演奏を披露し、観客たちは生の演奏に盛り上がりを見せながらも、Fire Bomberが参加する玉砕覚悟の作戦を悲観するのでした。
パーティーを終え、ビルの屋上に登ったバサラは、街の灯りを目に焼き付けながら、独り静かに唄い始めるのでした。そんなバサラに複雑な想いを募らせていたレックスは、その気持ちを顕わすかのように激しくバイクを走らせます。
一方、パーティーの余韻にひたるミレーヌに、ガムリンは誕生日プレゼントとしてダイヤの指輪を贈る。そして、いつになく真剣な表情でミレーヌへの求婚ともとれる意味深な言葉「もしも私が生きて戻ったら、これを左手の薬指にはめて下さい」を捧げるのでした。
アキコは愛する人たちを失いかねない作戦に、珍しく取り乱します。そんな彼女を安心させるため、レイは自分に言い聞かせるように、必ずみんなで生還すると誓うのでした。
バトル7の艦長代理を引き受けたミリアもまた、マックスに必ず生きて帰るよう念を押し、愛する夫との別れの時間を素直な気持ちで過ごします。
いよいよ作戦開始の時がやってきました。大切な人たちが死地へ向かう姿を見送りながら、堪えきれなくなったミレーヌは、自らのバルキリーのもとへと向かいます。それを追うミリアは、あらゆる危険を乗り越えられるというウイングマークをミレーヌに預け、快く彼女を送り出すのでした。
ミリアの承諾を取り付けたミレーヌは、マックスの制止を振り切り、作戦に向かう精鋭部隊との合流を果たすのでした。

いまさら マクロス7 第42話 決死の捕獲大作戦

第42話 「決死の捕獲大作戦」です。

サウンドフォースの歌エネルギーを使ったプロトデビルン捕獲への挑戦。ガビルとグラビルの合体により、マクロス・キャノンにも耐えるガビグラの登場、と双方に大きな動きがありました。また、ガビグラに追い詰められたバサラをシビルが救うのですが、エネルギーを使い果たしたシビルは、その後手当たり次第に人間を襲い、スピリチアを奪っていくのでした。正気を取り戻したシビルは哀しげな表情を浮かべ、バサラの前から去っていくのでした。

プロトデビルンへの対応が急務である統合軍は、プロトカルチャーの遺跡で得た情報をもとに全部で7体存在するというプロトデビルンへの対抗策を模索していました。そんな中、Dr.千葉は、プロトデビルン対抗の鍵となるアニマスピリチアという存在は歌エネルギーに関係するものではないか推測していました。そんな彼が提案した新たな作戦は、サウンドフォースが発するサウンドバリアによってプロトデビルンを封じ込めるという画期的なものでした。しかしバサラは、聴き手の自由を奪って無理やりに歌を聴かせることに不快感を示すのでした。
自分たちの歌でプロトデビルンにも心があることを証明すれば、彼らの殲滅を目論む統合軍の意識を変えられるかもしれないというレイの説得にミレーヌの賛同もあり、バサラはこの作戦に参加することを承諾しました。
その頃、ゲペルニッチはバサラを捕らえるための新たな作戦について決断をためらっていました。なぜなら、その作戦は貴重な手駒であるガビルをも失いかねないものだまらでした。しかし、度重なる作戦失敗の汚名返上に燃えるガビルは、リスクを承知のうえで作戦の決行を促すのでした。
Dr.千葉が提唱した作戦は、サウンドフォースの歌エネルギーによる檻でプロトデビルンを囲って封じ込めるというものでした。この檻の形成には各人の発する歌エネルギーのパワーバランスが鍵でした。しかし、バサラはミレーヌに合わせようとはせず、訓練は失敗に終わるのでした。バサラへの不満を露わにするミレーヌに対しするガムリンの「もっと感情を込めて唄えばミレーヌにもより強い歌エネルギーが出せるはず」というガムリンの思わぬ言葉に核心を突かれたミレーヌは、その場から走り去るのでした。
成功例のないまま訓練を終えたサウンドフォースでしたが、急遽来襲したバロータ軍に対応するため、サウンドフォースはプロトデビルンの捕獲作戦を実行することとなりました。
実戦でプロトデビルン捕獲作戦を決行するサウンドフォースでしたが、やはりバサラのパワーが突出しており上手くいきません。そこへ、ガムリンの言葉に気負ったミレーヌは、危険を顧みず敵により接近することで自身のパワー不足を補おうとするのでした。この行動によって、サウンドバリアの檻はグラビルを捕獲することに成功しました。
ガビルはサウンドバリアに捕らわれたグラビルを前にして、究極の手段を実行に移します。それはグラビルと合体することで本来の姿であるガビグラに戻るというものでした。ガビグラはその強大なパワーでサウンドバリアを破壊しました。バトル7はガビグラに対してマクロス・キャノンを放ちますが、直撃したはずのキャノンでもガビグラを打倒するには至りません。逆に怒りに燃えるガビグラによって、バサラが捕らえられ、窮地に陥ってしまいました。
だがそこにシビルが現れ、バサラを庇うようにガビグラと対峙します。エネルギーを激しくぶつけあった末にシビルはガビグラを退けることに成功しました。しかし、スピリチアを使い果たしたシビルは、その場に倒れ込んでしまいました。
バサラを救ったシビルの行動は、統合軍の人々に衝撃を与えますが、宇宙用気密服を身に付けてシビルの救出に向かったバサラは、無意識のシビルの行動によって大量のスピリチアを奪われてしまうのでした。飢餓状態にあったシビルは、周囲の人々からも次々とスピリチアを奪っていきます。やがて満たされた彼女は悲しげな表情を浮かべながら何処かに飛び去っていくのでした。

いまさら マクロス7 第41話 ミレーヌ大好き

第41話 「ミレーヌ大好き!」です。

今回は、マクロス7船団を構成する船の中で、農業艦のサニーフラワーが登場します。そして、そこに住んでいる熱心なミレーヌファンであるビリーという少年とミレーヌの交流が描かれています。そしてミレーヌのアイドル的な人気の高さがうかがえます。

ライブを行わないFire Bomberに対してファンの間に不満が広がります。その頃統合軍ではエメラルドフォース協力のもと、ジャミングバーズの模擬戦闘訓練が行われていました。Fire Bomberも招集を受け訓練の様子を見学させられていました。ミレーヌは軍の都合でライブが開催できないことに不満を顔でした。
ジャミングバーズの発する歌声は、サウンドエネルギーを発動させるまでには至りません。故に実戦投入は時期尚早だと提言するDr.千葉に対し、バートンは成長を促すためには実戦を重ねることこそ重要だと訴えるのでした。これを受けたマックスは、民間協力隊であるジャミングバーズの安全確保のため、引き続きデータ収集を行うよう命じるのでした。
ガムリンに家まで送られたミレーヌは、そこで彼女のファンを名乗る少年ビリーに出会います。唄ってくれとせがむビリーは、一方的にミレーヌとの約束を取り付け、挨拶代わりとばかりに彼女のスカートをめくってその場を去りました。
翌日ガムリンに連れられたビリーがアクショのスタジオを訪れました。わざわざ歌を聴きに来たと言うビリーに理解を示すバサラたちだったが、勝手なことをするビリーをミレーヌは強い口調で叱りつけてしまいました。ミレーヌの口調に驚いたビリーは、捨て台詞を残してその場から飛び出してしまいました。
アクショを飛び出したビリーは、ミレーヌの隠し撮り写真を売る心ないファンと出くわしていました。そこにミレーヌもビリーを追って現れました。心ないファンは自分たちの罪をビリーになすりつけようとします。あらぬ罪を着せられ、ミレーヌからも疑いの目を向けられたビリーは、彼女のファンを辞めると叫びながら走り去ってしまいました。
アクショのスタジオに落としていったビリーのグババ人形の中には、ミレーヌがデビューした当時の古いライブチケットが大切に保管されていました。さらにガムリンからビリーの無実を知らされたミレーヌは、彼に謝罪するため農場艦サニーフラワーへと向かいます。そこでミレーヌは、ビリーが3年前に両親を亡くしたことや、彼がどれだけFire Bomberに情熱を傾けているかを知るのでした。さらにビリーの家を訪れたミレーヌは、そこで被写体の魅力を存分に引き出した1枚の写真を目の当たりにし、ビリーに邪な気持ちがないことを改めて確認するのでした。

その頃、バロータ軍の襲撃により、サウンドフォースはミレーヌ抜きで出撃しました。のどかなサニーフラワーにも警報音が鳴り響きますがすぐに鳴り止み、ビリーはそれが故障であったと安堵します。しかし、密かに潜入していたガビルは、すでにサニーフラワーの管制室を占拠していました。
サニーフラワーを占拠したガビルは、マックスにサニーフラワーの安全と引き換えにバサラの身柄の引き渡しを要求します。バサラはその要求に応じるように、バロータ軍のもとへと向かうのでした。
しかし、この計画は偶然にもサニーフラワーに居合わせたミレーヌの歌によって妨害されました。ガビルは、怒りに燃えてミレーヌに襲いかかります。この攻撃でミレーヌは機体のスピーカーを破壊されてしまい窮地に陥りますが、ビリーの助言により、ガビルの機体内部にスピーカーポッドを撃ち込み、直に歌を聴かせます。さらに救援に現れたガムリンやバサラの活躍もあり、ガビルたちバロータ軍を撤退させることに成功しました。
戦闘終了後、怪我を負ったビリーの病室をガムリンを連れたミレーヌが訪れます。お見舞いとしてガムリンが、ミレーヌとビリーのツーショット写真を撮影しますが、ビリーのいたずらによってその写真は思い出深い1枚となるのでした。

いまさら マクロス7 第40話 星を越える想い

第40話 「星を越える想い」です。

プロトデビルンにも感情があり、歌を通じてわかり合えると主張するバサラをよそに、統合軍はプロトデビルンへの徹底抗戦を決定する。そんな中、バロータ軍の大部隊がマクロス7を襲撃し、バサラたちサウンドフォースも出撃しますが、なぜかサウンドビームで敵兵士を無力化できません。その理由でもある敵が無人機であることを突き止めたガムリンは、それを操る電波の発信源へと向かいます。そこでガムリンを狙ったグラビルの奇襲は、バサラのサウンドビームで退けられました。ガムリンは、戦いの中で軍に復帰してサウンドフォースをバックアップし、バサラの歌をより多くの人々に伝えようと決意したのでした。今回は、人間的に成長したガムリンが主役です。

マクロス7側の武器が通じないプロトデビルンの存在は、市民たちの間に不安を広げていました。統合軍ではプロトデビルンに対抗するための会議が開かれていましたが、情報は少なくまともな対策案を見出せません。直接プロトデビルンたちと接触したことから、意見を求められたバサラは、プロトデビルンにも人間と同じような感情があり、歌を通じて共感することが可能だと訴える。しかし、その意見は一笑に付され、統合軍上層部はプロトデビルンとの徹底抗戦という形で意見は一致するのでた。さらに反応兵器の使用も進められるのでした。一方、ゲペルニッチはバサラの歌を封じるという秘策をガビルに授け、マクロス7の人々やバサラの生け捕りを重ねて命じたのでした。
アクショに戻った後、ミレーヌは軍のサウンドフォースに対する横柄な態度に憤っていましたが、ギギルと心を通わせたことで確かな実感を得たバサラは、プロトデビルンたちに歌を届けんと自信をみなぎらせていました。そこにガムリンが訪れ、バサラに危険な行為を控えるよう自制を求めます。それは彼がバサラの歌を認めているからこその言葉でした。ガムリンの意図を汲み取ったバサラはその忠告を快く受け容れる一方で、彼に軍への復帰を暗に促すのでした。
本格攻勢に出たバロータ軍の襲撃を受け、マクロス7船団もすぐさま迎撃にあたります。サウンドフォースも出撃し、バサラはいつも以上の勢いで熱唱しながら戦闘宙域を駆け巡ります。その熱の籠った歌声は、ミレーヌやガムリンたちにも伝播していくのでした。
バサラの歌は強大なエネルギーを放ちますが、なぜか敵機に放たれたサウンドビームは、いつものように洗脳を解くことができません。バサラの志に共感するガムリンは、可能な限り敵の命を奪わないよう配慮しながら戦闘を続けていました。そこへ現れたかつての部下であるディックとモーリーから、戦闘指揮を執るよう要請された彼は、再び2人を率いて戦場に突入するのでした。
ガムリンが、無力化した敵機を調べてみると、コクピット内は無人でした。無人機部隊の統制のとれた行動を不信に思ったガムリンは、レーダーがキャッチした謎の電波の発信源へと向かいます。そこにはガビルとグラビルが待ち伏せており、ガムリンは奇襲を受けるが、間一髪のところをアステロイドを貫通したバサラのサウンドビームによって救われるのでした。この強大なサウンドビームは、そのままグラビルを撤退させます。
さらにガムリンの攻勢によりガビルも撤退を余儀なくされ、敵部隊は宇宙の彼方へと飛び去っていきました。唄い続けるバサラを眺めながら、ガムリンは彼の歌をより多くの人に伝えることが自分の使命だと自認するのでした。
戦闘を終え、アクショへと帰り着いたガムリンは、バサラやミレーヌから無茶な行動を咎められながらも、満足げな笑顔を浮かべるのでした。そして軍への復帰を希望するガムリンはミリアに力添えを願い出るも、もともと彼の退役は受理されておらず、あっさりと復帰することになりました。こうして自らの意思でダイヤモンドフォースに復帰したガムリンは、今まで以上にサウンドフォースを支援する意気込みを語るのでした。

いまさら マクロス7 第39話 帰ってきたバサラ

第39話 「帰ってきたバサラ」です。

今回は、今までのバサラの活動を振り返る回です。バサラが、物思いにふけりながらギギルの死を偲んでいる中、アキコはバサラの活躍を振り返るプロモムービーの制作を進めていました。多くの映像データが軍から提供されたということを訝しむレイをよそに、アキコは作業を進めるのでした。そんな中、ゲペルニッチの命令を受けたバロータ軍は、マクロス7船団を襲撃しますが、バサラたちの反撃を受けるとあっさりと撤退するのでした。こうして静けさを取り戻した夜の街で、久しぶりのFire Bomberのライブが催されました。そこではバサラ本人の希望により、彼がシビルを目覚めさせようと彼女に向かって唄い続ける映像が流されました。敵の目覚めを助けるという衝撃的な内容に大きな動揺がファンの間に走るのですが、バサラの歌と演奏を耳にしたファンたちは、いつしか大きな歓声と喝采をバサラに送るのでした。

バサラは独りギターを弾きながら、シビルへの愛に殉じたギギルを偲んでいました。その頃、アキコは、自分が取り仕切るスタジオにおいて、これまでのバサラの活躍を収めた映像の編集作業に立ち会っていました。この映像の提供元が統合軍であることから、軍のサウンドフォースに対する期待の大きさを感じるアキコでした。しかし、レイは、それが軍による宣伝広報の一環に過ぎないと見ていました。そして、軍のサウンドフォースに対する思惑を図りかねている複雑な心境を吐露するのでした。そんなレイの心配をよそに、アキコは純粋にFire Bomberの活躍を多くの人へ伝えるため、映像を有効活用すると約束したのでした。
一方、惑星ラクスにおけるギギルの暴走によるスピリチア・ファーム計画の頓挫に、ゲペルニッチは珍しく怒りを露わにし、マクロス7船団に対する新たな作戦命令をガビルに下しました。他方、街へデートに繰り出していたミレーヌとガムリンでしたが、ミレーヌはそこでガムリンが今後の身の振り方について無計画であることを知るのでした。親しみを込めながら彼をたしなめたミレーヌは、ガムリンにパイロットへの復帰を暗に促したのでした。
統合軍ではプロトカルチャーの遺跡で得られたデータから、プロトデビルンに関する情報の整理が進められていました。かつてプロトカルチャーが開発したゼントラーディを超えるエビルという生態兵器の肉体に、別の次元から訪れた未知の生命体が憑依してプロトデビルンが生まれたことが分かりました。かつてプロトデビルンに多くの同胞を奪われたゼントラーディは、現在もなお遺伝子レベルでプロトデビルンに対する恐怖心が刻み込まれているのだということでした。ただ、エビルはそれぞれが兵器として個別の役割を担っていたのですが、憑依したプロトデビルンとの関連性については解明できていませんでした。
工場艦スリースターではサウンドフォースの機体整備が行われていましたが、旅に出ていた影響からか、バサラのバルキリーは疲労損傷していました。バートンはプロトデビルンに備えるため送球に修理を終えるよう、Dr.千葉に要求するのでした。そして、ガビル率いるバロータ軍の襲来により、ジャミングバーズは2度目の実戦に臨みます。ガムリンもまた1人の民間人として戦場へと向かうのでした。
バサラも危険を承知で損耗の激しい機体で出撃し、サウンドフォースは戦場へと突入して行くのでした。バサラたちの歌によってバロータ軍の兵士たちは次々と洗脳が解かれていくのですが、その状況を前にしてもゲペルニッチに焦りは見られませんでした。挑発してくるガビルに対し、バサラは自分の歌を伝えようと闘志をみなぎらせるのでした。ですが、バサラの歌とガムリンの一撃によってガビルは撤退していきました。
バサラが戻ってきたことで久し振りにFire Bomberのライブが開催され、そこではバサラたちの歌に合わせて、アキコが編集したプロモーション映像が上映されました。
そのプロモーション映像には、彼がシビルに向かって唄う姿も収められていました。それはバサラに恩義を感じるジャネットから提供されたものであり、本人の希望で組み入れられたものでした。敵であるはずのプロトデビルンに向かって唄い続けるバサラの映像、観客たちに動揺を起こします。だが、真に迫るバサラの生の演奏を聴き終えた彼らは、大きな歓声と喝采で応えるのでした。

いまさら マクロス7 第38話 禁断惑星のシビル

第38話 「禁断惑星のシビル」です。

「スピリチア・ファーム」計画は、マクロス7船団の人々を惑星ラクスに閉じ込め、ゲペルニッチによって恒久的にスピリチアを搾取しようとするものです。計画を掴んだマックスはすぐさま惑星からの脱出を図りますが、バロータ軍は大軍勢を出撃させ、それを阻むのでした。一方、ギギルは衰弱したシビルを庇いながら身を潜めていたのですが、同胞であるはずのガビルたちに襲われ窮地に立たされます。救援に駆けつけたバサラと心を通わせ、シビルのために熱唱しますが、ガビルの強烈な一撃に倒れてしまいました。だが、シビルの危機を前にギギルは眠りに就いていた己の本体を覚醒させ、シビルに仇名す全ての者を重力場の彼方へと消し去ってしまうのでした。力を使い果たしたギギルの肉体は、シビルの目前で惑星と共に朽ち果てていくのでした。

もはや、統合軍からもバロータ軍からも追われる身となったギギルは、力を使い果たし身動きのとれないシビルを庇いながら逃亡を続けていました。バサラは、シビルに導かれた銀河を巡る旅の余韻に浸るかのように心ここにあらずの状態でした。ガムリンの方は対プロトデビルンの鍵となるプロトカルチャーの遺跡を守り切れなかったことで強く落ち込んでいました。
ミリアは、プロトカルチャーの遺跡を発見していたにもかかわらず、自分に連絡がなかったことについてマックスを問い詰めていました。曖昧な答えを返すマックスに食って掛かるミリアでしたが、敵襲によって訴えは中断させられてしまいました。そのままブリッジに向かおうとするマックスは身だしなみをミリアに正され、妻の気遣いに思わず笑みをこぼすのでした。その頃、アクショに戻ったバサラはレイやビヒーダに出迎えられる。迷いがふっきれたバサラが戻ったことで、ここに再びFire Bomberは復活の狼煙を上げるのでした。
ゲペルニッチは、惑星ラクスに閉じ込めたマクロス7船団の人々から恒久的にスピリチアを奪い続けるという「スピリチア・ファーム」という計画の概要をマクロス7船団に伝えるのでした。同時にその夢の障害となるシビルとギギルを強く警戒する彼は、全軍に向けて2人の抹殺を命じます。シビルを庇いながら逃亡を続けるギギルは、統合軍だけでなくバロータ軍からも命を狙われ、しだいに窮地に立たされていきます。
統合軍は惑星ラクスからの脱出ルートを捜索しますが、衛星軌道上は既にバロータ軍によって断たれてしまっていました。この危機的状況を打開するため、マックスは地表からのフォールドという、成功率の極めて低い危険な賭けに出ます。しかし、マクロス7船団はバルゴの妨害によってフォールドができない状態となっていました。すぐさまバルゴを排除すべくバルキリー部隊が出撃しますが、バロータ軍の大軍勢がそれを阻みます。ガムリンやサウンドフォースも出撃し前線で奮闘する中、ガビルらに追われていたギギルとシビルは窮地に陥っていました。バサラは、単独でシビルの危機を救いに向かいます。シビルの危機を前にしたギギルはシビルのために力強く熱唱します。そんなギギルに応えるかのように、バサラもまた高らかに唄い始めるのでした。
唄うギギルの姿にただならぬ危機感を覚えたガビルは、ギギルに致命的な一撃を与え、返す刀でシビルをも抹殺しようとします。その時バロータ星系第4惑星ではギギルの本体が覚醒し、持てる力を解放することで広大な力場を生み出しました。その力場は空間そのものを消滅させるという恐ろしいものでした。ギギルの生み出した力場は全てを呑み込んでいき、フォールドを妨害していたバルゴも呑み込んでいくのでした。ついには惑星ラクスそのものが崩壊するのでした。
バルゴの消滅によりマクロス7船団は惑星ラクスからのフォールドに成功します。その様子を見ていたゲペルニッチは、計画の失敗を認め、次の計画にむけて決意を新たにするとともに去っていきました。

いまさら マクロス7 第37話 宇宙遺跡のなぞ

第37話 「宇宙遺跡のナゾ?」です。

海中より遺跡と共に現れたバサラは、目覚めたシビルに導かれて銀河を巡る旅に出発します。一方、エキセドルたちは海中から現れた遺跡の調査に向かいます。遺跡では、内部で待ち受けていたプロトカルチャーのメッセンジャーから、プロトカルチャーやプロトデビルについて多くの情報を得るが、かつてプロトデビルンを封印したというアニマスピリチアの存在について言及するところで、バロータ軍との激しい戦闘が始まり、遺跡はガビルに破壊され、アニマスピリチアの正体に迫る情報は闇に葬られてしまうのでした。統合軍の一同が落胆していたその頃、銀河を巡る旅を終えたバサラは再び惑星ラクスへと帰り着いたのでした。
遺跡を巡る攻防戦では、マクロス・キャノンを遥かに凌ぐグラビルのペンタクル・ビームを遺跡のバリアが防いでいることから、プロトカルチャーによるオーバーテクノロジーの一端を垣間見ることができます。

バサラの力強い歌声と神々しい光と共に海中から現れた巨大な遺跡に向かったミレーヌとガムリンでしたが、バサラはシビルの発する球体に包み込まれそのまま宇宙へと飛び去ってしまうのでした。そして、その光景は衛星軌道上から惑星ラクスを俯瞰していたゲペルニッチの目にも留まります。
エキセドルは海中から現れた遺跡を調査するため、自ら遺跡に足を運びます。彼は、遺跡にはゼントラーディや地球人類のルーツに関わる貴重な情報が眠っていると予想していました。そして、遺跡の通路へ踏み込んだエキセドルは、この建物が人類の祖先と言われるプロトカルチャーのものであると確信するのでした。
一方、プロトカルチャーの遺跡を確認し焦りの色を見せたゲペルニッチは、すぐさまこれを破壊するよう命令を下しました。この遺跡はゲペルニッチが目論む計画の大きな障害となる存在でした。
エキセドルら調査隊が遺跡内部に入ると、仕掛けが起動して壁一面にプロトカルチャーの歴史を綴った壁画が現れるのでした。エキセドルはその壁画に綴られた文字を解読することで、プロトカルチャーという存在について紐解いていくのでした。壁画に綴られた文面によると、プロトカルチャーは初めて文化を形成した種族なのでした。進化を遂げていった彼らは、激化していく種族間の争いにおいて、戦闘種族であるゼントラーディやエビルを生み出したのでした。そして争い続けたプロトカルチャーは、やがてプロトデビルンによって滅亡させられたのだという。
遺跡の奥へと足を進めた一行は、閉ざされた巨大な扉のもとに辿り着きます。そこには”平和の証”という存在が、先へ進むための鍵となることが記されていました。調査隊の一人が扉の先へ力ずくで進もうとした結果、遺跡のトラップが発動してミレーヌが傷ついてしまいました。だが、彼女の血液に遺跡が反応し、閉ざされていた扉はゆっくりと開いていくのでした。
扉の奥にはプロトカルチャーがその言葉を伝えるために残したというメッセンジャーが待ち受けていました。人類とゼントラーディのハーフであるミレーヌは、種族の垣根を越えた平和の象徴であり、扉を開く鍵となる”平和の証”そのものなのでした。
メッセンジャーは、異なる次元から訪れたエネルギー体がプロトカルチャーの生み出した戦闘体であるエビルに憑依してプロトデビルンが生まれたのだと語ります。そしてプロトデビルンはスピリチアと呼ばれる生命エネルギーを糧としていたが、乱獲によって他の生物からスピリチアを奪い尽くしてしまったことで、彼らは自ら滅亡の道を歩んでいったのだという。そして、力を弱めたプロトデビルンはアニマスピリチアと呼ばれる神秘なる力によって封印されることとなったと告げるのでした。人々の脅威となるプロトデビルンは殲滅すべき存在であり、対照的にアニマスピリチアと呼ばれる存在は人々に繁栄をもたらす、と。

メッセンジャーがそう話していた頃、ゲペルニッチの命を受けてガビル率いるバロータ軍の部隊は、遺跡を破壊すべく襲来します。ガビル率いるバロータ軍が遺跡への攻撃を開始したのを受け、マックスはすぐさまバルキリー部隊を遺跡防衛へと向かわせます。
ガビルの命令でグラビルは、遺跡を覆うバリアを破壊しようとしますが、遺跡のバリアはグラビルの攻撃を弾き続けるのでした。
遺跡から出撃したミレーヌは、ガムリンの叱咤激励によっていつもの自分を取り戻し、合流したバルキリー部隊と共にガビルらの迎撃にあたります。ですが、彼女たちの奮戦も虚しく、ガビルは特攻によって遺跡を守るバリアを突破し、プロトデビルンを封印したというアニマスピリチアについて問いかけるエキセドル目の前でメッセンジャーは破壊するのでした。計画の妨げとなる遺跡の破壊を確認したゲペルニッチは安堵の表情を浮かべながら、もうひとつの懸案であるシビルの抹殺を改めて誓うのでした。
結局、遺跡が破壊されてしまったことで、アニマスピリチアについての詳細な情報は得らるませんでした。遺跡を守れなかったことで気落ちするガムリンでしたが、ミレーヌは歌と言葉で彼を元気づけるのでした。
一方、銀河を巡る旅を終えたバサラは、1人草原で眠りについていました。

いまさら マクロス7 第36話 男たちの熱歌

第36話「男たちの熱歌」です。

いままで敵対関係でしかなかった2人がシビルの救出のために協力して事に当たります。シビルを目覚めさせるため、ここ何話か唄わなかったバサラがとうとう歌を唄います。そしてギギルも歌を唄い、2人の歌でシビルを目覚めさせたのでした。
シビルが目覚めた後、彼女がいた火山は海底に沈みますが、代わりに古代の遺跡が姿を現すのでした。

バロータ軍は全艦隊をもって惑星ラクスを完全に包囲を続けていました。ゲペルニッチはギギルとシビルが独自の動きを見せていることを懸念しながらも、自身の目論む計画を次の段階へと移行させつつありました。
一方、惑星ラクスを彷徨うバサラは、バルキリーの中で眠りについていました。そして夢の中で彼は、かつての少年時代に大きな壁として立ちはだかった巨大な岩山を見ていました。その岩山にシビルの姿が重なったことで何かに気づいたバサラは、ガムリンやミレーヌを残して、再び1人でどこかへ飛び去ってしまうのでした。
その頃、ジャミングバーズは新たにメンバーを加えて、バートンの陣頭指揮の元で厳しい訓練を強いられていました。気勢を揚げるバートンでしたが、マックスは戦場には似つかわしくない若者たちの置かれた状況を憂慮するのでした。
行く当てもなく惑星ラクス上空を飛んでいたバサラは、巨大な雲の塊に突入します。バルキリーが不調になる中、雲を抜けた先で彼は再びギギルやシビルとの再会したのでした。シビルは巨大な火山の山頂になにかで拘束されていました。バサラとギギルはすぐさまシビルを助けようとするのですが、この空域にはエネルギーの断層があり、バルキリーは飛行不能で、厳しい道のりをバトロイド形態で行かざるを得ませんでした。バトロイド形態で岩山をよじ登っていたバサラは崩落に巻き込まれ、その衝撃で意識を失ってしまいました。それを助けたのはなんとギギルでした。ギギルは自分の行動に疑問を抱きながらも、バサラを救い出すため埋もれた岩を取り除いていくのでした。ギギルの意図を掴みかねていたバサラに、ギギルはシビルを覚醒させるにあたって利用価値があるのだと説明します。そして今度は唄おうとしないバサラに、ギギルが疑問をぶつけていくのでした。
ギギルの機体の状態から、バサラとギギルはそれ以上の山登りをあきらめ、洞窟の中を進んでいきます。その道すがら、ギギルは溶岩の海に機体を飲まれてしまったものの、バサラの協力を得てどうにかシビルの元へと辿り着くことができました。しかし、眠ったままのシビルは2人の目の前で、火山の崩壊と共に地面の奥深くへと落下していきます。ギギルの必死の呼びかけも届かず絶望感に包まれる中、シビルを覚醒させるためバサラはついに自ら歌を唄うのでした。
一方、バサラを捜索していたガムリンの歌エネルギー探知機はこれまでにない強い反応を捉えました。このことからバサラが歌を取り戻したことを知ったガムリンとミレーヌは、歓喜の表情を見せるのでした。
そして、なんとバサラの歌に応えるかのようにギギルも唄い始めます。そんな2人の歌はついにシビルを覚醒させるに至るのでした。
バサラの反応を追ってきたガムリンとミレーヌは、海中に沈んでいく巨大な火山を目撃します。バサラの生存は絶望的かと思われましたが、なんとバサラの歌声と共に海中から巨大な遺跡が浮上してくるのでした。

いまさら マクロス7 第35話 ふたりだけの夜

第35話 「ふたりだけの夜」です。

ミレーヌとガムリンは、唄うことの意味を求めて放浪の旅を続けるバサラを追いかけています。その最中にミレーヌとグババがはぐれてしまいました。ミレーヌたちは周囲を探しますがグババの姿は見えず、2人はテントで一夜を共に過ごします。2人の仲は進展しませんでしたが、翌朝グババと再会すると共に、惑星ラクスに生息する巨大な動物に襲われます。動物へ銃口を向けるガムリンに姿を見せたバサラがそれを制止します。ミレーヌはガムリンの提案で、動物に向かって歌を唄うことで、動物を傷つけることなく引き上げさせることに成功しました。しかし、バサラは再び2人の前から姿を消すのでした。
2人の仲は進展しませんでしたが、初めてガムリンがミレーヌを叱責したり、ミレーヌがガムリンの名前を呼び捨てるよう求めたりするなど、2人の距離が縮まったように見受けられました。

Fire Bomberのコンサートは中止され、バサラとミレーヌが姿を消しました。マクロス7ではバサラとミレーヌの仲を勘ぐる噂が飛び交っており、その話を耳にしたマックスは、ミレーヌの旅立ちを黙認したミリアに苦言を呈するのでした。
統合軍でも、軍の管理下にあるはずのバサラたちの失踪を問題視する声が上がっていた。しかしバートンの推すジャミングバードはマックスに承認されす、処置なしの状態でした。
ガムリンとミレーヌは歌エネルギー探知機を使ってバサラの居場所を探ろうとしていたが、バサラが歌を唄わないので探知機が反応することはありません。そんな中、ガムリンは軍を辞めたことをミレーヌに明かします。ガムリンにとっては軍に疑念を抱いて悩んだ末の決断でした。そんなガムリンは、バサラの追い求めている理想がミレーヌの感覚とは別の何かであると推察するのでした。
2人が話している間、水を飲みに出かけたグババは、ミレーヌたちの前から姿を消してしまいました。グババから目を離していたミレーヌの軽率さをガムリンは諫めます。ガムリンに叱られたミレーヌは冷静さを取り戻して、グババの捜索に向かいましたが、その先で2人は巨大な動物の足跡らしきものを発見する。弱い生き物であるグババが自然界で単独行動することは、生命に関わる危険な行為なのでした。
バサラどころかグババまで見失ったまま、ミレーヌたちは夜を迎えてしまいました。ミレーヌは軍用レーションを頬張りながら、グババと初めて出会った頃の話をガムリンにする。そして、彼女は自らの歌をグババに届けるため、夜空に向かって唄い始めるのでした。そしてミレーヌと同じテントで寝ることになったガムリンは、緊張して眠ることができません。そんな2人の前に巨大な動物が現れ、ひとしきり暴れて去っていくのでした。野営は危険だと判断した2人は、結局バルキリーの中で眠ることにするのでした。
明け方に水辺をさまよっていたグババは、川に落ちてそのまま流されてしまう。一方で一夜を明かしたミレーヌとガムリンは、グババの捜索を再開していた。その最中にミレーヌはガムリンに、親しみを込めて名前で呼び捨てするよう求めるのでした。
一方、サウンドフォース不在のマクロス7では、プロトデビルンの襲撃に備え、ジャミングバーズの戦闘訓練が行われていました。その様子を眺めながらエキセドルは、プロトデビルンの生態や思惑についての疑問を反芻するのでした。
砂漠をさまよっていたグババは、ギターを弾き鳴らすバサラを発見しました。それと同時にグババのテレパシーがミレーヌに伝わり、互いの現在位置が解りました。しかし、そんなグババの前に巨大な動物が現れます。グババの窮地に駆けつけたミレーヌとガムリンはグババを保護することはできましたが、さらに現れたもう一匹の巨大な動物に襲われ、今度はミレーヌがピンチに陥ってしまいました。
ミレーヌを救うためガムリンのバルキリーが動物に照準を合わせた時、ファイヤーバルキリーでバサラが現れ、ガムリンを制止しました。
巨大な動物は親子連れで、子供を心配する親が興奮のあまりミレーヌに襲いかかっている状態でした。そこでガムリンは、ミレーヌに歌を唄うことで争う意思がないことを伝えるようアドバイスします。そして、ミレーヌの歌は見事に動物の怒りを鎮めるたのでした。
ミレーヌとガムリンはバサラとの再会を果たしました。そしてバサラは、ミレーヌの「バサラが求める『唄う意味』について理解できた」ことを伝える言葉に満足げな表情を浮かべるのでしたが、再び1人どこかへ旅立っていくのでした。
またその頃、ギギルはバサラの歌を口ずさみながら、シビルを求めて荒野をさまよい歩いていました。