いまさら マクロス7 第3話 「ファイアースクランブル」

第3話 「ファイアースクランブル」

これまで2回、戦場で唄ってきたバサラは、敵が彼の歌に耳を貸さないことに悩み、何が足りないのかを自問していました。そんな中、Fire Bomberは、新人バンドの登竜門とされる一大ライブ「スーパーノヴァ」への出場が決定するのでした。このイベントへの参加で興奮しっぱなしのミレーヌはバサラに準備を促しますが、バサラの方といえば悩みが晴れず、行く気になれない感じです。

だけど、ミレーヌにはバサラを行く気にさせる奥の手がありました。「言っとくけど、あんたのバルキリーは会場に運んじゃってるんだからねぇ~」と。ミレーヌとレイは事前にバサラのバルキリーを運び出していたのでした。愛機ほ人質に取られたバサラは、嫌々ながらも会場である「星空ホール」に向かわざるを得なくなるのでした。

ライブ会場へ向かうため、バサラはシティ7のドーム外周を走るリニア鉄道「星の手線」に乗り込み、ホールの最寄り駅を目指すのでした。折りしも車内のモニターでは、謎の敵の襲来を巡り、マックス艦長とミリア市長夫婦による討論会が始まっていました。討論の最中、アナウンサーに、二人は私生活でも対立し、離婚しているのかと訊ねられたマックスらは、不機嫌そうに通信を切って、討論を打ち切るのでした。レイの運転するバンで大型ビジョンに映し出された両親が険悪な雰囲気で舌戦を繰り広げる様を見て、ミレーヌはため息をつくのでした。「パパもママも相変わらずね・・・」

仏頂面で悩み続づけるバサラの乗る車両に、スーパノヴァ・ライブに参加するバンド「クイーン&キング」のファンの一団と、「モザイク」のファンの一団が乗り合わせます。音楽性やファッションセンスが大きく異なる2つのファン集団は、互いに牽制しあい、ついに駅前で喧嘩を始めてしまいました。そこへバサラが割り込み、争いを止めるために歌を唄いだしますが・・・。

その頃、敵軍の司令艦では、次なるマクロス7攻撃計画が立案されていました。後方からの攻撃で護衛を引き付け、その後本体が攻撃をしかける作戦にギギルは不満を漏らすのですが、ゲベルニッチに威圧され、渋々従うしかありません。

Fire Bomberの出番が近づきますが、まだバサラは到着していません。他のバンドから替わりを連れて来て演奏する様に言われますがプロデューサーのアキコが出番を1時間おくらせてくれることに。ミレーヌはバサラを探しに、会場を飛び出します。ホールの外へ出たミレーヌは、バサラを見つけますが、ファンの男に突き飛ばされてしまいます。なおもミレーヌに殴りかかろうとする男に、バサラは思わず手を出してしまいます。殴りかかってくる男たちを次々に倒すバサラにミレーヌは驚くが、バサラは男たちを殴ったことで戦意を喪失してしまいます。そんなバサラに男たちが殴りかかとうとしたとき、バンに乗ったレイが乱入してミレーヌとバサラを連れて、その場を退散することができました。

一方、謎の敵の艦が再びマクロス7に接近する。今までよりも離れた場所にフォールドした敵艦に、エキセドルは陽動作戦の可能性を示唆するのでした。マックスは、バルキリー隊を待機させて敵が近づくのを待つのでした。

星空ホールでは、Fire Bomberの演奏が始まりますが、マクロス7の上方に敵の本隊が出現し、戦闘がはじまるのでした。ライブ会場にも避難命令が出されますが、戦闘が始まったことを知ったバサラは、バルキリーに乗り込み、戦場に向かうのでした。

バサラのバルキリーの姿は、ライブ会場のモニターに流されれ、避難しそこねた観客たち、アキコ、そしてゲペルニッチは、戦場で唄い続けるバサラを、それぞれの思いを胸に見守るのでした。

結局、敵の目的は少数の部隊のシティ7への潜入でした。作戦が成功したことで、敵の本隊は撤退し、バサラの歌は敵の心に届かずに終わるのでした。意気消沈しつつ、ホールに戻ったバサラに、レイは「がっかりすることはないさ」と声をかけ、観客席を指さしてみせます。そこにはバサラの歌に感動し、拍手を送る観客たちがいました。その声援に元気づけられたバサラは、次の機会に向け、闘志を燃え立たせるのでした。