いまさら マクロス7 第1話 スピーカーポッド

超時空要塞マクロスの続編になる作品です。当時、マクロス7を見た感想は、「・・・なんで歌っているのだろう」です。OPのVF-19のCGは綺麗なのに戦闘シーンは自分の中では今一つかな?と思っていました。

そして、マクロスシリーズもFからΔ(デルタ)となりました。ΔのTV放映を見終わったとき、気がつきました。

  • 敵は人類?それとも異星人?敵はプロトカルチャーの末裔たちとは限らない
  • 異星人(異文化)に反応兵器(Fなら次元兵器)は決定的な損害を与えるものになるのか?
  • 異星人とコミュニケーションをとる方法はあるのか?

もしかしてマクロス7ではこれらのことを表現しようしていたの?と思ったのでした。プロトカルチャーを始祖としない(人類とまったく違う)生命体と遭遇したらどうするのか、という視点でみたら深い作品に思えてくるのでした。

マクロス7 第1話「スピーカーポッド」です。

舞台は超長距離移民船団マクロス7が地球を出発してから7年後の西暦2045年。戦闘艦が牽引する大型居住エリア・シティ7の一角で、人気バンドFire Bomberの屋外コンサートが開かれようとしていました。しかし、肝心のボーカル兼ギターメンバーの熱気バサラが姿を見せません。この状況に新メンバーの少女ミレーヌは不満そうです。そして、屋外ステージから離れた小高い丘の上では、ミレーヌの父親であるマックス(マクシミリアン・ジーナス。50歳くらいのはずだが、とても若く見えます)が、複雑な表情で部隊の上のミレーヌを見て呟くのでした。「こんなことをさせるためにピアノを習わせたわけではないんだが・・」。

実は、バサラは会場の上方の天井の梁にぶら下がっていました。仲間たちの前奏が聞こえてきたとことで、パラシュート降下で派手に現れたら、マイペースで熱いシャウトを飛ばしていきます。コンサートも盛り上がります。

そんな中、マクロス7の周辺に謎の部隊が出現していました。その連絡を受けたマックスは、バトル7(シティ7の先端に連結された戦闘艦)のブリッジに戻ります。艦橋オペレータの女性スタッフたちから状況報告を受ける間にも、正体不明の部隊は、第一次防衛ラインに迫ります。

マクロス7側は、精鋭部隊ダイヤモンドフォースらバルキリー隊を出撃させます。正体不明の部隊は一次防衛ラインを突破し、マクロス7側の部隊との戦闘が始まります。正体不明の部隊の機体は、バルキリーと同様の可変機構を持つ機体でした。バトロイド形態に変形し、統合軍のパイロットに不気味な光線を照射して、その精気を奪ってゆきます。

この光景には、豊富な知識をもつエキセドル・フォルモさえ驚愕するのですが、未知の事象で驚いているのか、過去にゼントラーディ軍が歯が立たなかった相手の再登場に恐怖していたのか?

シティ7のコンサート会場にも、戦闘の影響が現れます。天井のシェルがブラックアウトし、攻撃による爆風が会場を吹き抜けます。戦闘が始まったことを知ったバサラは、バルキリーで宇宙空間に飛び出すが武装を使用する訳でもなく、ひたすら歌います。

弾丸の代わりにスピーカーを相手機体に打ち込んで、強制的に歌をきかせていきます。エキセドルはリン・ミンメイの真似と訝り、バルキリーパイロットたちからは戦闘の邪魔と罵られます。しかし、結果としては彼の歌を聴いたことで敵は退却したのでした。