いまさら マクロス プラス 第3巻

第3巻です。

生命維持装置の中で目覚めたイサムは、その傍らにミュンの姿を認めるのでした。心配するミュンをよそに、彼は傷の癒えない体のまま病室から抜け出していきます。

競合試作テストにおいて、イサムのYF-19へ実弾射撃を行ったガルドは、査問委員会で厳しい追及に晒されていました。自分の落ち度はなくあくまで事故であると証言するガルドでしたが、数々の状況証拠は次第に彼を不利な立場へと追い詰めていきます。ミラード大佐の、ガルドが故意に相手を怪我させるようなパイロットではないとの擁護を受け、プロジェクトの監督役であるゴメス将軍は、あくまで不慮事故であったととして意外にも問題を棚上げするような甘い裁定を下すのでした。

それは地球でヒギンズ総司令による指揮のもと、秘密裏に開発された無人戦闘機・ゴーストX-9の完成を踏まえ、スーパー・ノヴァ計画の中止を見込んでのものでした。将軍の下した甘い裁定が腑に落ちないガルドにミラード大佐は、有人戦闘機とそのパイロットの必要性について説いていくのでした。

イサムが病室から姿を消したことにヤンたちが気が付いた頃、イサムはミュンを伴って森林地帯に来ていました。そこで、ミュンは昔から変わらないイサムの奔放な行動に呆れてしまいます。イサムは歌うことを止め、シャロンのプロデューサーをしている今のミュンを彼女らしくないと指摘した。まっすぐなイサムの言葉に、ミュンは大きき揺さぶられるのでした。

姿を消したイサムの安否を気遣うヤンとルーシーに、ガルドはイサムが逃げたのだと挑発しますが、そんなガルドにルーシーが反発し、「卑劣な手を講じたあんたには何も手に入らない」と言い放つのでした。

病院に戻ったイサムとミュンを見たガルドは、イサムに殴り掛かります。ミュン、ヤン、ルーシーの前で激しく争う二人に、ミュンは自身が黒子としてシャロンを演じていることを明かし、胸の内を吐露していきます。イサムらとの再会が、夢を捨てた自分にとって辛いものだったと言い含め、ミュンは。雨が降りしきる中、一人で仕事場へと戻ります。そこで彼女は、統合本部からの要請により記念式典でコンサートを開催することと、シャロンの人工知能が完成したことを知らされるのでした。

「お前には何も守れやしない。何も超えられやしない。」というガルドの言葉に苛立つイサムは、傷の癒えない体を押して、鬱憤をぶつけるかのようにムチャなシミュレーションを繰り返します。ヤンは突如姿を現したシャロンの感情プラグラムを調べるため、ハッキングをしかけ、画面いっぱいに表示された「ISAMU」という文字から、シャロンの歪んだ自我の片鱗を目の当たりにするのでした。地球へ向かうミュンの見送りに訪れたガルドは、ずっとそばにいてほしいと告白し、自身のお守りを預ける。だが、ミュンは答えを返せないままエデンを後にするのでした。

順調に進められていた競合試作テストは、突如としてミラード大佐からプロジェクトの中止を言い渡された。それは、地球で進められていた無人戦闘機・ゴーストX-9の完成により、スーパー・ノヴァ計画が不要と判断されたためでした。プロジェクトの中止を不服とするイサムは、軍の記念式典で披露されるゴーストX-9にせめて一矢報いようと、ヤンと共にYF-19で地球へのフォールドを慣行します。そして、彼らの追撃命令を受けたガルドのYF-21がそれを追います。

一方、記念式典でコンサートを催すために地球を訪れていたミュンは、狂気に囚われたマージの暴走により自我を手に入れたシャロンと対面することになるのでした。シャロンのコントロールルームに閉じ込められてしまったミュンの前に現れたシャロンは、自身がミュンの感情から生まれたことを語り、彼女の本心を暴いていく。

「ガルドが好き。でもイサムはもっと好き」と・・・。