いまさら 超時空要塞マクロス ゼロ デストロイドたち

超時空要塞マクロス ゼロは、統合戦争終盤における統合軍と反統合同盟の「鳥の人」争奪戦を描いたものです。

人類史上初(もちろんマクロスの世界においてですが)の可変戦闘機同士の戦闘がメインでした。どちらの陣営もASS-1(後にSDF-1マクロス)から得たテクノロジーを用いて実用化に至るのですが、ノーラの「しょせん俺たちから盗んだ可変システムじゃないか」のセリフから察するに、可変戦闘機の開発は反統合同盟側が先行していたようです。

SV-51やVF-0も素晴らしいのですが、デストロイドたちも興味深いものがあります。ADR-03Mk3シャイアンはマクロスゼロにおいて代表的なデストロイドですね。その用途は、近接対空戦闘です。空母アスカの艦橋周辺に設置された専用台座に据え付けられて運用されます。両腕にあたる部分にガトリング機関砲を装備しています。また、肩から先をミサイルランチャーに換装することもできますので、ディフェンダーとファランクスの中間的な存在でしょう。また、「一部の換装で異なる任務に従事できる機体」という設計思想はこのころからあったようです。

カットは、第3話中に現れた、両腕部にミサイルランチャーを装備するタイプです。両腕がランチャーのもの戦闘シーンは、このカットのみです。一回ぶっ放すと補給を受けるまで役に立ちそうにありませんけど。

敵の動向により台座からの射界が十分とれない場合、台座を飛び出して戦闘を続けることもできます。その時、足に取り付けられている車輪(ローラー)で走行するのですが、その姿からは○トムズのアーマードトルーパーなんかを連想してしまうのです。

動力はガスタービンエンジンもしくは燃料電池(艦載型)です。艦載型の場合、専用台座に備え付けられたケーブルで給電およびデータリンクを行います。本編では、空母アスカを襲撃するSV-51の部隊を要撃したり、マヤン島を襲撃した反統合同盟のオクトスを迎え撃ったりと活躍していました。

反統合同盟軍のデストロイドといえばオクトスです。水中航行時の流線形のボディが、上陸時には4脚歩行メカに変形します。4脚時には腕に該当する部分がありませんので、陸上での格闘戦は不向きです。それでもマヤン島の戦闘では駐留していたシャイアン部隊を撃退し、主要地域の占拠と要人の確保に貢献しました。

統合戦争の後、水中戦の描写がありませんのでオクトスのような水陸両用のデストロイドの後継は見当たりません。一方、統合軍側の03系列のデストロイドは、その後04系に発展していきます。