いまさら マクロス7 第4話 「バンパイアソルジャー」

第4話 「バンパイアソルジャー」です。今回は、ゲペルニッチがシティ7に潜入させた、スピリチア回収を行う工作員(バンパイア)たちによる恐怖を描いたお話です。

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その日の夜は、Fire Bomberによる野外ステージのライブが行われていましたが、会場のすぐそばの路地で、帰宅中のの女性が何者かに襲われたのでした。更に自宅にてFire Bomberの曲を聴きながらくつろぐ女性たちも、何者かに襲われます。翌朝、バサラらのアパートに集ったFire Bomberの一同は、新聞やテレビをにぎわす連続女性襲撃事件を話題にしていました。ミレーヌは、襲撃者が「バンパイア(吸血鬼)」かもしれないと面白がります。「バンパイアなんていない」と、事件に興味を見せなかったバサラでしたが、被害者の一人がライブ会場そばで襲われたことを知り、憤るのでした。

軍医のDr.千葉は、診察からバンパイアに襲われた被害者たちと敵軍の攻撃で虚脱状態にさえれたパイロットが同じ状態だと結論付けます。この報告を受けたマックス艦長は、敵兵士がシティ7内に潜入したことを悟り、この失態をなじるミリア市長にパトロールの強化など、可能な限りの対策を約束するのでした。ミレーヌを心配するマックスは、立ち去ろうとするミリアを呼びとめます。「まだ・・・なにか?」と冷たく答えるミリアに、「ミレーヌのことだが・・・変なバンドに入って、コンサートかなんかで帰りは遅いんだろ?くれぐれも注意する様に」と注意を促しますが、軽く流されてしまうのでした。一方、敵軍の旗艦において工作員(バンパイア)による作戦が順調に進んでいることを確認した司令官ゲペルニッチは、次の段階へ作戦を進める指示を出すのでした。
その夜もライブのあったFire Bomber一同は、ライブ終了後、裏口から帰路につきます。しかし、ミレーヌとバサラは、とある曲のテンポを巡って軽く言い合いとなってしまいます。レイは二人を取り成し、ミレーヌに危ないからバサラに家まで送ってもらうよう勧めますが、ミレーヌはそれを断り一人で帰ってしまいました。

帰路、ミレーヌは、市長の命令で彼女の護衛に来たマイケルと部下たちに捕まってしまいます。母親の過保護を嫌うミレーヌは、民家の生垣の陰に隠れ、追ってくるマイケルたちをやり過ごそうとしました。マイケルたちをやり過ごし、一息つくミレーヌがふと振り返ると、そこには顔をゴーグルで覆った怪しい男が、まさに襲い掛かろうとしていました。
体がすくむミレーヌ。そこへミレーヌの後を付ける怪しい人影追っていたバサラが現れ、ミレーヌの手を引き走り出します。

二人は表通りに出ましたが、周囲の路地からゴーグルを付けた男たちが湧き出て、二人を追いかけ続けます。そして、ビル街でとうとう二人は男たちに囲まれてしまいました。ちょうどそこに、マイケルたちが現れ、ミレーヌを守るため駆け寄ってきます。しかし、バンパイアの一人がゴーグルから光線を放ちボディガードの一人の顔に命中させると、その精気を奪っていくのでした。
マイケルらが男たちの相手をしている隙に、バサラとミレーヌは下水道に逃げ込みます。ミレーヌは、自分を心配して来てくれたのかと尋ねたが、バサラは「ガキの一人歩きは危ないから」「グババも心配だった」とはぐらかす。下水道内で二人はマイケルらと再会しますが、バンパイアたちも姿を現します。ミレーヌのことをバサラに託したマイケルは、バンパイアに立ち向かいます。逃げるミレーヌは転倒して足をくじいてしまいます。バサラはポケットに入れていたバンダナでミレーヌの足を固定して応急処置をするのでした。素直に助けを求めればと口にするバサラに、ミレーヌは「家を出た以上は助けを求められない」と言う。彼女の自立への決意を聞いたバサラは、感心したように微笑むのでした。
やがて敵部隊がマクロス7近辺に姿を現し、シティ7内に警報が鳴り響きます。サイレンに気を取られたバサラらの眼前にバンパイアが現れ、光線を放ちます。とっさにミレーヌをかばったバサラは、腕に光線を受けてしまいましたが、当たり所が良かったのか、精気は吸われず、バンパイアを突き飛ばして先へ進むのでした。

マクロス7に迫る敵部隊と熾烈な戦いを繰り広げるガムリン・木崎らダイアモンドフォース。そこへバサラのバルキリーが姿を現します。照準に割り込むバサラ機によって、ガムリンは射撃の機会を度々逃してしまいます。激昂したガムリンは隊長へバサラ機への攻撃許可を求めますが却下されてしまいます。他方、突撃を慣行しようとしたギギルは、工作員が収集したサンプルの回収をゲペルニッチに命じられ、憤慨しつつも部下と共にシティ7に接近して工作員が射出したサンプルを回収して去っていきます。またも自分の歌が敵に届かなかったバサラは、不満げにその後ろ姿を見送るのでした。

バサラがアパートに戻ると、レイがミレーヌを家まで送っていくところだった。「グババが心配だから」とはぐらかしつつ、バサラもミレーヌらに同行を申し出るのでした。

いまさら マクロス7 第3話 「ファイアースクランブル」

第3話 「ファイアースクランブル」

冒頭これまで2回の演奏の結果に悩むバサラです。バトロイド形態の彼専用VF-19の肩に佇み、自分に不足しているものを自問してる姿は絵になります。が、彼は出撃後にバルキリーの整備をしているのでしょうか?Fire Bomberは、新人バンドの登竜門とされる一大ライブ「スーパーノヴァ」へ出場しますが、なんと演出でしょうか!会場にVF-19を持ち込んでいました。本当に整備はいつするの?

このイベントへの参加を巡って、メジャーを目指すミレーヌと自分の歌を求めるバサラとスタンスの違いが描かれています。もう一つ、会場に向かう途中でおきたバサラ・ミレーヌと観客との間のイザコザで、「お前のせいでなぐっちまったじゃねえか!」「歌を聴かせて感動させなきゃなんねのに!」と語るところでもバサラの主義が伺えます。

また今話では、正体不明な敵の襲撃への対応を巡ってマックス艦長とミリア市長は公開討論会の最中に対立→口喧嘩を演じてしまい、アナウンサーに「二人は私生活でも対立し、離婚しているのか」と訊ねられてしまう体たらく。レイの運転するバンから大型ビジョンに映し出された両親の険悪な雰囲気下の舌戦を見て、娘のミレーヌは「パパもママも相変わらずね・・・」

「スーパーノヴァ」でのFire Bomberの演奏が始まると、マクロス7の上方に正体不明の敵が出現し、戦闘がはじまります。当然のようにバルキリーに乗り込んで戦場に向かうバサラ。その姿を会場のモニターで見守る観客たちとアキコ、迷惑そうに自機のコクピットから眺めるガムリンやギギル。それぞれの想いとともに、唄い続けるバサラを見ているのでした。

戦闘は、少数部隊のシティ7への潜入を見届けた敵本隊の撤退で終了です。今回もバサラの歌は敵に感動を与えませんでした。でもコンサート会場の観客たちには届いたようです。

今話もバサラは、軍のVF-11が堕とされているいる中、敵の攻撃を躱して唄い続けました。コンサート前の喧嘩においても一発ももらわなかったことから、バサラは運動神経がよいのですね。運動性能に秀でているVF-19に乗っているのも納得です。

 

いまさら マクロス7 第2話「スピリチアレベル」

主人公の熱気バサラが住んでいる居住区「アクショ」は、マクロス7に船団登録をしていない移民船が強引にシティ7にドッキングしたことで誕生した”公的には存在しない”区画となっています。となると、内部の気温やエネルギー供給はどうなっているのでしょう?フォールド航法は周囲の空間ごと移動させるから、適当に繋いでおけばいいのでしょう。

第2話導入部の終り辺りでアクショの外観が出ますが、さて、シティのどのあたりなのでしょう?

第2話 「スピリチアレベル」です。第1話の戦闘で虚脱状態となった人は、軍の病院で家族と対面をしていました。Dr.千葉の説明によると”患者の身体的には異常はないが、生きる気力が失われていて、治療方法も見つからない”状況でした。謎の敵・謎の武器と謎ばかりです。

艦体司令のマックスと面会するレイ・ラブロックも謎です。一介のミュージシャンが船団司令と面会できませんよ?普通。

他方、ミレーヌは、ミリア・ファリーナ・ジーナス市長と秘書のマイケルに追われて、バサラの部屋に潜り込む。バサラの部屋を訪ねてきたミリアたちに対してバサラの「家庭内のごたごたは家庭内で解決してくれよ」はいいですね。職場で愚痴る輩に言ってやりたいですね。帰り際のミリアの「勝手な暮らしは許さない」と声をかけての引き際は親子喧嘩の常套句ですね。

ミレーヌとバサラのやり取りで、2人の価値観・考え方がぶつかります。バルキリーで出撃しようとするバサラをミレーヌは「お客さん放っぽらかすの?」と叱責します。「いったい歌を何だと思っているの」と尋ねるミレーヌに、バサラは、「歌は熱いハートを叩きつけることだ」と言い切るのでした。見送るレイの言葉も今後を示す意味深なものですね。

マックス司令は敵部隊の襲来を受け、バルキリー隊が迎撃に向かわせると共に探査装置を発射し、敵の正体を突き止めようとします。探査装置から送られてくる情報に触れて、エキセドル参謀の”そんなことはあり得ない”と打ち消す態度も謎を深めていきます。

バサラが軍の作戦を邪魔しても逮捕・拘束されないことも謎です。1話・2話とも謎が増えている回ですが、そのなかでミリアが強引にミレーヌのお見合い話を進めていることが明らかになりました。マクロスシリーズの基本である三角関係は健在でした。

いまさら マクロス7 第1話 スピーカーポッド

超時空要塞マクロスの続編になる作品です。当時、マクロス7を見た感想は、「・・・なんで歌っているのだろう」です。OPのVF-19のCGは綺麗なのに戦闘シーンは自分の中では今一つかな?と思っていました。

そして、マクロスシリーズもFからΔ(デルタ)となりました。ΔのTV放映を見終わったとき、気がつきました。

  • 敵は人類?それとも異星人?敵はプロトカルチャーの末裔たちとは限らない
  • 異星人(異文化)に反応兵器(Fなら次元兵器)は決定的な損害を与えるものになるのか?
  • 異星人とコミュニケーションをとる方法はあるのか?

もしかしてマクロス7ではこれらのことを表現しようしていたの?と思ったのでした。プロトカルチャーを始祖としない(人類とまったく違う)生命体と遭遇したらどうするのか、という視点でみたら深い作品に思えてくるのでした。

マクロス7 第1話「スピーカーポッド」です。

舞台は超長距離移民船団マクロス7が地球を出発してから7年後の西暦2045年。戦闘艦が牽引する大型居住エリア・シティ7の一角で、人気バンドFire Bomberの屋外コンサートが開かれようとしていました。しかし、肝心のボーカル兼ギターメンバーの熱気バサラが姿を見せません。この状況に新メンバーの少女ミレーヌは不満そうです。そして、屋外ステージから離れた小高い丘の上では、ミレーヌの父親であるマックス(マクシミリアン・ジーナス。50歳くらいのはずだが、とても若く見えます)が、複雑な表情で部隊の上のミレーヌを見て呟くのでした。「こんなことをさせるためにピアノを習わせたわけではないんだが・・」。

実は、バサラは会場の上方の天井の梁にぶら下がっていました。仲間たちの前奏が聞こえてきたとことで、パラシュート降下で派手に現れたら、マイペースで熱いシャウトを飛ばしていきます。コンサートも盛り上がります。

そんな中、マクロス7の周辺に謎の部隊が出現していました。その連絡を受けたマックスは、バトル7(シティ7の先端に連結された戦闘艦)のブリッジに戻ります。艦橋オペレータの女性スタッフたちから状況報告を受ける間にも、正体不明の部隊は、第一次防衛ラインに迫ります。

マクロス7側は、精鋭部隊ダイヤモンドフォースらバルキリー隊を出撃させます。正体不明の部隊は一次防衛ラインを突破し、マクロス7側の部隊との戦闘が始まります。正体不明の部隊の機体は、バルキリーと同様の可変機構を持つ機体でした。バトロイド形態に変形し、統合軍のパイロットに不気味な光線を照射して、その精気を奪ってゆきます。

この光景には、豊富な知識をもつエキセドル・フォルモさえ驚愕するのですが、未知の事象で驚いているのか、過去にゼントラーディ軍が歯が立たなかった相手の再登場に恐怖していたのか?

シティ7のコンサート会場にも、戦闘の影響が現れます。天井のシェルがブラックアウトし、攻撃による爆風が会場を吹き抜けます。戦闘が始まったことを知ったバサラは、バルキリーで宇宙空間に飛び出すが武装を使用する訳でもなく、ひたすら歌います。

弾丸の代わりにスピーカーを相手機体に打ち込んで、強制的に歌をきかせていきます。エキセドルはリン・ミンメイの真似と訝り、バルキリーパイロットたちからは戦闘の邪魔と罵られます。しかし、結果としては彼の歌を聴いたことで敵は退却したのでした。

 

 

いまさら マクロス プラス 背景

「マクロス プラス」は、テレビで放映された「超時空要塞マクロス」と「マクロス 7」の間のエピソードを取り上げた作品ですね。次期VFシリーズ開発競争と、昔の友人関係と恋愛関係を絡めたストーリが展開されました。

地球人類とゼントラーディ軍との「第一次星間大戦」とカムジンらゼントラーディ軍の残党による叛乱が終結した2012年に、新統合政府は、再度の異星人艦隊との戦闘による人類滅亡を防ぐため、他星系への人類の拡散のための移民を目指した人類播種計画を進めました。これは、大規模で銀河系の各地を目指す長距離移民でした。これとは別に、将来起こるであろう人口増加と地球上の資源の不足に対応するための近距離移民です。

マクロスプラスの舞台となるのは、2013年にSDF-5 メガロード4船団にて発見された太陽系から11.7光年離れたグルームブリッジ恒星系の惑星エデンです。惑星の開発には、先住生物との共存・調和に細心の注意が払われたようで、翼竜のような巨大竜鳥やアップル・ツリーなどが画面内で多数見られました。

そんな自然と開発が調和した惑星エデンに設けられた新統合軍のニューエドワーズ基地が舞台です。ニューエドワーズ基地は統合軍の大型軍事施設で、テストフライトセンターとも呼ばれる新型機の開発の中心的な役割を担っている施設でした。2040年、スーパーノヴァ計画で開発が進められていたYF-19とYF-21は各種試験評価を受けていたのでした。それぞれの機体のテストパイロットは奇遇にも幼馴染の二人、イサム・ダイソンとガルド・ゴア・ボーマンでした。

幼馴染でライバル関係にある二人のところに、もう一人の幼馴染で女性のミュン・ファン・ローンが人気ヴァーチャル歌手のプロデューサとして現れました。

試作機開発とヴァーチャル歌手の秘密がストーリを引張ます。

 

いまさら 超時空要塞マクロス メカ編 リガード 3

今回はリガードの防御力他を見ていきたいと思います。

「安価な量産兵器」という扱いですから、本編内でも多数のリガードが破壊されています。その構造体の厚みがわかるシーンがあります。

上図は、劇場版「愛・おぼえていますか」の冒頭の戦闘シーンでマックスのバルキリーに破壊されるリガードです。右の図で構造体の断面を見ることが出来ます。図から推測すると厚いところで10cm程度、薄いところでは数cmでしょう。

その防御力は、至近でバルキリーの55mm砲を受けて多数が貫通しています。宇宙での戦闘でも、一発のミサイルやバルキリーの機銃の一連射で破壊されるシーンが多数あります。装甲強度は、「非装甲の歩兵よりはまし」程度だと考えられます。

装甲の他にも弱点は多数あるようです。スパルタンに足部を破壊され、転倒した際に誘爆したり・・・・、

脚の付け根を破壊されると行動不能になってしまう弱点もありました。

次の機動力を見てみましょう。市街地を滑走しているGERWALKを後方から近付いて撃破すシーンがあります。他のシーンからみて、地上での機動力はGERWALK並みというところでしょうか。もちろん、空を飛ぶことはできませんが。

宇宙での戦闘では、バルキリーと同等の速度で飛び回っていました。

こうしてみると、50万周期もモデルチェンジなしで使われるベストセラー兵器であるリガードは、それなりの火力と機動力を提供しますが、防御力はそこそこの兵器であることがわかりました。

「コストに見合う」というのは、人種を超えた価値観なんですね。

 

 

 

いまさら 超時空要塞マクロス メカ編 リガード 2

マクロスの魅力の一つであるゼントラーディ軍を代表する戦闘兵器リガードです。今回は武装について見ていきたいと思います。開発の経緯に関する資料はなく、既に50万周期の昔に改良作業も終了しているとされているリガードですが、その簡易な構造で大量生産に向き、故障も少ない機械です。まるで、M4シャーマンかT-34のような機械です。そのリガードの主兵装は、マクロスクロニクルによれば次の通りです。

主兵装の中口径荷電粒子ビーム砲は、安価な構造故、十分な威力が得られなかったとされていますが、劇中においては、地球側兵器に対して十分な戦果を挙げています。

まずは、対バルキリー戦です。宇宙空間における空戦で主兵装の中口径荷電粒子ビーム砲で多くのバルキリーを撃墜破しています。

わかりずらいですが、左側の図の右上に破壊されたバルキリーが映っています。また、右側の図の中央部ではすれ違いざまの攻撃を加えたリガードと被弾・炎上するバルキリーが確認できます。

この映像では、数に任せた集団による一撃離脱戦法をとるリガードに撃墜されたバルキリーです。多数機の斉射によるビームの弾幕は、バルキリー隊を苦しめています。

次に、対デストロイド戦の記録を見ていきましょう。画面左やや上のリガードの攻撃が、射撃中のモンスターに命中したところです(図左)。この一撃は、モンスターの主砲を破壊し誘爆を起こします(図右)。

次に、スパルタンとの戦闘です。高さの優位を生かした上方からの一撃で見事にスパルタンを撃破しています。

他の標準兵装の使用例です。下部の小口径レーザー対地機銃を打ちながら突撃するリガードです。

さすが、巨人兵に対する兵器だけあって、スパルタンを破壊しています。

次に、オプション兵器の小型ミサイルの効果を見てみましょう。

ここでも、多数のミサイルによる弾幕でバルキリーを撃破しています。

変わったところでは、巨体を生かした蹴りでバトロイドを倒すこともありました。

相手は破壊するまでには至りませんでしたが、リガードらしい攻撃ですね。

映像の中では、バルキリーの活躍の陰に隠れて、どちらかというと「やられメカ」のイメージが強いリガードですが、映像を精査するとその戦闘力の高さが浮かび上がるのでした。

いまさら 超時空要塞マクロス ゼロ デストロイドたち

超時空要塞マクロス ゼロは、統合戦争終盤における統合軍と反統合同盟の「鳥の人」争奪戦を描いたものです。

人類史上初(もちろんマクロスの世界においてですが)の可変戦闘機同士の戦闘がメインでした。どちらの陣営もASS-1(後にSDF-1マクロス)から得たテクノロジーを用いて実用化に至るのですが、ノーラの「しょせん俺たちから盗んだ可変システムじゃないか」のセリフから察するに、可変戦闘機の開発は反統合同盟側が先行していたようです。

SV-51やVF-0も素晴らしいのですが、デストロイドたちも興味深いものがあります。ADR-03Mk3シャイアンはマクロスゼロにおいて代表的なデストロイドですね。その用途は、近接対空戦闘です。空母アスカの艦橋周辺に設置された専用台座に据え付けられて運用されます。両腕にあたる部分にガトリング機関砲を装備しています。また、肩から先をミサイルランチャーに換装することもできますので、ディフェンダーとファランクスの中間的な存在でしょう。また、「一部の換装で異なる任務に従事できる機体」という設計思想はこのころからあったようです。

カットは、第3話中に現れた、両腕部にミサイルランチャーを装備するタイプです。両腕がランチャーのもの戦闘シーンは、このカットのみです。一回ぶっ放すと補給を受けるまで役に立ちそうにありませんけど。

敵の動向により台座からの射界が十分とれない場合、台座を飛び出して戦闘を続けることもできます。その時、足に取り付けられている車輪(ローラー)で走行するのですが、その姿からは○トムズのアーマードトルーパーなんかを連想してしまうのです。

動力はガスタービンエンジンもしくは燃料電池(艦載型)です。艦載型の場合、専用台座に備え付けられたケーブルで給電およびデータリンクを行います。本編では、空母アスカを襲撃するSV-51の部隊を要撃したり、マヤン島を襲撃した反統合同盟のオクトスを迎え撃ったりと活躍していました。

反統合同盟軍のデストロイドといえばオクトスです。水中航行時の流線形のボディが、上陸時には4脚歩行メカに変形します。4脚時には腕に該当する部分がありませんので、陸上での格闘戦は不向きです。それでもマヤン島の戦闘では駐留していたシャイアン部隊を撃退し、主要地域の占拠と要人の確保に貢献しました。

統合戦争の後、水中戦の描写がありませんのでオクトスのような水陸両用のデストロイドの後継は見当たりません。一方、統合軍側の03系列のデストロイドは、その後04系に発展していきます。

 

いまさら 超時空要塞マクロス リガード ODE 歩行 3

ODEを使った歩行シミュレーションの続きです。

自己流ではらちが明かないので、一度基本の立ち返ることにしました。近くの図書館で見つけた本が、「受動歩行ロボットのすすめ」です。

大学の先生が書かれているので、難しい数式の本と思って開いてみたら、意外にも工作の実例が多数紹介されていました。本来なら理論の理解も大切なのでしょうが、ODEによるシミュレーションと割り切って、工作例を参考にODEのモデルを、本の33ページに載っているRW-P02を参考に作成しました。

足に相当する部分は、円筒の集合でモデル化しました。円筒なら地面と線接触になり、足の振り上げ下げ時に生じるトルクに対抗できます。地面の傾斜は5度です。

Animation

pythonのコードとデータをまとめたzipはこちらです。

Walk_20170801

解析開始時(時刻0)に横揺れを起こすための外力を除いて、外力を加えていません。おもちゃのような動きで坂を下っていきます。

ようやく満足できるシミュレーション結果が得られました。しかし、リガードといえば逆関節の脚による疾走です。次は、アニメのような歩行に挑戦していきたいと思います。