いまさら 超時空要塞マクロス デストロイド スパルタン

いまさらですが、デストロイドに注目してみたいと思います。まずは、スパルタンです。

すでにご存じかと思いますが、「デストロイド」は「超時空要塞マクロス」に登場する架空のロボット兵器です。デストロイドは陸上兵器がロボットに発展したと想定した場合のものです。設定資料によりますと、デストロイドの系譜はビガース社・クラウラー社が共同開発した04シリーズと、センチネンタル社・クランスマン社が共同開発した07シリーズがあることになっています。スパルタンはMBR-07-MK2ですので後者の系統です。画面では動きが速くてわからなかったのですが、資料集をよく見ると、股関節にあたる部分や足の形が04シリーズと異なることがわかります。

左はMk.Iで右がMk.IIですね。スパルタンは、近接格闘型デストロイドということで、異星人との肉弾戦を想定した歩兵的機体です。Mk.Iに対空火器を付加したのがMk.IIで、のちにMk.Iも全機この仕様に改装されました。
07系の駆動系は、高出力の反応動力炉1基で駆動します。副動力を除いて軽量化し、その分を装甲と運動性能の両立に用いています。背面にはロケットノズルを備え、機動性の向上に一役かっています。腰部の複雑な動力伝達系の故障と主機DT2000シリーズの開発遅延から、07系は本機のみですが、理想主義的な高性能はパイロットから評価されていました。これら07系の設計思想はセンチネンタル社が係わるバトロイドの開発にもフィードバックされました。

スパルタン最大の特徴は、格闘戦を主目的としていますので両腕の先端の手の部分が五指のマニピュレーターになっていることです。また、格闘戦用ということで、パイロットのシートベルトもハーネスタイプのがっちりしたものとなっています。(下図)

 

実際の格闘戦(16話)でも、ひとまわり大きい敵戦闘ポッドおよびバトルスーツ相手に大型のマニピュレータでリガードの脚部を破壊するなど健闘しています。戦後の統治下では、ゼントラーディ人不満分子の鎮圧活動における警察警備的な活躍での利用が目立ちます(第34話では主人公一条輝が搭乗する)。この際には専用の暴徒鎮圧用棍棒を使用しています。

劇中では戦闘ポッド相手に健闘している場面と、反対にこてんぱんにやられている場面(ヌージャデル・ガーに投げ飛ばされるシーン)とがあり、やはり戦果は操縦者の技量に依存するのでしょうね。

 

諸元
MBR-07-Mk.II スパルタン
分類 近接格闘型デストロイド
所属 地球統合軍
設計 センチネンタル社/クランスマン社
開発 センチネンタル社/クランスマン社
製造 センチネンタル社/クランスマン社
全高 11.31m(肩まで)
全備重量 29.4t
エンジン グゲンハイマー DT2004 熱核反応炉[8]
出力 3200SHP
武装 TZ-IV ガンクラスター×1
(レーザー砲、機関砲、火炎放射器など)
RQV-10 対空レーザー機銃×2
ビフォーズ12連発近接自己誘導ロケット弾ランチャー×2
CH2 typeD 格闘用クローハンド×2
乗員人数 1名