いまさら 超時空要塞マクロス 第36話(最終回) やさしさサヨナラ

第36話最終回となる「やさしさサヨナラ」です。反応炉エンジンの部品の強奪に成功し、カムジンたちは逃げ去っていきました。一条君とミンメイちゃんは、本編で3回目となる二人きりの夜を迎えます。早瀬さんといいミンメイちゃんといい、やはり主人公の一条君には強い女性運があるようですね。

クリスマスを終えたマクロスシティーは暗い冬の空です。そんな中、マクロスの展望台から一人空を見上げる早瀬さんは、軍を辞めることを考え思い悩んでいました。もちろん、原因は一条君とミンメイちゃんです。

その一条君も、ミンメイちゃんから軍を辞めるように迫られていました。「あなたが軍人を辞めてくれるなら、私、歌手を辞めてもいいわ。」とまで言ってもらっていました。そして、一条君とであった頃に戻りましょうと。この時に使われていたのが、「結婚式でもやりますか」のシーンです。つまるところこれは、ミンメイちゃんからの逆プロポーズなのでしょうか。

一方、エンジンの部品を手に入れたカムジンたちは、戦艦を一隻稼働状態に仕上げていました。そして昔のように戦場で暴れまくるために出発します。まずはマクロスを目標に進路を取ります。まあ、カムジンはマクロスにこだわりますね。あんなボロ船なんかほっといて行けばいいのにと思うのですが。

一人黄昏ている早瀬さんのところに、クローディアさんがグローバル総司令が呼んでいることを告げます。そして、早瀬さんの胸中を察して励まします。そんなクローディアさんに、早瀬さんは自身のコンプレックスを話すのでした。出頭した早瀬さんにグローバル総司令は新しい任務を依頼します。それは、新しい星間移民船の艦長でした。除隊を申請しようとする早瀬さんに、グローバル総司令は、「一条大尉が原因かね?」と突いてきます。「女性の士官が突然軍を辞めたいと言い出すときは、決まってそんなものさ」と年長者の貫禄を見せます。「文化を絶やさないためにも宇宙への移民を始めようと思う」という総司令の説得に早瀬さんの心は動かされるのでした。

一条君の方は相変わらず、決断できずに迷っています。そこに、宇宙移民艦の艦長を引き受けることを決意した早瀬さんが、お別れの挨拶にやってくるのでした。そして、一条君に自分の想いを自分の言葉で伝えるのでした。「一条君、あなたが好きです」と。そして、ミンメイちゃんにも「あなたも歌を大切に」とミンメイちゃんにも言葉を送るのでした。去りゆく早瀬さんを追いかけようとした一条君をミンメイちゃんが制止します。そして、まさにそのとき、カムジンたちの戦艦からのミサイル攻撃が始まるのでした。

市街がつぎつぎと破壊されいてくのを見て、早瀬さんと一条君は迎撃に向かおうとします。それをミンメイちゃんは、一条君の出撃を止めようとします。「どうして、そんなにまでして闘いにいくの?!」と。それに対し、早瀬さんは「ミンメイさん。あなたは一体誰のために歌を歌うの。」と問いかけます。そして「あなたの歌を愛してくれている人たちのためじゃなくて」「私たちが戦いに行くのもあなたが歌を歌うことと同じ理由なの」と続けます。それでもミンメイちゃんは「一人ぼっちにしないで」とすがります。それを振り切って一条君も出撃するのでした。

カムジンたちの戦艦は、マクロスを射程にとらえます。そして主砲の一撃をマクロスに放ちます。

それは、マクロス右舷中央部に命中。現司令センター区画を吹き飛ばします。市民の見ている中、ゆっくり後方へ倒れていくマクロス。早瀬さんの安否を気遣いながらも、一条君のバルキリー隊は空戦ポッドとの乱戦へ突入していきます。早瀬さんの機転で司令センターのメンバーはブリッジへ急ぎます。そこにはクローディアさんとグローバル艦長が待っていました。

浮上したマクロスから放たれた一撃は見事カムジンたちの戦艦を捉えます。

最期を悟ったカムジンは、体当たり攻撃を仕掛けます。マクロス側も残ったデストロイドでありったけの火力を向けるのでした。このとき、またも謎のデストロイドが映っています。某誌で取り上げられていましたが改めて見ると確かにありました。

カムジンたちの命を懸けた攻撃で、マクロスは右腕となるダイダロスを引きちぎられ大破させられましたが、轟沈は免れました。そして、これによりゼントラーディ人による大規模な反乱も終結したのでした。

廃墟となった街で、早瀬さんと一条君の互いの無事を確かめあう姿を見たミンメイちゃんは自分の決意を告げます。「知らない街へ行ってみる。そこでもう一度歌ってみる。もう歌を辞めるなんて言わない」と。そしていつの日か本当の自分の歌が歌えるようになったら、早瀬さんの艦に乗せてくれるよう頼むのでした。

二人のもとを去っていくミンメイちゃんの姿は降る雪で隠されていきます。降りゆく雪は、肩を抱き合う早瀬さんと一条君も包んでいくのでした。